反出生主義(はんしゅっしょうしゅぎ)とは、「人が生まれることは負の現象しかもたらさない」という考え方である。
「生きることそのものが苦しみであるのでそもそも生まれてくるべきではない」、「この世に生まれる子供のことを思えば子を産むべきではない」といったような、人がこの世に生を受けることそのものを否定する厭世観的な考え方が反出生主義である。なお生まれることが子供にとってではなく道徳的に悪いとするなど細かな考え方の違いはある。
反出生主義のもとでは、子供(ときに反出生主義者本人)の意思にかかわらず一時の快楽(セックス)のために子供に人生という苦難を背負わせたということで親が非難される。
つまり反出生主義の支持者は、人生は苦しいことが多いし、幸福の多い人生だったとしても最後には死の苦しみを味わうことになるが、生まれないことによってこれらをすべて回避できるから、人は出生すべきではない、と考えているのである。
また、彼らの多くはこの考え方によって飢餓、環境問題、資源問題などを解決することができるとも考えている。アメリカの環境保護団体「VHEMT(自主的な人類絶滅運動)」は、反出生主義を掲げて人口を減らし、最終的に人類を絶滅へと導くことを是としている。
(ただしVHEMTは殺戮や自殺は否定している。彼らによれば、死亡率の上昇は出生率の上昇を招くため人口減少にはつながらないという。)
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最終更新:2025/12/15(月) 12:00
最終更新:2025/12/15(月) 11:00
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