成田高等学校

成田高等学校とは、千葉県成田市に存在する私立の高等学校である。主に陸上や野球の名門として知られる

概要

真言宗智山派の大本山、成田山新勝寺が設立した学校法人成田山教育財団が経営する

明治20年に小倉良則が設立した「北總英漢義塾」を受け継ぎ、成田英漢義塾の経営に当たっていた。その後、尋常中学校を経て、旧制中学校への改組が図られ、明治31年に認可が下り、翌明治32年4月、旧制成田中學校が発足。その9年後、明治41年に成田山女學校が創立し、明治44年には上級学校進学資格が与えられ、高等女学校となった。県下最初の私立高等女学校であった。

旧制成田中学・成田高等女学校が戦後、新制高等学校となったもので、現在は幼稚園から高校までの総合学園となっている。また、明治30年代から40年代にかけて、先に述べた成田中學校、成田山女學校をはじめ、成田図書館（現・成田山仏教図書館）、成田幼稚園、成田山感化院（現・成田学園）などを次々と設立し、これらの事業を成田山の5大事業と呼び、当時の新勝寺住職石川照勤（いしかわしょうきん）が中心となり事業が進められた

市内で「成田」の名を冠した高等学校は本校が初であるため、市内にある他の県立校は千葉県立成田北高等学校、千葉県立成田国際高等学校などの名になっている

千葉県で二番目の歴史を誇る伝統校であり、進学校としても有名。部活動も盛んで野球・陸上などが有名。特に陸上部はインターハイで男子総合優勝を7回果たすなど、全国屈指の名門として知られる。野球部も春の選抜高等学校野球大会第78回大会に初出場し、また第92回全国高等学校野球選手権大会では20年ぶりに夏の甲子園出場を果たし、ベスト４まで勝ち残る健闘をみせるなど県内屈指の強豪である 

卒業生

井上裕（第23・24代参議院議長、元文部大臣）
実川幸夫（元衆議院議員、元法務副大臣）
小泉一成（成田市長） 

室伏広治（アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリスト）
澤野大地（男子棒高跳日本記録保持者）
花岡麻帆（女子三段跳日本記録保持者）
吉田文代（女子三段跳07年世界陸上大阪大会代表）
増田明美（ロサンゼルス五輪女子マラソン代表）

今村元気（アテネオリンピック男子平泳ぎ日本代表）

唐川侑己（千葉ロッテマリーンズ投手　背番号19）

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関連項目

• 室伏広治
• 唐川侑己