加頭順とは、特撮ドラマ『仮面ライダーW』の登場人物である。
演:コン・テユ
ミュージアムの後援組織『財団X』から派遣された白スーツのエージェント。
非常に丁寧で物腰柔らかだが、その実は慇懃無礼な性格。
しかし驚いたときに物を落とす以外はこれといった感情表現に欠け、表情の変化も乏しい。
ミュージアムの首領である園咲琉兵衛に協力する立場にありながら、組織から追われる立場となった園咲冴子を独自に匿い、手助けしている。
その理由を、「好きだから」という純粋な好意によるものが、冴子本人からは完全に本気にされなかった。
登場以降これといった目立つ行動はなかったが、ミュージアムが崩壊するとついに行動を起こす。
園咲若菜を拉致し、冴子を新たな首領として擁立し、世界規模でガイアインパクトを起こすことを目論む。
スポンサー特権として、ミュージアムの幹部にしか与えられないゴールドメモリやNEVERの不死身の肉体を手にしており、それらを駆使して翔太郎たちを叩きのめし、フィリップを精神的に追い詰める。
その後、前述の“好意”を知ってしまった上で、妹や弟のために立ち上がった冴子と決別。彼女を手に掛けてしまう。
そして来たる仮面ライダーWとの最終決戦にて敗北。最後には激情を露にし、消滅した。
どうやら、NEVERの大道克己とも何やら因縁があるようだが……
加頭が変身するドーパントで、本作の実質的なラスボス。ミュージアムからスポンサー特権で受け取ったゴールドメモリ「ユートピア・メモリ」を挿入する事で変身する。理想郷の記憶が内包されており、両側の人間が握手する様子を模した「U」が刻まれている。しかしよく見ると握手しているのは左手と右手で、自分1人だけが握手しているだけという構図になっている。これは一人だけの理想郷を指しているものと思われる。
第47話「残されたU/フィリップからの依頼」と第48話「残されたU/永遠の相棒」にて登場。一度崩壊したミュージアムを建て直すため園咲冴子を新たなトップとして立て、若菜を使ってガイアインパクトを引き起こそうと画策。それを妨害するためダブルやアクセルが立ちはだかるが、ここで加頭はユートピアメモリを使用。最後の強大な敵、ユートピア・ドーパントが姿を現した。
ラスボスだけあって、その強さは本物。重力を操作し、対象を宙に浮かせたり、あるいは引き離したり出来る。ユートピアに挑みかかったアクセルはこの能力で近づく事すら出来なかった。加頭自身も死者蘇生兵NEVERであり、トライアルの速度にすら付いていける反応速度、火炎や竜巻を扱う能力が付与されている。この絶望的な強さにより仮面ライダーアクセルとタブー・ドーパントを易々と撃破。
ユートピアの能力として人々の「希望」を吸収し、それを自分の力に変換することができる。その吸われた人間のほとんどはのっぺらぼうと化してしまう。若菜とフィリップは感覚が共有されており、フィリップに絶望感を与えて覚醒を促すべくフィリップの親しい人物を次々に襲って、希望を奪い去った。
なお、その姿はデザイナーが思い浮かべる理想郷のイメージから。
ちなみに、当初は加頭がラスボスになるという予定はなかったらしい。そしていざラスボスが加頭に決定すると、一番驚いたのは何を隠そう、演じるコン本人である。
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最終更新:2025/12/11(木) 22:00
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