妖怪ペダル回しとは、自転車乗りを追い回す妖怪である。
主に千葉県山中に出没する。また、箱根山や富士山に出没したという噂もある。
小柄な体格でメガネをかけていて、山道を走行中の自転車に後ろから満面の笑顔で追いかけてくる。
また、まれに都市部にも姿を表し自転車どころか自動車を追い回したという噂もある。
遭遇した人の証言によると、みな一様に「ペダルを回す速度が人間離れしている」と証言しているため「妖怪ペダル回し」と呼ばれるようになった。
そのペダルを回す速度だがある遭遇した人物によれば、山道で1分間で120回転させているという証言が取れている。120回転というのはあくまでも目撃者の見た目で判断した回転数であって、最終的にはもっと回転させている可能性が高い。1分間で120回転…つまり秒速2回転である。
1度平坦でもいいので秒速2回転のペダリングを試してみてはいかがだろうか。
妖怪の異様さを理解できるかもしれない。
目撃者はさらにこと細かく状況を語る
匿名希望I氏
「自転車は基本的に変速機を使用して速度を落としたり上げたりするんだが、あの妖怪は変速機を滅多に使用せずケイデンス(ペダルの回転)によって緩急をつけているんだ。自発的に使用したのはリヤディレーラー(後ろの歯車)を1回操作したあのときだけだったんだ・・・」
匿名希望N氏
「普通の人間なら走るときの擬音語が「ギャンッ」や「ジャアッ」、「ドシャァッ」に対し、あいつには「ぐるぐるぐるぐる」が付け加えられるんや。ほんまおもろいやっちゃで!」
常人離れしたケイデンスという異様な光景を目にして「面白い」と言い張るこの人は妖怪マニアなのかもしれない。
また、ある目撃者によると「スニーカーを履いていた」という証言がある。ロードバイクでスニーカーを履き立ち漕ぎしながらペダルを高回転させる行為は、足を滑らし転倒する恐れがあるのだが、平然とやってのけているというのも妖怪にしかできない芸当だろう。
「何なんだこいつ、こいつは何なんだ」(千葉県高校1年生)
「なんだよ、どんだけ…だよ」(千葉県高校2年生)
「こいつだけは、イミがワカラン」(京都府高校1年生)
落ち着いてそのまま自転車に乗っていても、笑顔で並走されるので推奨はしない。
また自転車を止めても、少し追い抜いて立ち止まり、じっと見つめてくる。
1番有効な対処法は全速力で走ることである。全力で走行すると、すぐに追い抜きそのまま走り去ってくれる。
決して抜かれようと踏ん張ってはいけない「…好き好き…大好き…」と謎の詠唱とともに更に速度を上げてくる。
もっとも、基本的に害はないので、身の危険を心配する必要はない。
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最終更新:2025/12/14(日) 00:00
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