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この項目に関する偏った(古い)情報がブログ等に出回っています。 話題にされる前に必ず記事をお読みください。
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アイドルマスター2に男性アイドルが出演したって、恋愛描写がなければいいという話じゃない
概要
可能性を生み出しただけでアウトなんだよ
これは2010年9月18日、東京ゲームショウ及びファミ通.com上で行われた
アイドルマスター2の新情報告知における(悪い意味で)衝撃的なニュースを受けた
総統閣下およびアイドルマスターの多くのファンからの悲痛な叫びである。
TGS会場およびファミ通.comでの公式発表において、アイドルマスター2の新情報がいくつか発表された。
しかしその内容がどれも従来のファンにとっては悲劇的なものであったため、大騒動(9・18事件)を巻き起こした。
その中でも今回最大の悲報は「リストラ小町」の件であるが、その悲しみはもはや前提の事として置いておいて、
ここでは次の悲報と言える、記事のタイトルとも関連する「イケメンアイドルユニット・ジュピターの追加」についての
解説を行っていく。
後の説明をスムーズに行うため、まず前作「アイドルマスター」についておさらいをしていく。
箇条書きにすると以下の通り:
- アイドルをほぼマンツーマンで育成していく、育成シミュレーションゲームである
- ユーザー層の殆どが男性の、いわゆるギャルゲー&萌えゲーである
- ゲーム性よりもキャラクター性が重要視される、いわゆるキャラゲーである
- 登場人物は3DCGで描かれた女性アイドル達、ユーザーの分身である一人称視点で姿の無いプロデューサー、
シルエットで描かれた脇役の3種類のみである
- アイドル以外の目に見える登場人物がシルエットしかないため、アイドルに意識が集中するように出来ている
- 元が短時間で遊ぶアーケードゲームであるため、主だったストーリーが存在しない
- 恋愛ゲームではないため、ユーザーはアイドルと二人三脚をするものの基本的に見守ることしかできない
- ストーリーや恋愛要素が希薄なため、逆に二次創作活動が活発に行われた
- 特にニコニコ動画での二次創作活動によって「御三家」と呼ばれる程の爆発的な人気を得ることとなった
次に「イケメンアイドルの追加」に含まれる問題点を説明する。
箇条書きにすると以下の通り:
- アイマスのユーザーの殆どは男性であり、そのうちの多くは男性アイドルに興味が無いこと
- リストラ小町の件を受けて、「女を4人リストラして男3人追加」とネガティブに受け取られたこと
- 従来は女性アイドル以外の登場人物がシルエット程度でしか登場しなかっただけに、女性アイドルのみに
意識を集中できたものが、男性アイドルの参加によってそれを乱されてしまうこと
- 従来は男性キャラがシルエット程度でしか存在しなかったため、登場人物に対して嫉妬心等の悪意が
芽生えることはなかったが、イケメンアイドルの登場によってそれを生む土壌が出来たこと
- 3DCGでありステージで舞い、ストーリーにも絡んでくる為、これでもかと言わんばかりに存在感があること
- 従来の作品からの目新しい追加点がジュピターの登場程度しか無く、余計に目立つこと
- 見た目や名前までホスト風であり遊び人的な印象を与えること、また完全なぽっと出のために愛着がないこと
- 萌えゲーを燃えゲーにするために投入された、意味不明な存在であること
- 純粋な憎まれ役として作られたため、アイドルマスターの世界に「憎しみ」という概念をもたらしたこと
- その割にラジオドラマ等で憎めない役を演じており、公式からして設定が曖昧で反感を買っていること
- 女性からは概ね好意的に受け止められているが、それもファン間の乖離・分裂を意味することに他ならないこと
- 媒体のXBOX360は女性ユーザー層が4%程度と公表されており、新規顧客獲得能力に疑問があること
