宇宙戦士バルディオスとは、1980年6月30日から1981年1月25日まで全31話が放送されたロボットアニメ。
制作は葦プロダクションおよび国際映画社。
スーパーロボット大戦Zに参戦が決まっている。
知る人ぞ知る、マイナーロボットアニメ。打ち切りバッドエンドの代表作とされる。
主題歌はロボットアニメらしい力強さと地球の自然や両親との絆を歌い上げた名曲だが、
「明日を救え!バルディオス!」という歌詞とは裏腹に、最終回は突然敵側が引き起こした大洪水で30億人死亡、
どうすることも出来ずに「完」という、明日を救うことが出来なかった衝撃作である。
内容的には孤独なマリンと取り巻く人々のハードな物語や人間味のある冷酷さを持つ敵役など一癖ある作品だが、
安定しない作画、視聴率の低迷、オモチャの販売不振によりクライマックス直前で打ち切りになってしまった。
ちなみに全滅エンドの代表格である巨神伝説イデオンよりも5日先に放送された。
2008年、スーパーロボット大戦Zに参戦することが発表された。
大洪水がどのように「再現」されるか、または明日を救うことができるのか・・・大いに期待したい。
高度な文明を持ちながら放射能汚染により荒廃したS-1星は生き延びるため亜空間移動で発見した地球を侵略。
侵略反対派は軍部に粛清され、主人公マリンは地球へ流れ着き、地球防衛組織ブルーフィクサーと共に戦う。
マリンの乗っていた亜空間戦闘機パルサバーンと地球の科学力を合わせて造られたのがバルディオスである。
戦えマリン! 戦えブルーフィクサー! 明日を救え! バルディオス!
オープニング 「あしたに生きろバルディオス」
歌:伊勢功一 作詞:保富康午 作曲・編曲:羽田健太郎
エンディング「マリン・いのちの旅」
歌:伊勢功一 作詞:保富康午 作曲・編曲:羽田健太郎
あまりに衝撃的な最終回であったためか、アニメファンによる問い合わせが殺到したという。
また、ファン有志による映画化嘆願が実り、大洪水ではない最終回が映画化という形で制作された。
(当時はガンダムやイデオンの映画化と同時期であり、そういう流れも後押ししたと思われる)
ただし、スタッフどころかキャストまで大半が入れ替えられ、かなり趣の異なる作品になっている。
そして肝心のラストは・・・地球全体が放射能で汚染されてしまう。
実は地球は過去のS-1星であり、S-1星を死の星に変えた原因こそ侵略行為そのものだったのだ。
そこに至る過程はあるのだが、TVにしろ劇場版にしろロクな終わり方をしないのがバルディオスである。
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最終更新:2025/12/09(火) 02:00
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