「大和型戦艦一番艦大和!対空火器を大幅強化致しました!」
大和(やまと)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する、大日本帝國海軍の戦艦大和を基にした艦娘である。
担当声優は竹達彩奈。担当イラストレーターはしずまよしのり。
「どの船よりも美しい船だった」と称された史実の通り、小さな三つ足の傘を持ち、赤いスカートを履き、頭に簪のようにして桜の花飾りがついた電探をつけている美人さん。左腕にZ旗を模した腕章があるなど、その美貌以外にも史実に基づいたデザインが随所にある。
大戦艦クラスとして当然のように胸は大艦巨乳主義。
・・・なのだが、PADのように九一式徹甲弾を装甲として仕込んでおり、中破するとこれがポロリしてしまう。このせいで一部では偽乳疑惑などが持ちあがっているが、同時にチラ見えしている装甲の下の生乳から分かる通り、PADが無くても十分大きい。PAD的な意図はなく純粋に装甲目的のようだ。
まあ、妹である武蔵が規格外にデカいので、見劣りしてしまうと言うのはあるかも知れない。
時報でラムネを勧められたりディナーを自慢されることが有ることから料理上手であることを窺い知れる。流石「大和ホテル」とか言っちゃだめ。本人気にしてるんだから。
改造することでイラストの左右下部の副砲が対空機銃に変わり、左足のタイツに「非理法権天」の文字が追加されている(意味については史実の項で後述)。これは改造前が進水当時をモデルにしているのに対し、改造後が1943年の改修後の後期型をモデルにしているためと思われる。中破絵は左舷のみに攻撃を集中させられた史実に準じて、左側だけが激しく損傷する。
2013年夏のイベント『南方海域強襲偵察』の第四海域『敵大型超弩級戦艦を叩け!』を攻略する事で先行入手が可能。イベント第四海域は連続してボスクラスの艦隊を突破し、海域深部にて待ち受ける首領『南方棲戦姫』の元まで辿り着く必要があるため、イベントでの入手難度は極めて高い。数多の熟練提督が挑むが、激戦による資源の枯渇とエラー娘から討伐半ばで艦隊が息切れし、撤退する提督も少なくはなかった。
その後しばらくは通常入手ができない艦であったが、2013年12月24日のアップデートによる新システム「大型艦建造」により建造が可能となっている。が、このシステムは通常の建造よりも非常に大量の資源を必要とする[1]ものとなっており、やはり簡単には入手できない。
元ネタが元ネタだけあって、長門さんや陸奥さんを上回る高火力硬装甲なのだが、その分、消費する燃料弾薬も凄まじい。鋼材と燃料がほかの艦娘の数倍は軽く吹き飛ぶという赤城さんもびっくりの大食いである上、大破して入渠した場合、大和の修理コスト分を課金するぐらいなら、女神買って轟沈させたほうが安いらしい。現状では、通常運用できるのは、米帝プレイされてる方々くらい。貰っても史実どおりにホテルと化す状態である。帝國海軍の最高傑作なのに運用できるのは米帝というのはなんという皮肉だろか。動かざること大和の如し。まあ、そこら辺は提督の愛と根性と大和魂によってなんとかしてあげて。
…と、上記のように大和型の使用は趣味かネタでしかなかったのだが、2014年3月14日の5-5実装により状況が変化する。5-5は戦艦レ級等強力な敵が多数登場する海域であった為、それらの敵の攻撃にある程度耐える装甲と、中破状態でも敵を殴り倒せる大和型にスポットが当たる事になったのだ。2014年春のイベント「索敵機、発艦始め!」最終MAPも同様の傾向のMAPであり、大和型が活躍できるMAPが少しづつではあるが増えてきた。もう、大和ホテルなどとは言わせない。
2015年に突入した現在ではイベント最深部には超火力超装甲の戦艦クラスの深海棲艦が鎮座しているのがお約束となっており、資材を投入して大和型を決戦兵器として使う事は常に選択肢に上るようになっている。
世界最大の戦艦、戦艦大和の名前はあまりにも有名。今更詳しく話すこともないのであるが、一応詳しい内容はこちら→ 戦艦大和
1940年8月8日に進水。1941年12月16日就役。名前は旧国名に由来する他、日本の別名としての意味も有る。
姉妹艦として、武蔵。近い存在に信濃がいる。
旧日本軍の作り上げた最高傑作の戦艦にして、大艦巨砲主義が行き着いた終点。世界史上、最強最大を謳われる戦艦であり、持ってる46cm砲も史上最大。ついでに言うなら、予算も最大、消費燃料も最大。
そんなわけで彼女の「凄い途轍もなさ」を伺わせる逸話は多い。
……などということで、とにかく人類が獲得したあらゆる武力の中でも最高クラスに強力なものの一種だったことは疑いようのない事実である。それが故に、切り札過ぎた存在は日本海軍に喪失を恐れさせ、活躍の機会を失わせた。活躍の場を奪われ、日々海上に浮いているしかない大和を見た軍人たちは畏怖と悔しさを込めて「大和ホテル」と呼んだ。
如何に世界最大の戦艦といえど、彼女が誕生した時には既に時代は大艦巨砲主義の時代から、空母を用いた航空攻撃の時代にシフトしていた。天王山の戦いたるミッドウェー海戦でほとんどの仲間を喪い、レイテ沖海戦には血を分けた妹である「武蔵」をも喪った彼女には、もはや一億総玉砕の魁として散華する道しか残されていなかった。
1945年4月7日、「大和」は沖縄戦の援護に向かう天一号作戦を実行するため航行中、約400機の航空機による「袋叩き」を受け、船体を真っ二つに引き千切る程の大爆発と共に沈没した。不沈艦と言われた戦艦大和の轟沈により、日本海軍はその戦闘遂行能力を今度こそ完全に喪失、と同時に、世界を一世紀以上に亘って席巻した大艦巨砲主義も完全に否定され、終焉を迎えることとなった。大和の最後の公使運転の日は奇しくも1941年12月8日、つまり太平洋戦争開戦の日である。就役期間はわずかに3年4ヶ月。まさに露と落ち、露と消えにし命であった。
「非理法権天」の旗は最期の出撃のその時掲げられている。これは非は理に、理は法に、法は権に、権は天にそれぞれ従う、すなわち、『あらゆるものは世界の理その究極として天(神)に従うべきである』という意味の言葉であり、その真意は“天(天皇)が味方している我々が負けるはずが無い”というもの。 今にしてみればこそであるが、盛大なフラグであった。
終戦後、秘匿されていた大和の情報が明らかになると、日本人好みの「滅びの美学」を伝える象徴として今に語り継がれる事となった。「宇宙戦艦ヤマト」に先立つブームから文字通り、図らずも日本の創作文化を語る上で外せないピースとなってしまった悲劇の一隻といえるだろう。ちなみに大和は今も北緯30度43分:東経128度04分の海底に眠っている。近年サルベージする計画もあるとは聞くが、はっきりしない。
ありとあらゆる意味で帝国海軍、日本の精神の象徴であった戦艦大和。彼女をお持ちの各提督方は、ぜひともその消費資材量に物怖じすること無く、彼女が挙げることが出来なかった華々しい戦果を上げてほしいものである。
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最終更新:2025/12/08(月) 17:00
最終更新:2025/12/08(月) 17:00
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