北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆとは、1984~1987年にPCやファミリーコンピュータで発売された推理アドベンチャーゲームである。
「堀井雄二ミステリー三部作」の二作目。2005年に携帯アプリ版が出ている。
様々なハードで出ているが、ここでは特記がなければファミコン版について記述する。
シュン「では ちょっと みてきます。
東京湾晴海埠頭で男の水死体が発見された。
主人公(ボス)は部下の黒木とともに調査を進め、死んだ男が北海道から来たことを突き止めた。
北海道に渡り、北海道警の刑事・猿渡俊介(通称、シュン)を引き連れて事件の調査を始めるが、北海道で第二、第三の殺人事件が起こってしまう。
『ポートピア連続殺人事件』(以下ポートピア)に次いで作られたアドベンチャーゲームで、シナリオはポートピアと同じ堀井雄二、キャラクターデザインをファミコン通信で4コマ漫画「べーしっ君」の連載をしていた荒井清和、音楽を当時のファミコン通信のレビュアーであったゲヱセン上野こと、上野利幸が担当している。
システムはポートピアと同じ「コマンド選択形式」で、北海道を舞台に殺人事件の調査をしていく。
因みに「コマンド選択形式」が初めて実装されたのが、本作のPC版である。堀井は友人のさくまあきらが「コマンド入力は面倒」と意見した事から、この形式を考案。後にキーボードが存在しないFCでのコマンド入力を解決するために、FC版ポートピアでも実装された。
この発明は後の同ジャンルのゲームのみならず、国内RPGの元祖『ドラゴンクエスト』にも欠かせないシステムとして実装される事になる。
基本的にはゲームオーバーになることは無いのでコマンド総当りでクリアできそうだが、各所に特殊なフラグ立て(トランプに勝つ、捜査を中断するなど)を要求されることがあるので、それに気づかないと延々と同じ場所を回るハメになる。
前作のポートピア連続殺人事件と比べてグラフィック面や音楽面が大分良くなり、摩周湖や網走刑務所などの実在する観光地を舞台に繰り広げられるドラマティックなストーリーを評価する声は高い。
正直、そのまま刑事ドラマとかにしても違和感は無いと思われる。
ストーリーとは関係のない小ネタ的な要素がいくつか存在する。
ある場所を調べたりするとそれらの要素が出てくるが、中でも後半の和琴温泉に登場するめぐみのバスタオルを取る裏技が有名。
ファミコン版、携帯アプリ版、後期PC98版で可能だが、特にファミコン版は今の家庭用ゲームでは考えられないレベルの脱ぎっぷりである。
詳しくは関連動画を参照されたし。
その他、キャラクターデザイン担当の荒井清和が連載していた「べーしっ君」の登場人物が各所に登場する(ファミコン版のみ)。
シュン「みてのとおりの どうがですが・・・
シュン「ちょっと これをみてくれますか?
シュン「なにを ききますか?
![]() |
ネームレジスト | オホーツクに消ゆスレ#4 |
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事件現場 | オホーツクに消ゆスレ#7 |
シュン「ボス。また いつもの なんでも もらいたがる びょうきが はじまりましたね。
シュン「どこへ いきますか?
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最終更新:2025/12/11(木) 16:00
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