札幌市営地下鉄東豊線とは、札幌市交通局の運営する地下鉄の路線である。
札幌市東区の栄町駅から、豊平区の福住駅までを結ぶ路線である。
札幌市営地下鉄において、3番目に完成した路線。路線記号はH。
もともとは人口の多い東区の住民向けの路線として計画されていた。多くは南北線を経由して札幌市の中心部へ移動していたが、車両の混雑がひどく、バイパスとして新たな路線の建設を東区選出の市議が中心となって請願し、誕生に至っている。
1988年に、栄町駅~豊水すすきの駅までが開業。しかし、開業後はそれほど利用されているとはいえず、多くの赤字を出すこととなった。
その後1994年に豊平区月寒方面に延伸すると、沿線住民の増加が著しかった同地域の重要な交通手段となり、さらに2001年の札幌ドーム開業後(特に、2004年の北海道日本ハムファイターズ移転後)はアクセス路線として最寄り駅である福住駅の利用も増えるなど、赤字額も年々減少している。
全長13.6kmで、14駅存在する。ホームレイアウトの大半は島式で、相対式を採用しているのは大通駅、北13条東駅、環状通東駅、新道東駅の4駅のみである。他の2路線が相対式が中心となっているのと趣が異なる。
2012年度中に南北線全駅にホームドアが設置されるのを受け2012年3月25日に3000形が営業運転を終了したため,東豊線は札幌市営地下鉄最新の路線にして走行する車両は最も古いという状態が起こっていたが、2015年5月から9000形が運用開始され、2016年までに順次7000形を置き換えることとなった。
また、この7000形の置き換えが完了した2016年から順次ホームドアの設置が進められ、2017年3月までに全駅への設置を完了した。
札幌市営地下鉄のページを参照。
全列車、各駅停車。また、全駅が札幌市内に所在。
| 駅番号 | 駅名 | 接続路線/乗継指定バス路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|
| H01 | 栄町駅 | 北海道中央バス | 東区 |
| H02 | 新道東駅 | 北海道中央バス | |
| H03 | 元町駅 | 北海道中央バス | |
| H04 | 環状通東駅 | 北海道中央バス | |
| H05 | 東区役所前駅 | 北海道中央バス | |
| H06 | 北13条東駅 | ||
| H07 | さっぽろ駅 | 札幌市営地下鉄:南北線 JR北海道:函館本線(札幌駅) ジェイ・アール北海道バス、じょうてつバス、北海道中央バス |
中央区 |
| H08 | 大通駅 | 札幌市営地下鉄:南北線、東西線 札幌市電:一条線(西4丁目停留所) ジェイ・アール北海道バス、じょうてつバス、北海道中央バス |
|
| H09 | 豊水すすきの駅 | 札幌市電:山鼻線(すすきの停留所) じょうてつバス |
|
| H10 | 学園前駅 | じょうてつバス | 豊平区 |
| H11 | 豊平公園駅 | ||
| H12 | 美園駅 | 北海道中央バス | |
| H13 | 月寒中央駅 | 北海道中央バス | |
| H14 | 福住駅 | 北海道中央バス |
※北13条東駅~さっぽろ駅間で北区を通るが、駅はない。
当初計画の中では、現在の清田区北野への延伸が計画されていたが、現在のルートとは異なるものだったため、白紙にされている。
また、慢性的な赤字のため、さらには札幌市電の環状化計画が優先されているため、明確な計画は立てられていない。
該当する地区には国道36号線や羊ヶ丘通りがあるものの、交通の要所として渋滞が多く、バスによる通勤、通学などで支障を来しており、清田区では延伸を望む声や運動が起こされている。また、北広島市の大曲、輪厚地区にもショッピングモール、住宅地ができつつあり、同市との連携も経済的メリットが隠されている。
そのほか、丘珠空港の滑走路延長やジェット旅客機の発着を増加させるのと併せ、栄町駅から丘珠空港への延伸を求める声も存在する。
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最終更新:2025/12/11(木) 17:00
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