平成23年台風第6号 単語

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平成23年台風第6号とは、2011年7月に発生し、四国に上陸した後に太平洋に戻っていった台風である。

概要

四国に上陸して香川県方面に若干寄った後、引き返して太平洋へと帰っていったため、俗に「うどん食って帰った台風」とも呼ばれる。

しかし、局地激甚災害に指定されるほどの大雨を日本にもたらし、3名の死者も出しているため、決して弱い台風ではなかった。よく引用される画像は終盤の強風域のみの状態のものだが、上陸時には暴風域もあった。

経緯

7月12日にグアム島沖で発生。アジア名は「マーゴン」。15日には台風7号由来の熱帯低気圧を吸収し、16日には超大型の台風となった。

19日23時には暴風域を伴って徳島県海陽町付近に上陸するが、そのままUターンして和歌山県の潮岬の方向に進み、さらには太平洋側に出てしまう。太平洋上の小笠原諸島からすると一旦過ぎ去った台風がもう1回やってくるという珍事になった。

その後は進路を北東に変え千島列島の方に進み、その最中に温帯低気圧に変化する。その後、温帯低気圧になっても北から東→南、再び北へと方向を変えつつ、最後にはカムチャツカ半島沖で消滅した。

高知県、三重県、和歌山県での家の破損、浸水等の被害が大きかったが、離れた地域にも大雨を降らせており、群馬県などの関東地方でも床下浸水が発生している。また各地の海岸で接近前から波が高まり、死者を伴う水難事故が増加した。

スラング

ちなみに、「台風がうどんを食べに来た」というスラング自体は台風6号の上陸直前から存在している。Twitterで「うどん 台風」で期間を限定して検索すると、「早明浦ダムに水が貯まってうどん茹で放題」などの話題に交じって、17日~19日ごろには「台風がうどんに興味を持った」「うどん食いに来た」という旨の投稿がみられる。

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関連項目

  • 台風
  • 四国

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最終更新:2025/12/11(木) 16:00

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