富士スピードウェイは、静岡県駿東郡小山町にある国際レーシングコース。
コース全長:4,563m FIA国際公認
略称・通称:FISCO FSW
約1.47kmの国内最長のホームストレートを有する高速サーキットで、運営はトヨタ自動車傘下の富士スピードウェイ株式会社が行っている。
SUPER GT、スーパー耐久、フォーミュラニッポンなどが開催されている。
2007年、2008年はF1日本グランプリも開催され、2009年以降は鈴鹿サーキットとの隔年開催を予定していたが、2009年の7月にF1開催からの撤退を発表した。
1966年にオープン。オープン当時は三菱地所の傘下であった。
当初はホームストレート先に30度バンクを有する全長6kmのコースだったが、この30度バンクで重大事故が相次いだ。1974年の富士GC第2戦での死亡事故を契機に30度バンクを閉鎖し、全長4kmのコースとしてリニューアルされた。
なお、この30度バンクは現在一部がメモリアルパークとして残されている。
1976年・77年には日本で最初のF1レースが開催されているが、77年の大会の際、第1コーナーでクラッシュして吹き飛んだマシンにより進入禁止エリアにいた観客2名が死亡する事故が発生した。
この事故以降、1987年に鈴鹿サーキットで日本グランプリが開催されるまで、日本でF1興行が行われることは無かった。
2000年にトヨタが運営会社を三菱地所から買収し、2003年に一時閉鎖。コース・施設の大規模改良・改修工事を経て2005年にリニューアルオープン。施設の充実はもちろん、コースはF1開催を視野に入れたランオフエリアの拡大や最終コーナー付近のレイアウトが大きく変更された。
2007年には、同コースでは30年ぶりとなるF1グランプリが開催されたが、この際、主に観客に向けての様々な問題が発生し、当時の観客らによる富士スピードウェイへの集団訴訟へと発展している(現在係争中)。
このときの反省を元に様々な改善を行い、開催された2008年のF1グランプリ日本ラウンドでは同様の問題や大きな混乱はなかった模様。
本コースのほかにショートコース、ドリフトコース、ジムカーナコース、カートコースがある。また、敷地内にはトヨタの交通安全センター「モビリタ」と、レクサス販売のための研修施設であるレクサスカレッジがある。
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最終更新:2025/12/13(土) 13:00
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