- そもそも女性アイドルと男性アイドルでファン層が全く違うため、一緒くたにしても反感を買う可能性が高いこと
などである。
そして記事タイトルの元となった動画におけるTGSでの発表を受けた総統閣下の言葉を取り上げる。
動画上ではイケメンアイドルの追加以外にもリストラ小町等複数の問題点について言及されているが、
ここではイケメンアイドルの追加に関する言葉のみを取り上げていく。
閣下のお言葉に拠れば、
「アイドルの周辺にイケメンアイドルとか嫌な発想しか浮かんでこないだろうが!」
「現実でもアイドル同士の交際発覚でファンが阿鼻叫喚としているというのに!」
「仮想現実にまでそんなもん持ってくんじゃねーよ!」
「だったら別のゲームとして出せ!」
「冬コミ以降からは出始めるぞ、イケメンに犯されるアイドルの同人誌が!」
「勘弁してくれ!!寝取られ属性なんて無いぞ俺は!」
「きっとカプ厨も沸き始める、誰と誰がお似合いだとか始まるんだ」
「本編でちょっといい雰囲気にでもなってみろ!その流れが急加速するぞ!」
「描写がなければいいという話じゃない、可能性を生み出しただけでアウトなんだよ」
とある。
「可能性」とは「わずかな表現の存在」・「アレな想像の余地」・「動画やコラ等の素材」を意味している。
この声明で指摘されている点、および付随する問題点を説明していく。
箇条書きにすると以下の通り:
- 元々ニコニコ動画等での二次創作によって大人気を博してきたタイトルであるため、二次創作に与える影響を
軽視や無視することは決して出来ない問題であること
- 二次創作において従来男性の登場人物はユーザーの分身であるプロデューサー、シルエットのみのNPC、
作者の創作によるゲーム内に登場しないオリジナルキャラの3種類だけだっただけに、視聴者からの嫌悪の
対象とはならなかったが、ジュピターの存在がその対象となるため、結果騒動を生む原因となること
- カプ厨、とりわけ公式カプ厨にとっては直接的な恋愛描写が無くとも爪の先ほども仲良くなる描写があると
「公式カップル」として受け取られ、しかも非常に声が大きいため論争を巻き起こされかねないこと
- イケメンアイドルと女性アイドルとのカップリングやNTR表現等のある作品の登場は従来のファンに嫌悪感を
生ませ、二次創作への興味を失わせ、ひいてはアイマス自体の人気をも失わせかねないこと
- ニコニコ動画上での動画検索やランキングがジュピターで埋まるようになれば、コメント荒らしなどの発生が
予想され、男性ファンvs女性ファン、古参vs新参などのファン同士の分裂や対立を生む原因になること
- ファン同士で潰し合い、折角これまで築いてきた「御三家」と呼ばれる程のコミュニティが自壊してしまうこと
- 公式から「NTRを表現したいのではない」と話題になる前から予めアナウンスが用意されていたが、それは
裏を返すと公式側もファンがNTR的な解釈をすることを知っての上で展開を行っていたこと
などである。
先述の「イケメンアイドルの追加」に含まれる問題点と合わせて、大きな騒動となることが容易に予想された。
実際「リストラ小町」等の別の問題とも合わせて大騒動となり、旧来のファンは激しく落胆し、動画製作者は
モチベーションを大きく削がれ、ニコマス引退者が続出し、たったの一晩で「御三家陥落」をまことしやかに
囁かれる程の凋落を見せてしまった。
またamazon.co.jpのアイドルマスター2の紹介画像に公式への嫌がらせとして大量のNTRコラ画像が貼られ、
改善要望の書かれた☆1つの評価のレビューが次々投稿されるという事態にまで発展した。
すなわち当記事のタイトル「可能性を生み出しただけでアウトなんだよ」が意味するものは、
「可能性(火種)を生み出す」
↓
「大乱闘に発展」
↓
「アイマス終了のお知らせ」 = 「アウト」
ということである。つまり、
「騒動の原因を公式がお膳立てしたら駄目だろ」
というお話である。
そんな展開を発表されてしまったのでは閣下のお怒りもごもっともである。
おまけ
- 概要をお読みになっても今いちピンと来なかった方のために説明をさせていただきますと、
