古龍種とは、モンスターハンターシリーズに登場するモンスターの枠組みである。
『モンスターハンター2』より登場した新しい枠組み。
キリン、ラオシャンロン、ミラボレアスなど初代に登場したモンスターも2で古龍種として定義された。
研究が進んでいないなどの理由で飛竜種や牙獣種などの枠組みに分類できない、よく分からないモンスターがこの古龍種に分類される。そのため骨格も見た目も全く異なるモンスターが同じ古龍種に分類されるのだが、どのモンスターも「太古の昔より生き続けるほどの長大な寿命」、「他のモンスターとは比較にならないほどの実力」、「滅多に姿を現さない」という共通点を持つ。ある古龍種は存在するだけで嵐を巻き起こし、ある古龍種は獄炎を容易く操り、ある古龍種は完全に姿を消せる能力を持つなど、どの古龍種も能力こそ違えど何かしらの特殊能力を保持しており、自然界から超越した存在となっている。
後に研究が進むに従って「古龍の血と呼ばれる血液成分を含む」など、生物学的に古龍とそれ以外を分ける事が可能な特徴も発見されてきており、かつては古龍に匹敵する力を持ち古龍種に分類されていたが古龍ではないと改められたモンスターもいる。
強大な力故か、一度古龍種がフィールドに姿を現せば他のモンスターは恐れをなして姿を消してしまう(キリンのような例外もいるが)。滅多に姿を現さないため古龍種の研究は進んでおらず、何を食べているのか何処で生まれているのかさえ不明である。ただクシャルダオラについては比較的研究が進んでおり、風を操る能力は毒で一定時間無効化に出来るという研究結果が出ている。
古龍にとっては人間など「取るに足らない小さな生物」に過ぎず、よほど怒らせたりしない限りは古龍が自らの意思で人間の生活拠点を襲撃すると言った事は無いが、そのあまりに強すぎる力は存在するだけで脅威となる天災そのものであり、移動のために通りがかっただけで村が全滅すると言った事さえあり得る。ラオシャンロンやダラ・アマデュラなどの規格外の巨体を誇る超大型古龍などはその典型例である。
また特殊な例として、ドンドルマの街は古龍の縄張りに近い位置に存在しているからか、自発的に人間をわざわざ襲う事は少ない古龍が度々襲撃を仕掛けている。最近ではかなり大人しい方の気性であると言われていたオオナズチでさえもドンドルマの街を襲撃した事例が報告されている。
他にも古龍種とはモンスターの脅威性を語る上での一種の指標ともされ、イビルジョー、ラージャン、一部の希少種などは古龍級生物という事で周囲の環境に多大な破壊的影響を与える生物として恐れられている。一方でシェンガオレン、アカムトルム、ウカムルバス、ラヴィエンテなど戦闘能力や危険性こそ古龍に匹敵する超巨大モンスターであっても骨格や系統的な問題から古龍とはされていないものも存在する。
モンハンシリーズのラスボスを務めるモンスターの殆どが古龍種である事も、いかに古龍が強大かつ恐ろしい存在であるかを物語っている。
また小説や漫画などモンハンを題材にしたメディア作品において古龍種とは“人間ではまず勝つ事が出来ない本物のモンスター”として扱われていたりする。
ゲーム内でもNPCのセリフなどの世界観上では明確に討伐が完遂された古龍は殆どいないことになっており、撃退がやっとであるか、討伐したと思っても後で復活してしまったなどの例が殆どである
| 名称 | 別称 | 初登場 | 特徴 |
| キリン | なし | MH | 一角獣のような姿を持ち、雷を操る。女性用の装備がエロいと有名。 |
| ラオシャンロン | 老山龍 | MH | 山のように巨大な龍。ただ歩いているだけでも人間にとっては脅威となる。 |
| ラオシャンロン亜種 | 岩山龍 | MHG | 文字通り岩山のような体色のラオシャンロンの亜種。 |
| ミラボレアス | 黒龍 | MH | かつて一国を滅ぼしたとされる暗黒龍。隠しモンスターとして扱われている。 |
| ミラボレアス【紅龍】 | 紅龍 | MHG | ミラボレアスが溶岩の力で変異したという形態。ミラバルカンとも呼ばれる。 |
| クシャルダオラ | 鋼龍 | MH2 | 鋼のような甲殻を持つ龍。風を自在に操り豪雨や猛吹雪を引き起こす。 |
| テオ・テスカトル | 炎王龍 | MH2 | 獅子の如き姿を持つ龍。粉塵を飛ばし、それを燃やして大爆発を発生させる。 |
