大正処女御伽話とは、桐丘さなによる漫画作品である。『ジャンプスクエア』にて2015年8月号より連載中。既刊1巻、2016/6/3に第2巻発売予定。
概要
『君のために笑ってくれる人がきっといる。』ーーー単行本1巻帯より
大正時代を舞台としたほんわか系漫画作品である。やさしさにあふれたストーリーだけでなく大正時代に関するコラムを楽しむこともできる。
あらすじ
時は大正。事故で右手の自由を失い、千葉の田舎で養生する青年・珠彦の元に夕月という少女がやってくる。彼女は、珠彦の世話をさせるためにと彼の父親が買ってきた嫁。世の中の全てに嫌気がさし、引きこもりの厭世家(ペシミスト)となり果てていた珠彦だが、天真爛漫で献身的な夕月と一緒に暮らすことで、少しずつ変わっていく――!
ジャンプSQ.公式ページ中「あらすじ」より一部抜粋。
登場人物
- 志磨珠彦 (しま たまひこ)
明治三十八年九月一日生まれの十七歳。志磨家次男。身ノ丈は五尺九寸(約177㎝)と当時の男子(平均160㎝)にしてはかなり大きい。事故をきっかけに様々なものを失い、厭世家となっていたが夕月とのふれあいで少しずつ人間味を取り戻していく。夕月のことは専ら「ユヅ」と呼ぶ。現実逃避のために”読書”をしたり、凹凸が少ないと言いながらもユヅの身体に目が行ったりと、年頃の男子らしさはある模様。また、自らの粗相が原因で汚してしまったユヅの着物の代わりとして、東京の百貨店で高額な反物をさらりと買ってしまうなど、金銭感覚は金持ちのそれである。
家族関係はあまり良好ではないようだが果たして…。
- 夕月 (ゆづき)
明治四十一年十二月三十一日生まれの十四歳。身ノ丈は四尺七寸(約141㎝)と当時の女子(平均145~150㎝)にしてはちょっと小さめ。厄介払いを受けた珠彦のもとに、一万円で買われたのちやってきた。女学校に通っていたおかげか、家事はなかなかの腕前のようである。珠彦のことは「珠彦様」と呼ぶ。考える前に体が動き、そのあとで赤面することもしばしば。厭世家になっていた珠彦を優しく包み込む。そんな彼女には二つの秘密があり、一つは妖怪のごとき癖っ毛であるが、もう一つははてさて…。
- 志磨珠子 (しま たまこ)
明治四十四年二月一日生まれの十二歳。志磨家次女。身ノ丈は五尺五寸(約165㎝)とユヅと比べてもわかるがかなり大きい。志磨家が長身の家系なのであろうか。珠彦曰く「人の負い目に漬け込む、まさに悪女だ」とのことだが、年相応な部分も多分に見受けられる。
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作者:桐丘さなHP メメチ.ねっと
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関連項目