将太の寿司2 World Stage

将太の寿司2 World Stageとは、将太の寿司の続編である。

概要

佐治の息子と将太の息子をダブル主人公にした将太の寿司本編から20年後の世界を描いたシリーズ。

昨今の不景気で寿司屋が続々と店を閉める中、「日本の寿司の殲滅」を掲げるダビッド・デュカス率いる「GENESIS」の到来とそれに対抗するため奮闘する寿司職人の姿が日本とフランスを舞台に展開される。

前シリーズと比べると露骨な悪役は減り、その代わりとしてか寿司ラップやプティキュアなどの独特な笑い所が増えている。

打ち切り作品であり少ない巻数でアッサリ終わるがとあるキャラクターに代弁させているようにこれはこれで素敵なエンディングと言える。

登場人物

佐治将太
父親のあずかり知らぬ間に生誕し寿司職人として育っていたサラブレッド。自身曰く「寿司が俺の父親」。ド貧乏だが毎週一回はかなりの名店に連れていかれるなどよくわからないお金の使い方をする母親に育てられたためか破天荒であり、ダビッドの発言にイキリたち就労ビザも取らずパリに降り立った。傲岸不遜で型にはまらないまさに風雲児といった男でフランスを中心にムーブメントを引き起こしていく。

関口将太郎
ダブル主人公の一人で前作主人公である関口将太の息子。生真面目な小樽の田舎の小さな寿司屋の小倅。

ダビッド・デュカス
寿司界の黒船的存在である今までにないクラブのような指名制の寿司屋「GENESIS」を引っ提げて来日したフランス人。「半年で日本の寿司を殲滅できる」と豪語する。堂々と失格して会場を後にするさまはシュールな笑いを誘う。

千成駒子
ダビッドと一緒にパリで寿司屋を経営している企業人。ダビッドの参謀的存在だがとある計画については知らされていなかった模様。ガラパゴス化していることにも気づかない日本の寿司屋の目を覚まし世界で鍛えられた誰も見たことのない寿司を日本で広め稼ぐのが目標。

サハル
若き中東系の女性職人。寿司を握る姿はまだぎこちないが類まれなコミュニケーション能力を最大の武器に「GENESIS」で№1の座についている。

ダニー・K
パリで流行っている「ハイ寿司」の店長をしているアジア系寿司職人。詳しくは語られないが日本での修行時代に差別的な扱いを受けたことの影響で最初のうちは日本人で「日本の寿司」をそのまま広めようとしている将太を馬鹿にしていた。

小林啓吾
経済産業省クールジャパン戦略室所属の役人。大食いのグルメであり公費でたらふく名店の味が楽しめることに狂喜していた。突然全裸で遊泳したり真っ白な部屋でマグロと対面したりと今回のトリップ役を務める忙しいお方。

大年寺三郎太
ご存じ出る漫画を間違えた超人。今作では寿司協会会長に就いていて知的な描写が増えている。詳細は個別記事へ⇒大年寺三郎太

関連項目

• 世界編
• 将太の寿司で行われた嫌がらせの一覧