女性しか出てこない世界に男性を登場させることは現在のアイマス界界隈ではタブーと考えられています。
これはもう理屈ではなく感覚の問題になりますので、「それが何の問題なの?」
と思われる方にとっては共感や理解は困難なものであるとお考えください。
- 騒動の原因につながった他の問題点を挙げていきますと、
・今回のTGSでの発表が騒動の原因になるのは誰の目にも明らかであったことであり、製作陣だけが
それに気づけなかったことに「見立てが甘すぎる」「マーケティングがおかしい」等のバッシングが発生した
・今回の変更点は「ニコニコ動画を参考にした」と告知されたが、ユーザーへの責任転嫁として捉えられた
・TGS会場は騒然となったが責任者が説明責任を果たさず、ゲストの声優陣を置き去りにして姿を消したため
声優陣が狼狽する事態となり、「声優の盾」だとして非難を浴びた
・度重なる不祥事によって開発陣に対する不信感が募っている
などが挙げられています。
- 一応アイドルマスターDSにも男性アイドルは存在しますが、「男の娘」「主人公」「嫁がいる」「りっちゃんの従弟」
「番外編だから」といった理由から問題視されなませんでした。
- 一方ジュピターは概要中の説明に加えて「ナンバリングタイトルなのに」といった理由もあり問題視されています。
- ジュピターとはローマ神話におけるゼウスの異名であり、「次々に女性に手を出し孕ませた好色な神」として
広く知られているため、さらなる誤解を呼ぶ原因となっています。
- この発表を受けた海外の反応も、
・「ジュピターだと?なんで俺たちが、ステージで飛び跳ねるキ○タマを見なきゃならないんだ?」
・「女の子が欲しがるゲームを作りたいなら、Yaoi M@sterでもBoyband M@sterでも別に作ればいいんだ。
Yaoi M@sterとIdolM@sterを混ぜて喜ぶヤツがいると思ったのか?」
等、特に男性ファンからは辛辣なコメントが多かったようです。
※注意点※
現在公式より、
『一部の方による、出演声優様への「誹謗中傷の書き込み」等が、ネット上にて見受けられます。
出演者の皆様に、ご迷惑をお掛けするような行為は止めて頂けます様、何卒、お願い致します。』
というアナウンスがなされています。
確かに最悪のタイミングでラジオが公開されたのですが、こうした騒動は、騒動を懸念する当記事においても
望むことではありません。そもそもの元凶は騒動をお膳立てしたバンダイナムコゲームス公式です。
つまり責を負うべき相手は公式のみであり、それ以外への暴言等はお門違いということをご理解ください。
公式に踊らされて罵り合っていては格好がつかないということです。
特に声優陣への暴言等は、自らの行為の正当性を失い、「悪いのはユーザーのほう」として
結果公式側に正当性を与える隙となってしまいます。
「声優陣への非難はおやめください」と言いつつ自分は「声優の盾」を利用した、というダブスタに正当性を
与えないためにも、そのような行為は決して行なわないようお願いします。
開発陣への意思表示をのぞまれる方は、署名などにご参加ください。
現在、署名活動を実施中です。
http://www.shomei.tv/project-1606.html
http://www.shomei.tv/mobile/project.php?pid=1606(携帯用)
(期限:2010年12月18日迄)
投下された核地雷
別名「アイドルマスター葬式会場」…
大丈夫よ、私達にはまだドリームクラブがあるわ
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関連項目
- konozama
- アイドルマスター2
- バンダイナムコゲームス
- 9・18事件
- ジュピター(アイドルマスター)
- 跳ねキントリオ
- ネットペニス
- NTR
- カプ厨
- 誰得
- どうしてこうなった
- どんな判断だ
- そういうゲームじゃねえからこれ!
- 作者はウケると思ってたシリーズ
- 黒歴史
- 総統閣下シリーズ
- 署名(9.18事件)