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この記事は、映画のネタバレを含んでいます。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
名探偵コナン ゼロの執行人(ぜろのしっこうにん)とは、『劇場版名探偵コナン』の第22作にあたる映画である。略称は「ゼロシコ」。
概要
監督は劇場版15作から21作を担当した静野孔文から「モブサイコ100」などの立川譲へと変更、本シリーズ初参加となる。脚本は櫻井武晴。
主題歌は福山雅治の「零 -ZERO-」。2018年4月13日公開。興行収入は91.8億円と前作『から紅の恋歌』を大きく上回って歴代最高記録、2018年公開映画全体の興行収入でも「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」に次ぐ第2位を記録した。もともとのファミリー層人気に加え、シリーズ屈指の女性人気を誇る安室透をメインに置いた作品と言うこともあり、女性ファンを取り込んだことが功を奏している。
地上波では、2019年4月26日に日本テレビの金曜ロードショーにて初放送。最新作「紺青の拳」公開に合わせた放送となる。
あらすじ
東京サミット開催の地となる新施設「エッジ・オブ・オーシャン」。
サミットが開催される5月1日には、2万2千人もの警察官が出動するというこの超巨大施設で突如、大規模爆破事件が発生。
そこには、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織、通称「ゼロ」に所属する安室の影があった。
秘密裏に動く安室の行動に違和感を覚えたコナンだが、現場に残された指紋が毛利小五郎のものと一致してしまう。
これは何かの陰謀なのか、小五郎の逮捕を巡って敵対し始めるコナンと安室。果たして謎の存在・安室透は、敵なのか、味方なのか?
登場人物
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橘 境子(たちばな きょうこ)
- 公安事件専門の弁護士。以前は事務所を持っていたが、現在は「ケー弁」と呼ばれる自分の事務所を持たないフリーランスとして活動している。自ら小五郎の弁護を名乗り出るが、戦績は連敗続きでイマイチ頼りないところがある。
- 実は公安の民間協力者で、風見が担当。公安からの命令で羽場を自分の事務所に雇い入れ、いい感じの仲になっていたが、羽場が逮捕・自殺した事で事務所を閉めてしまった。そのため公安を恨んでおり、小五郎を有罪にしようとしていた。終盤、羽場が公安の協力者である事を知り、公安の協力者を辞めて去っていった。
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日下部 誠(くさかべ まこと)
- 東京地検公安部の検事。英理も名前を知っている程の敏腕検事。小五郎の事件を担当する。公安検察が公安警察の言いなりになっている現状を不服としており、独自に小五郎の容疑を調査する。
- 本作の犯人。自分の協力者であった羽場が公安警察の取り調べに耐えかねて自殺した事を恨み、公安警察への復讐のためIoTテロを引き起こした。しまいには無人探査機「はくちょう」のカプセルを警視庁に落とそうとするが、羽場に説得された事で逮捕された。一般への報道では公安的配慮により動機をすり替えられていた。
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岩井 紗世子(いわい さよこ)
- 東京地検公安部の統括検事。公安警察の言いなりで、日下部に小五郎を起訴するよう強要する。
- IoTテロを装って携帯を発火させられ、軽度の火傷を負う。
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羽場 二三一(はば ふみかず)
- 元司法修習生。裁判官を志望していたが、適正なしと判断された事を不服として騒動を起こしたため罷免された。その後、ある会社に忍び込んで盗みを行っていたところを逮捕されるが、拘留中に自殺してしまった。
- 実は司法修習生を罷免された後、日下部検事の協力者になっており、盗難事件を起こしたのも潜入捜査のためであった。取り調べ中にそれを知った安室によって死を偽装され、今度は公安警察の協力者となっていた。終盤、日下部を説得するために安室によって引き出された。
備考など
- カタカナの当て字がないのは本作で7作目であり、第19作『業火の向日葵』以来3年ぶりとなる。
- 安室透がメインとなる映画は第20作『純黒の悪夢』に続いて2回目。
- サンデーの紹介で「史上最大の事件発生」と記載されていたり、キービジュアルに衛星が登場していたりと今まで以上にスケールの大きいストーリーになることを強調している。事実、都内各所でのIoTテロというコナンシリーズでもっとも広範囲に及ぶ犯罪が描かれた。
- これまでの映画は土曜日公開だったが、金曜日公開は本作が初。くれぐれもお間違えのように。
- MX4D・4DX版『純黒の悪夢』で本編上映後に本作のスペシャルメッセージ映像が上映された。
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションにて、この映画の前日譚が描かれるリアル脱出ゲーム「名探偵コナン・ザ・エスケープ〜ゼロの序曲〜」が2018年1月19日から6月24日まで開催中。
- ゲスト声優として上戸彩と博多大吉が出演する。
- 興行収入は91.8億円というとんでもない数字となりもちろん歴代最高記録である。シリーズ6年連続興行収入最高記録となった。翌年には『紺青の拳』(93.7億円)に早々と最高記録を明け渡したものの、前作『から紅の恋歌』(68.9億円)からの増額はすさまじいものがある。
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関連項目
- 名探偵コナン
- 劇場版名探偵コナン
- 名探偵コナン 純黒の悪夢
- アニメ映画の一覧
- 福山雅治
外部リンク
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名探偵コナン 紺青の拳 |