機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZERとは (キドウセンシガンダムシードコズミックイラナナジュウサンスターゲイザーとは) [単語記事]

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZERとは、サンライズ制作のOVA。
機動戦士ガンダムSEEDシリーズの外伝アニメ作品である。　　

概要

機動戦士ガンダムSEED　DESTINY本編の、ユニウスセブン落下事件から始まった戦争の裏側で、1機の宇宙探査用モビルスーツ、『スターゲイザー』をめぐる物語を描いている。

「"X" plosion GUNDAM SEED」の企画として制作され、2006年からイベントやバンダイチャンネル等でのインターネット配信で公開された。　1話15分で、全3話。

2006年11月に3話すべてをまとめ、さらに新規の映像と映像特典に一部模型店等で上映された「機動戦士ガンダムSEED　ASTRAY」　のプロモーションアニメが収録されたDVD版が発売された。

ガンダムエースにて漫画版も連載、発売されており、こちらでは視聴者の皆が気になったであろう後日談も描かれている。

主な登場人物

D.S.S.D

セレーネ・マクグリフ（声：大原さやか）
28歳　コーディネーター
本作の主人公にしてヒロイン。ガンダムシリーズ初の女性主人公でもある。深宇宙の探査、及び開発を目的とした機関、D.S.S.Dの技術開発センター所属の開発技術陣の一人で、『スターゲイザー計画』の中心人物。一度決めた目標を達成するまで努力を惜しまない性格だが、そのために手段を選ばない一面もある。
一応、彼女が主人公なのだが、活躍が少ないせいか後述のスウェンの方を主人公とするメディアが多い。
劇中、スターゲイザー起動時に「Nジャマーキャンセラーが効いているわ。パワーセルしか使えないわよ」という彼女の台詞があるが、これは明らかに間違い（NJCが効いているなら核動力が使えるので、バッテリーに頼る必要はないはず）。にもかかわらず、この台詞が漫画版やスパロボKでも修正されずにそのまま使われている。
ソル・リューネ・ランジュ（声：福山潤）
16歳　コーディネーター
スターゲイザーのテストパイロットで名付け親。セレーネの弟分。戦争で両親を失い、叔父であるエドモンドに引き取られた。
このアニメでもキャラの立場的な意味で、福山潤＜＜＜大原さやかの法則が発動している。
エドモンド・デュクロ（声：中田譲治）
37歳　ナチュラル
D.S.S.D技術開発センター保安副部長。元は地球連合陸軍、戦車小隊の指揮官であり「伝説の鬼車長」の異名を持つ。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後に退役し、D.S.S.Dに天下りで就職する。
1話にて、セレーネ達と共に宇宙へ上がろうとするがその道中、テロリストの操縦するモビルスーツの襲撃に巻き込まれる。
テロリストを食い止めるべく、かつての部下と共にリニアガン・タンクに搭乗する。

ファントムペイン

スウェン・カル・バヤン（声：小野大輔）
20歳　ナチュラル　中尉
地球連合軍第81独立機動群ファントムペイン、ホアキン隊所属。ストライクノワールのパイロット。
幼い頃は天体観測が好きで天文学者になることを夢見ていたが、両親を事故で失いブルーコスモスの施設にて洗脳教育を受ける。その結果、寡黙な性格になり、コーディネーターを憎むようになるが、かつての夢は忘れておらずよく星空を見上げている。
セレーネと比べてこちらは最初からモビルスーツに乗るぶん活躍する場面が多いが、代わりに台詞が少ない。
ミューディー・ホルクロフト（声：佐藤利奈）
18歳　ナチュラル　少尉
スウェンの同僚。ブルデュエルガンダムのパイロット。派手な化粧と露出度の高い改造制服が特徴。
”先生”と呼ぶ人物の「いいコーディネーターは死んだコーディネーターだけだ」という台詞がお気に入り。
後に小動物系ヒロインへと生まれ変わった。
シャムス・コーザ（声：神谷浩史→宮野真守）
19歳　ナチュラル　中尉
スウェン、ミューディーの同僚。ヴェルデバスターガンダムのパイロット。皮肉屋な黒人。メガネをかけているが、　　　　　実は伊達メガネ。オフは仲間たちとビリヤードに興じている。
声優は当初、神谷浩史が担当していたが、3話の収録前に事故で入院し降板。以降3話、DVD、ゲーム「SDガンダムＧジェネレーションウォーズ」では宮野真守が代役を務めることとなった。
「俺がガンダムで、万死に値する」