成田高等学校

成田高等学校とは、千葉県成田市に存在する私立の高等学校である。主に陸上や野球の名門として知られる

概要

真言宗智山派の大本山、成田山新勝寺が設立した学校法人成田山教育財団が経営する

明治20年10月、当時の成田山山主三池照鳳大僧正により前身である成田英漢義塾が創立。その後尋常中学校を経て、旧制中学校への改組が図られる。明治31年10月7日に認可が下り、翌明治32年4月、旧制成田中學校が発足。その9年後、明治41年に成田山女學校が創立し、明治44年には上級学校進学資格が与えられ、高等女学校となった。県下最初の私立高等女学校であった。

旧制成田中学・成田高等女学校が戦後、新制高等学校となったもので、現在は幼稚園から高校までの総合学園となっている（そのため、旧制中・旧制女学校・現高等学校の３つの校歌が存在する）。また、明治30年代から40年代にかけて、先に述べた成田中學校、成田山女學校をはじめ、成田図書館（現・成田山仏教図書館）、成田幼稚園、成田山感化院（現・成田学園）などを次々と設立し、これらの事業を成田山の5大事業と呼び、当時の新勝寺住職石川照勤（いしかわしょうきん）が中心となり事業が進められた

市内で「成田」の名を冠した高等学校は本校が初であるため、市内にある他の県立校は千葉県立成田北高等学校、千葉県立成田国際高等学校などの名になっている

千葉県で二番目の歴史を誇る伝統校であり、進学校としても有名。部活動も盛んで野球・陸上などが有名。特に陸上部はインターハイで男子総合優勝を7回果たすなど、全国屈指の名門として知られる。野球部も春の選抜高等学校野球大会第78回大会に初出場し、また第92回全国高等学校野球選手権大会では20年ぶりに夏の甲子園出場を果たし、ベスト４まで勝ち残る健闘をみせるなど県内屈指の強豪である 

卒業生

井上裕（第23・24代参議院議長、元文部大臣）
実川幸夫（元衆議院議員、元法務副大臣）
小泉一成（成田市長） 

室伏広治（アテネ五輪陸上男子ハンマー投げ金メダリスト）
澤野大地（男子棒高跳日本記録保持者）
花岡麻帆（女子三段跳日本記録保持者）
吉田文代（女子三段跳07年世界陸上大阪大会代表）
増田明美（ロサンゼルス五輪女子マラソン代表）

今村元気（アテネオリンピック男子平泳ぎ日本代表）

唐川侑己（千葉ロッテマリーンズ投手　背番号19）

関連動画

　

　

関連商品

成田高等学校に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。

関連コミュニティ

成田高等学校に関するニコニコミュニティを紹介してください。

関連項目

• 室伏広治
• 唐川侑己
• 鈴木三重吉（小説家・児童文学者。日本の児童文化運動の父。明治41年10月～明治44年4月に教鞭をとった）