月宮あゆ 単語


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ツキミヤアユ

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月宮あゆ

月宮あゆとは、Kanonのメインヒロインである。声優は堀江由衣。

概要

1月7日生まれ。血液型はAB型。身長は154cm、体重は41kg。
鳴き声は「うぐぅ」。たいやきが大好き。ボクっ娘である。ちなみに左利き。

主人公同様、7年前の記憶の一部が抜けており、長きにわたってその時になくした何かを探し続けている少女で主人公とは駅前の商店街であゆがたいやきを食い逃げしているところをぶつかったことで知り合った…のではなく、実は7年前にも突如後ろからぶつかられ、挙句泣きだされるという形で出会っている。

容姿は茶髪に赤いカチューシャ、クリーム色のダッフルコート、茶色のミトン…ここまではいいのだが靴は黒のゴム長、真冬なのに半ズボン、挙句リュックサックは羽付きという見た目をしている。
性格は、主人公曰く「小学生ぐらいの男の子みたい」とのことで、全体的に子供っぽく表情豊かで、真っすぐで素直。
そして、(空回り気味だが)常時元気が有り余っているため物凄いやる気と積極性があり、素直さもあいまって自己主張は強めで、絶望や悲観をしないために潔いながらも諦めることは無いというヤンデレの対極でもある。
また、料理を始め何かする度にことごとく失敗するドジであるが、それで終わるという事は無く2回目以降は幾らかの改善が見られるという極度の頑張り屋でもある。一ヶ月も習えばおいしい料理が出来ることだろう。
つまりは、「前に向かって全力不屈で突進し続ける」というエネルギーの塊に他ならず、
特に人知を超越した諦めの悪さは圧巻の一言で、一度見たら夢に出でくること請け合いである。

また、多動癖、突進癖があり、主人公を街で見かけると背後から愚直ダッシュですっ飛んでくる。
7年前から性格等は全くと言っていいほど変わっていない…というか、性格や立ち回りなどは7年前の方が寧ろ大人に見えるぐらいで、髪型と服装に至っては7年前→ゲーム中→EDとどんどん少年じみてくる。
これらの何とも不穏で致し難い挙動から不審人物の異名を持つ。
また、唯一専属のサブキャラが存在しない。ただ一人で何年も諦めなかった精神力は半端ではない。

メインヒロイン兼物語全体のkeyであるため、ルート分岐が特殊…というよりはkanon開始と同時に自動的にルートが開始され、諦めるまで継続するという形式といなっている。そのため、ルートから脱線しなかった場合は、二人で7年前の記憶を徐々に思い出しながら、なくしたものを探しつつ、日常を過ごすことになる。
そして、ルートに関わらずこの探し物が見つかった時にkanonの物語は最終局面を迎える。

誰にでもよく見え衝撃を与えるに十分な質量があり体温も温かい反面、空を飛んだり壁を抜けたりはできず、夜中に2階の窓から主人公宅に侵入した際も自力でよじ登って侵入してきている。このことから背中の翼は本物ではないことが分かり、直後に確認できる(PC版無印、standardeditionのみ)。直前には、「本当にボクなんかでいいの?」と聞いてくるあたり、腹の括り方も相当大したものである。それとも、自身の記憶には存在しない行為を以て今自分がいるのは夢の中ではないことを確認したかったのだろうか。

尚、結末に関わりないためあまり気にされないが、いつから現れるようになったのか、出現は連続的なのか断続的なのか、連続的なら普段どうしていたのか、自分の正体を知っていたのか等は最後まではっきりしない。機会があれば還ってきた本人に聞いてみたいところである。

「探し物」の謎

メインヒロインであるあゆが探している探しものと、あゆルートの結末に関する解釈は大きく分けて三通り存在する。そして、この「探し物」の解釈によってkanon全体の解釈も大体決定されることになる。

  • 探し物は物語全体の重要なkeyであり、結末はその力に起因するというもの。
    この場合、この小さな天使は他のルートにおいては、その「探し物」を使って主人公を一度だけ助けたことになる。
    事実上自分の命と引き換えに奇跡を起こしたのであるから、他のルートでは決して還っては来ない。
    つまり、kanonの物語は「5人のうち一人しか救えない」という業の深いものなのである。
     
  • 探し物は特別な力があるが限定的であり、他のルートの最後では異なる何かが起こっているとするもの。
    この場合、あゆは他のルートであってもエンディング後にひょっこり還ってくるかもしれない。
    どのルートも最後に「奇跡」は起こっているが、一応はそれぞれ独立して起こりうるということになる
    小説版は「1ヒロイン一冊」であったが探し物の効力を否定しており、これに近い解釈が採られた。
     
  • 探し物それ自身には一切何の力も無く単に還りたいと思ったから還ってきただけというもの。
    この場合、奇跡はただの言葉遊びであるか、或いは作中の最後以外の部分で発生していることになり
    最後に起こったことは初期条件から見てギリギリ勝てる戦いを全力敢闘した結果と見ることができる。
    特にこの不審人物の場合、自力で主人公に会いにこれる力があるのだから還ってこれない筈はない。
    他のヒロインについても、一人づつ共闘するサブキャラがいるのでサブキャラが何とかしてくれる確率は高い

どの解釈が主流かはルートによって異なるが、全て可能性がある。(沢渡真琴のみ別解釈)
また、シナリオを担当した久弥直樹氏と麻枝准氏の間でも解釈に違いがあるようである。
ちなみに、複数のルートが絡むアニメ版では最後の願いは何であったかは謎のままにされているため、
「ほぼ全員生存エンド」となったにはなったがその理由は伏せられておいる。
小説版では、作者である清水マリコ氏曰く、あゆにkanon全体を背負わせるのを避けたとのことである。

あれは天使などではない…神だ

EFZでは豊富な切り返し手段と小さいくせに重量が重いという特性のお陰で防御性能が高く、素早い歩行と飛行能力などを持ち高い機動性と強力な起き攻めを使用でき、近接地上戦の殴り合いも得意である、反面飛び道具がなく地上から敵に突っ込む手段も乏しいため、本編同様根気よく待ち近くに来たら突進して一気に畳みかけるという戦法を得意とし、かなり強い。
MUGENでは原作再現、アレンジ、果てはKanoso版などがいるがどれもこれも非常に強く、動画でよく見かけるものは設定変更で超強化できるうえ全開状態での出番が多かったため、AIが完成した現在もスイッチが入ると凶悪化する「タイヤキ神」「歩く最終兵器」というイメージが定着している。
また、完全に神キャラ化したもの(アーク)も存在する。

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関連項目

  • Kanon
  • うぐぅ
  • 死亡フラグ
  • 生存フラグ
  • 堀江由衣
  • 鵜久森淳志
  • 無想転生

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