将太の寿司(マガジンSPECIAL) 単語

ショウタノスシマガジンスペシャル

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将太の寿司(マガジンSPECIAL)とは、寺沢大介により『マガジンSPECIAL』1991年9号〜1992年5号に連載されていた寿司漫画である。

概要

後に『週刊少年マガジン』で連載することになる『将太の寿司』のパイロット版。

数多くある東京の寿司屋の中でも名店と言われる鳳寿司で見習いとして働く関口将太を主人公に、お店で働く兄貴分や来店した癖のある人達との交流を寿司に関連させて描く。

後のシリーズで見られるような敵の露骨な嫌がらせは皆無で一癖ある登場人物たちも挫折して捻くれている者もいるが皆、根はまっすぐで短いながらグルメ漫画としても人情物としても綺麗にまとまっている。

良くネタにされる大げさな表現も無いが寿司コンクール編でその片鱗が垣間見えるシーンはある。

また「わああああん」や「チョ―――ン」など珍妙なオノマトペはこの頃から存在している。

登場人物

関口将太
主人公。高校在学時は県大会のレコードを持つ名の知れた短距離のランナーだったが父親が倒れ、経済的に在学が難しくなったのを機に退学し鳳寿司で雑用を始める。働き始めて一年なので当然まだ握らせてもらえない。

藤田政二
通称・大政。35歳。身長182cm 体重93kg 極めて健康!!独立の条件として出された寿司技術コンクールでの優勝を目指す。

岡村秀政
通称・小政。ギャンブルと女好きな三枚目。賭け事に負けた後は機嫌が悪いがそれ以外では面倒見のいい将太の兄貴分。

鳳征五郎
鳳寿司の親方。雑用の将太の美智子のために一日だけツケ場に立ちたいという願いを理由を聞かずとも許諾し型作りの修行を施したり、コンクールに臨む政二のために取って置きのクロマグロが獲れる漁師を本人には内緒で紹介したりと義理堅い。

藤原美智子
いかにもお嬢様と言ったいでたちの女の子。将太とは高二まで同じ高校のクラスメイトでクラブも同じ陸上部だった。高校卒業と同時に32歳の御曹司との結婚が決まっているが、音信不通となっていた将太と偶然、鳳寿司で再開して以降彼について回り高校時代の彼が好きだったことを打ち明ける。

橘孝一
店に入るなり「この店で一番うまい寿司を食わせろ」と宣う生意気な19歳。実は親方の弟弟子に当たる名人・佐吉の一人息子。父から名人芸である「小手返し一手」を受け継いでおり、入る寿司屋中でこの技を武器に職人から金を巻き上げていた。

小林美那子
中学を出てすぐ小松わさび園で働いている「わさびの気持ち」が分かる女性。目が大きい。

小松伸太朗
天下一と言われていた小松わさび農園の跡継ぎ。先代が死んだことにより味が落ちたわさびに絶望し突如失踪した。今現在は東京で暮らしているが大した稼ぎもないのにスナックに通っていたりと荒んだ生活を送っている。

橋本兆二
通称・シビの兆二。17で上京して成り上がり中の腕も目利きも一級の凄腕。特にマグロには強い。銀座の超高級店勤務と言う設定なのだが「そこそこの値段」というセリフもありイマイチどんな店で働いているのかはっきりしない。

八田清志
兆二の助手を務めるトロそうな少年。目玉がグリグリしているのでメバチというあだ名をつけられている。どんくさいが新潟の米農家出身なだけあって飯炊きには強い自信を持つ。

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関連項目

  • 将太の寿司
  • 漫画作品一覧
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