| ナナ・テスカトリ | 炎妃龍 | MH2 | テスカト種の雌の個体。テスカトルとは対照的な青い身体が特徴。 |
| オオナズチ | 霞龍 | MH2 | カメレオンに似た姿の古龍。自身の姿を消す特殊能力を持つ。 |
| ヤマツカミ | 浮岳龍 | MH2 | 軟体動物のような姿の異形の怪物。凄まじい吸引力で獲物を飲み込む。 |
| ミラボレアス【祖龍】 | 祖龍 | MH2 | 全ての古龍の祖と謳われる白き龍。ミラルーツとも呼ばれる。 |
| 名称 | 別称 | 初登場 | 特徴 |
| ナバルデウス | 大海龍 | MH3 | 湾曲した長い角と白亜の身体が特徴の巨大海龍。 |
| ナバルデウス亜種 | 皇海龍 | MH3G | ナバルデウスがさらに長い年月を経て金色の身体を有するようになった個体。 |
| ジエン・モーラン | 峯山龍 | MH3 | 砂漠を泳ぐように走る巨大龍。前に突き出た二本の牙を持つ。 |
| ジエン・モーラン亜種 | 霊山龍 | MH3G | 背中に無数の結晶体を生やしたジエン・モーランの亜種。 |
| アルバトリオン | 煌黒龍 | MH3 | 火、氷、雷など様々な属性を使いこなす神をも恐れさせるという黒龍。 |
| グラン・ミラオス | 煉黒龍 | MH3G | 水陸両棲の異形の龍で、身体から火山の如く溶岩状の体液を吹き出す。 |
| アマツマガツチ | 嵐龍 | MHP3 | 常に凄まじい嵐を身に纏いながら空を飛翔する龍。 |
| 名称 | 別称 | 初登場 | 特徴 |
| キリン亜種 | なし | MH4 | 氷の力を制御するようになった黒いキリン。 |
| ダレン・モーラン | 豪山龍 | MH4 | ジエン・モーランと近い生態を持つ銛のような頭部を有する巨大龍。 |
| ゴア・マガラ | 黒蝕竜 | MH4 | 発見当初は分類不明であったが、後に古龍種と認定された。 |
| シャガルマガラ | 天廻龍 | MH4 | ゴア・マガラの成熟個体。特殊な粒子で周辺のモンスターを凶暴化させる。 |
| ダラ・アマデュラ | 蛇王龍 | MH4 | 400m以上の巨体を誇る超ド級古龍。無数の小型隕石を降らす能力を持つ。 |
| ダラ・アマデュラ亜種 | 蛇帝龍 | MH4G | 脱皮を遂げ身体の色がより神々しく変化したダラ・アマデュラの姿。 |
| ゴグマジオス | 巨戟龍 | MH4G | 身体から常に重油のような体液を分泌している不気味な姿の巨大龍。 |
| 名称 | 別称 | 初登場 | 特徴 |
| オストガロア | 骸龍 | MHX | 各所に大量のモンスターの骨を纏った頭足類に近い形態を持つ巨大な化物。 |
| 名称 | 別称 | 初登場 | 特徴 |
| ルコディオラ | 極龍 | MHF・F1 | 磁力を自由自在に操る事のできる古龍。 |
| シャンティエン | 天翔龍 | MHF-G1 | 特殊な粒子を放出して遥か高空を泳ぐように回遊する新種の古龍。 |
| レビディオラ | 雷極龍 | MHF-G2 | 磁力に加えて雷撃能力も発揮するようになったルコディオラの近縁種。 |
| ディスフィロア | 熾凍龍 | MHF-G2 | 燃え盛る炎と凍てつく氷の力を同時に操れる正体不明の巨大龍。 |
| イナガミ | 雅翁龍 | MHF-G5 | 竹林に潜み、竹を生やして相手を翻弄する狼のような古龍。 |
| ガルバダオラ | 金塵龍 | MHF-G5 | 金色の装甲とそこから生えた水晶体が特徴のクシャルダオラの変異種。 |
| ハルドメルグ | 司銀龍 | MHF-G7 | その身体を流体性の液体金属で覆っている白銀の龍。 |
| ヤマクライ | 浮峰龍 | MHF-G8 | ヤマツカミの原種と目される巨大生物。様々な元素や事象を操れる。 |
先述の通り古龍は存在自体が不可解であり、一般的な生物における基本的な生態すらも分かっていないものが多いが、中には一部だけでも生態が判明している古龍がいる。
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最終更新:2025/12/20(土) 09:00
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