戌とは、十二支の第11位である。
十二支の一つとして年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は西北微西、年は西暦を12で割って余りが2の年、夏暦では9月、時刻は夜7時から9時を表す。
五行は土、陰陽は陽。十二生肖としてイヌが割り当たっている。
鉞の象形。説文解字には「滅なり。九月、陽气微かにして、萬物畢(ことごと)く成り、陽下りて地に入るなり。五行、土は戊に生まれ、戌に盛す。戊の一を含むに從ふ」とある。これは、陰陽五行説で戊と戌がとも土、陽であることによるもの。しかし甲骨文、金文は戊と同じく鉞の象形。十二支に使うのは仮借。
音読みはジュツ、訓読みは、いぬ、けず・る。
常用漢字ではない。
説文解字では部首として扱われるが戌以外の字はない。
戌を声符とする漢字として説文は歲を挙げ、また戌を含む会意字に𤇳(烕)、咸などを挙げている。
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最終更新:2025/12/16(火) 13:00
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