殺戮の天使(ゲーム) 単語


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殺戮の天使(ゲーム)とは、星屑KRNKRN(真田まこと)氏によって作成された探索型ホラーゲームである。
ジャンルはサイコホラーADV。
ニコニコゲームマガジン内で連載(完結済み、全4話)。

あらすじ

ビル地下の最下層で目を覚ました13歳の少女、レイ。
彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。

ふらふらと地上をめざし、ビルの中をさまよう彼女の前にあらわれたのは、
顔を包帯でおおい、死神のようなカマを持った殺人鬼ザック。

「お願いがあるの お願い、私を殺して」

「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」

二人の奇妙な絆は、
そんな"イカれた約束"をキッカケに深まっていく。

果たして、ここはどこなのか。
二人は何の目的で閉じ込められたのか。
彼らを待ち受ける運命とは。
密閉されたビルから脱出する決死行がはじまった……!

(公式サイトより引用)

登場人物

※反転で詳細が出ます(ネタばれ注意!)

レイ――Rachel Gardner――

B7Fにて目覚めた、記憶を失った少女。13歳。

ザックに頭の良さを見込まれ、「殺してもらうこと」を条件に行動をともにする。

冷静沈着だが奇妙に人間らしい感情を失っており、ザックに「殺す気になれない」と言われて困惑する。

持っているバッグの中身は、裁縫道具と、ハンカチに包まれた何か。

その正体は、B1Fの住人である殺人鬼。

アル中の父親と、精神疾患?の母親の喧嘩を毎日というほど見ており、精神的に壊れてしまった。

ある日、喧嘩の末に母親を殺してしまった父親を、隠していた拳銃で射殺。

「理想の家族」を作るために縫い合わせる。

カウンセリングでダニーと出会い、ビルの住人として連れてこられるが、グレイの置いた聖書で、自分の罪を悟り、記憶を消して自分を殺してもらおうとする。

どうやって記憶を消したのかは不明。

ザック――Isaac Foster――

B6Fの住人である殺人鬼。20歳ぐらいといわれるが詳細不明。

幸せそうな人間を見ると、つい殺したくてたまらなくなる、自称”マトモな成人男性”

大きな鎌を持つ。上半身を包帯で覆っており、顔はわからない。

あまり頭が良くないらしく考えることは苦手。だが妙に語彙が豊富。走るのも早い。

B4Fの資料、並びに本人の語りによると、幼少の頃、親に火をつけられ、上半身に火傷を負い、孤児院に預けられる。

違法な孤児院で、劣悪すぎる環境に置かれ、経営者夫妻を殺した後、逃亡した模様。

そんな生い立ちのせいか、字も読めないありさまだが、練習しようとした痕跡が残っている。

嘘が大嫌い。自分が嘘をつくのも嫌らしい。また、火に対してトラウマがある。

身体能力が異常に高く、多少のダメージはものともしない。

レイと過ごすうち、殺すことしか知らなかったザックにも次第に別の感情が現れるようになる。

最後にはまるで王子様みたいな登場の仕方をする。

ダニー――Daniel Dickens――

B5Fで出会ったレイの主治医を名乗る青年。

柔らかな物腰と優しそうな笑顔でレイに近づくが、”美しい目”に並みならぬ執着を見せる。

レイの目が傷つかないように気遣ってくれるが、その本心は・・・?

僕の眼はアレキサンドライト。の迷言を残した、B5Fの殺人鬼。

生まれつき右目がなく、そのため周囲から疎外され続けた。

その眼のために、母親が病んでいってしまい、最終的に自殺。その”なにも映さない孤独な眼”に魅力を感じ、同じ眼をもったレイにひどく執着する。

愛情を受けられなかったため、孤独な目に愛を注ぎ続けることでそれを求めた。

重傷を負ってもなお、出口付近まで追いかけてくる執念はかなり恐ろしいものがある。

何気にザックよりも生命力が高い気がする。

エディ――Edward Mason――

B4Fで出会った男の子。

レイと同じ年くらいで、ビルで死んだ人間たちの墓を、日々作り続けている。

レイに一目惚れをしており、レイの名を刻んだ墓を造って、二人を待ち伏せていた。

頭がかぼちゃ。もしくはジャガイモ?の被り物をしている。人物背景があまり出てこなかった少年。→コミック版にて、墓堀りに執着する理由が描かれた。

実は赤髪ということがエイプリルフールで判明。

グレイ神父からは、不遇な少年だと言われている。

4コマではキャシーとともに割と出番が多い。だいたいキャシーのとばっちりを食らう形だが。

キャシー――Catharine Ward――

B3Fで出会った、自らを「断罪人」と称するサディストな女看守。

陽気に喋りながら、冷たく残虐な懲罰を仕掛けてくる。

リンチを行ううちに、レイとザックが危うい「約束」を交わしていると気づく。

要所要所で高笑いを挟むのが好きなお姉さん。

レイを除くと貴重な女性キャラ。20代くらいだろうか。

ストーリー進行で、ザックの呼び方が、サド女→サドマゾ女→一人SM女と変わっていってしまう。

なお、レイに撃たれて喜んだのは、レイが罪人らしい事をしたからである。

4コマでは、お金にがめついボケキャラになっている。

グレイ――Grey――

B2Fの大聖堂の奥でレイが出会った、謎めいた初老の男。なぜかレイに対して不信感を持っている。

自らを「神父」と名乗り、ビルに関しての全体を知っているかのような素振りを見せる。

その言葉は常に謎めいており、常人には理解しがたい。

身体からは謎の甘い香りが漂っており、彼に近づくと不可思議なことが起こるようになる。

実質的な黒幕。ビルに殺人鬼と生贄を集め、”神の目線から人を眺める役目”をやっていた。

殺人鬼を”天使”と称し、人の行動を見る実験をやっていたようである。

何の目的でそんな実験をしていたのかは不明。

白目おじさん。話が長いうえに思いっきり怪しいので、最初から黒幕扱いする人も多かったのでは。

ビル内で、唯一フルネームが判らないキャラクターである。

ザックにはちょっと甘いようで、4コマでもそれをネタにされている。

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