十二支の一つとして年月日、時刻、方位などを表す。十二方位は西北微西、年は西暦を12で割って余りが2の年、夏暦では9月、時刻は夜7時から9時を表す。
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1 ななしのよっしん
2018/01/03(水) 18:49:37 ID: cP6windftA
戌はもと、小さな戦闘用の鉞(まさかり)の象形で、借りて犬の意となり原義は忘れられた。
ちなみに、鉞の原字は戉(エツ)で、こちらは大きな斧。
また、一(音符) + 戊(矛の古字; つちのえ、ボ)の形声とも、一 + 戈(ほこ)の会意とも解釈できる。
酷似した字に、戍(まもる・ジュ; 戍卒(じゅそつ)の戍)がある。
これは人 + 戈(ほこ)の会意で、人が(特に辺境の地で)ほこを持ってまもるという意味を表す。
以上に登場した戌(いぬ)、戉(エツ)、戊(つちのえ)、戍(まもる)は混同しやすい。
いずれも部首は戈旁(ほこづくり、かのほこ)。「かのほこ」とは戈(カ)を矛(ム)と区別した名称。
2 ななしのよっしん
2018/01/03(水) 18:50:48 ID: cP6windftA
余談だが、戈(カ)は突き刺して用いるほこ(矛)とは違い、枝刃があり敵を引っかけて斬るのに用い、
古代では最強の武器であったという。これらを総称して矛戈(ボウカ), 戈矛(カボウ)と言う。
また、矛と戈を合体させた武器は戟(ゲキ)と言う。これらは全て「ほこ」と読む(他にもほこと読む字は沢山ある)。
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最終更新:2024/10/08(火) 09:00
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