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この項目ではゲームの完全版について記述しています。 その他の完全版については「完全版」を参照。 |
完全版商法とは、販売方法の一種である。
完全版商法とは、既に販売されたゲーム等に追加要素を加えて「完全版」として再発売する売り方である。
後から新規に買う人にとっては、この完全版だけを買えば良いことになるためお得なバージョンでもあるが、逆にオリジナル版を買った人にとっては曲者の売り方である。なぜなら、既存ユーザーは既にオリジナル版を購入するためにソフトへお金を払っているため、せっかく同じタイトルのソフトを持っているのにまた支出を強いられることになるためである。
もちろん、そのような既存ユーザーのために追加要素だけをアペンドディスクやDLCなどで少なめの支出で手に入ったり、または装備等を引き継げるなどの特典を付けたりして既存ユーザーへのサポートをするメーカーもある。
特に最近になって「完全版商法」という言葉に悪いイメージを持たれるようになっているのは、以下の二つのパターンを使ってユーザーを単なる金づるとしか見ていないと思われるようなやり方を実行するメーカーが増えてきたためだろう。
オンライン環境が充実していなかったPS2までの世代なら、ハードウェアの性能差などが違っていたため別ハードで販売されても「ハード固有の要素」ぐらいにとらえられていた。しかしPS2の次の第七世代ハードはは同じような性能を持っており、かつオンライン環境が充実しているためオンラインアップデートやDLCで補完することができるようになっている。にもかかわらず、それらによるサポートは一切せず、「完全版やりたい?じゃあソフトもう一本買えば?」と言わんばかりにフルプライスのソフトを2本買わせるようにするのが代表的。
またオリジナル版の発売からの間隔が短かったり、追加要素があまりにもわずかだったりすると完全版とオリジナル版を同時進行で制作していたと捉えられてしまう。このような状況だと、メーカー側の意図はともかく、ユーザーから見ればオリジナル版は実質的には「未完成版」「不完全版」とも見える。
以上のことから、「完全版商法」という言葉に悪い意味も含まれるようになっているのが現状である。
「同じタイトルに手を加えて再発売する」という点では同じであるせいか、明確な違いは定義されていない。しかし「リメイク」と呼ばれるのはオリジナル版がプラットホームの世代交代などで入手困難となり、プレイ不可能になっている場合に発表された作品であることがほとんどである。
ただし、大半の場合そのリメイクの名の通りグラフィックといった外見やゲームバランスなどに大きく手を加えられている。
完全版には元タイトルに何らかの単語が付与されることが多い。付与される単語は作品によって変わっており、完全版にはこれが付く、というのは難しい。「ディレクターズカット」「インターナショナル」「アペンドディスク」「オールインワンパッケージ」「パワーアップキット」「猛将伝」「リメイク版」「G」「バースト」「インフィニティ」等と称されることがある。
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最終更新:2025/12/13(土) 15:00
最終更新:2025/12/13(土) 15:00
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