梨とは、バラ科ナシ属の植物である。一般的には果物としての果実のことを指す。
同名の歌い手に関しては「梨(歌い手)」の記事を参照。
日本で普通に「梨」と言えば和なしのことであり、その他洋梨などを表す場合にはその都度区別されることになる。この記事においても以降は和なしに関して記述する。
大きさや形はリンゴに似ており、たっぷり含んだ甘い果汁とシャリシャリとした食感が特徴。料理やお菓子などの具材に使われることもあるが、主な利用法はそのまま食することである。リンゴなどのフルーツに比べると汎用性は低いと言え、ナシ味の食品を目にする機会は少ない。
主な産地は千葉県、茨城県など。また、かつては鳥取県が圧倒的首位だったが、二十世紀のシェア低下(裏を返せば豊水、幸水、新高の人気が上がった)により現在は5位。ただし沖縄県を除く日本全国各地で広く栽培されている果物であり、収穫量上位の県でも青森のリンゴのように「梨と言えばここ」と言えるほどのシェアがあるわけではない。
千葉県…日本一の梨産地で、白井市、鎌ケ谷市、船橋市などが主産地。豊水、幸水、新高、南水などといった赤梨が主力。特に白井市は日本一の梨の町として有名で、白井の梨がブランドとして名高い。なし坊というマスコットや富里スイカマラソンに対抗してか、白井梨マラソンなども行われているなど町おこしも盛ん。だけど、知名度はふなっしーの縦横無尽な活躍により、船橋に奪われつつあるのが悩みの種。マカン鎌ケ谷で有名になった北海道日本ハムファイターズ二軍本拠地がある鎌ケ谷にもかまたんという梨を愛する妖怪マスコットがいる。なお、後述する二十世紀も発祥は松戸であり、親戚宅のゴミ捨て場に生えていたのを植え替えたという話である(マジで)。
茨城県…筑西市(旧下館市)などが主産地で、千葉に次ぐ産地。豊水の生産高は全国一の年もある。…のだが、農業が盛んな茨城県において、梨はツールの一つに過ぎず、千葉県の自治体ほど愛着がないようだ。
鳥取県…かつての日本一の梨産地だったが、二十世紀にこだわりすぎたために、ニーズの変化に対応できず首位陥落、そして地位低下…。しかし、それは赤梨に浮気せず青梨一筋でやってきた結果であり、青梨に限定すれば日本一は健在である。今日では逆に他県が黒斑病に対応できずにこんな面倒な梨育ててらんねーと見捨てた二十世紀を積極的に売り出しており、なつひめなどの有望な新品種も生まれている。また、青梨は日持ちが良いため、輸出用作物としても優秀な点も見逃せない。産地は湯梨浜町(旧東郷町)が二十世紀の一大産地。
果物の「梨」を語源とする、大日本帝国海軍の駆逐艦として2度命名された。
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最終更新:2025/12/11(木) 12:00
最終更新:2025/12/11(木) 11:00
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