夕張(ゆうばり)とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する、大日本帝国海軍夕張型軽巡洋艦1番艦「夕張」をモデルとした艦娘である。
(CV.ブリドカットセーラ恵美)
夕張型軽巡洋艦「夕張」は1922年6月に佐世保工廠にて起工し、1923年3月に進水、1923年7月竣工した。艦名は北海道の夕張川にちなんで名付けられた。基本設計者は平賀譲、詳細設計者は藤本喜久雄。
5500t型軽巡洋艦と同等の装備を約3000tの艦体に収めるという無茶っぷりを成功した艦として、世界各国の海軍に注目された。主砲数は6門、魚雷発射管は4本と5500t型軽巡洋艦と比べると少ないが、兵装の中心線配置、魚雷発射管を左右両舷に指向可能とすることで片舷斉射能力を得ることができた。
しかし小型艦に重武装を搭載し、軽量化による高速性を追求したため、船体の容量がなくなってしまった。そのため、5500t軽巡洋艦が改装によって航空機が搭載できたのに比べて、本艦ではできなくなっている。また、航続能力が低く、軽巡洋艦どころか、駆逐艦に負ける始末となっている。このように設計上問題だらけの艦ではあるが、後に重巡洋艦開発に大きく貢献することとなった。
1944年4月27日、パラオ諸島ソンソル島南端にて米軍のガトー級潜水艦ブルーギルの雷撃により機関室に一発被弾したことで航行不能に。排水作業時に駆逐艦「五月雨」に曳航を命じるが、排水量が大きすぎたことによりうまくいかなかった。そして生存者全員を駆逐艦「夕月」に移乗させたのち、翌日28日に沈没した。
緑のリボンでまとめた銀髪のポニーテールに黒いセーラー服が特徴の艦娘。リボンタイが橙色なのは夕張メロンからの連想だろうか。しかし、胸はメロンという程でもない。戦前、夕張にメロンなんて無かったから当然といえば当然。
スカートをローライズに着こなしており、綺麗な形のおヘソやチラリと覗く鼠蹊部に目を奪われてしまう提督も多いのではないだろうか。中破時に大きく露わになった白いお腹はいかにもすべすべしていそうで、入渠そっちのけでいつまでも撫で回していたくなる。撫でるだけでは満足できない!ぺろぺろしたいよ!
履いているストッキングや黒いセーラー服は、名前の由来がかつて炭鉱で栄えた町だったという事を踏まえてだろうか。
真面目で人当たりがよく言動もハキハキしているという、至って性格のいい娘である。
出撃等によって得られたデータ(一体どんなデータを得ているのか語られることはなく、内容を知っているのは彼女のみである)に喜んだり、敵もしくは提督(セリフからはどちらとも取れる)に攻撃の感想を求めたりと、兵装実験軽巡というよりは彼女自身が兵装開発担当者といった様相。放置時のセリフでは、彼女の生みの親とも言える設計者の平賀譲への敬意を口にする。
ただ、こうした兵装への愛によって若干マッドサイエンティストな路線に足を突っ込みつつあるご様子に加え、時報ボイスではどうやら深夜アニメを録画しているらしいなど、そこはかとなく隠れヲタ臭も漂う。性格のいいヲタ娘なんて最高じゃないですか。
他の軽巡洋艦と比べ、重装備であることから装備枠が多く、軽量化されてることから耐久が低い。
代わりに回避が駆逐艦並みの42となっており、「改装前での」軽巡洋艦の中でもトップクラスの回避率を誇る。あくまでも改装前では…。
しかしその特徴である回避は改造しても6しか伸びず、改造後を基準にすると重巡を通り越して戦艦・軽空母クラスに並んでしまう。元々紙だった耐久も低いままで、その装甲の薄さたるや駆逐艦の改に並ばれてしまう。実際の夕張では装甲の厚さ自体はそれまでの軽巡洋艦より薄いものの、新素材の甲鈑を使用するなどして防御力自体はほぼ同レベルであった。一発被弾で沈んだことが忠実に再現された結果がこれだよ!
しかしそれ以外の能力値、火力や雷装や対空などに関しては普通である。
火力と雷装は彼女よりも高いのは球磨・長良・名取の軽巡3強しかおらず4位タイにつけており、対空も多くの軽巡が59止まりとなっている中69をキープ、中の上。対潜は69と天龍・龍田と並んでワーストになっているが、こちらは装備品の仕様によりカバー可能(後述)。
ちなみに運は17と微妙に高め。
能力値だけで見ると火力は人並みにあるが脆い艦と言ったところなのだが、全ての軽巡の中で彼女だけの特権がある。改造後は装備スロットが4つになるのだ。さすが兵装実験艦。
これにより他の艦より装備の組み合わせの選択肢が遥かに多く、 4つの装備スロット枠をいかに有効に扱えるかが重要となる。
具体例とあげると…
……といったように装備の種類によって運用できる幅が広い艦娘と言える。
ただし、何も考えずに装備をガン積みするだけでは他の艦(特に五十鈴改二)に性能負けすることも多いのでうまく差別化が欲しいところ。ちなみに、現在のところ耐久値(あるいは装甲値)を上げる装備はないので、どんな装備をつけても紙装甲は紙装甲である。空母による迎撃や開幕魚雷で大破されても泣かないように。
ちなみに本人はよく自分は足が遅い足が遅いと嘆いているが、彼女自身は高速艦に分類されている。
確かに駆逐艦・軽巡洋艦で彼女より足が遅かった艦は殆どいないのだが、それでも32ノット程度はあった。艦これでは28ノットが低速/高速の境目のようなので、彼女も余裕で高速艦なのだ。(同じくらいの速力で高速艦に分類されている艦は他に金剛型四姉妹がいる。)
足が遅いという特徴は、回避が全然上がらないところに反映されているようだ。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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