殺生院キアラ 単語


ニコニコ動画で殺生院キアラの動画を見に行く

セッショウインキアラ

6.7千文字の記事
これはリビジョン 2418155 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

殺生院キアラ(祈荒)とは、原作担当のTYPE-MOONとイメージエポックが開発、マーベラスエンターテイメントから発売されたPSPの対戦型ダンジョンRPG、『Fate/EXTRA CCC』に登場するキャラクターの一人である。声優は田中理恵。

概要

尼僧服に身を包んだ妙齢の美女であり、月の聖杯戦争に参加したマスターの一人。
ダキニ天を崇拝する密教、真言立川流の一派、立川詠天流の導師であり、「人々を救うという自身の欲望のため」聖杯戦争に参加した。
主人公らと同じく月の裏側に引きずり込まれたマスターの一人であるが、他のメンバーと違い引きずり込まれた際にBBと直接顔を合わせており、その際「BBに逆らわなければ無事を保証する」という取引を交わしている。
この取引から完全に生徒会側に与することはしないものの、部外者としての一線は引きつつもその法力や知識、コードキャストによりサポートを行う。

物静かで理性的な性格をしており、常に物腰柔らかく穏やかに立ち振る舞う。
かと言って完璧人間というわけでもなく、こっそり和菓子を頬張っているのを主人公に発見されてむせる、
主人公から聞いた話を(性的な意味で)勘違いして妄想を暴走させるなど、真面目一辺倒の人間というわけでもない。

劇中で見せる才覚には凄まじいものがあり、旧校舎に侵入したパッションリップをダキニ天法で撃退するほど。魔力が枯渇したEXTRAの世界では旧世代の魔術はほぼ行使不可能となっており、その状況にありながら法力を行使する彼女は新世代の魔術師(ウィザード)ではなく旧世代の魔術師(メイガス)の域にあるとされる。
コードキャストに関する才能もずば抜けており、劇中でSGの摘出にも使用する五停心観を始めとした精神医療用コードキャストを発展させ、禁忌とされた電脳体への侵入を可能にするコードキャスト「万色悠滞」を開発した。

サーヴァントはキャスター。情け容赦なく毒舌を振るう彼を窘めたり、逆に暴走したところを呆れられたりと性格に難がある彼ともそれなりに仲良くやっている。
その物腰からシンジは懐いているが、彼女の評判を耳にしている生徒会メンバーは頼りにしつつも心中で一線を引いており、自身と真逆の物腰が苦手なのか臥藤門司は彼女との同席を避けようとする。

なお、3サイズはこれまで型月最高をキープしていたリーゼリットを遂に追い抜いてB96/W58/H86
一応バストの数値だけ見ればこれ以上の数値がCCCには二人いるのだが、一人は他の部分のお肉が余分に付きすぎており、もう一人はといえば身体構造が特異過ぎて体重がまさかの1t。プロポーションなども考慮すると彼女が一位である。

この世最後の聖人/魔性菩薩

地上における彼女は「最後の聖人」として知られている。彼女に恋した者、身体に溺れた者、慰み者にする者、憎悪する者、利用しようとした者――その全ての者に対し、彼女はその身を捧げ、救いの手を差し伸べてきた。
幾たび裏切られ続けてきても歩みを止めることの無い その姿は極めて貴いものと判断され、聖堂教会の次期法王候補である枢機卿までもが現代の聖人と認めている。

しかし、その一方で彼女に関わった者はほぼ全員が最終的に自殺の末路を辿っており、人を救う道程を歩みながらその後ろに死体だけが残る有様から 「人を狂わせる魅力を持ち衆生救済をし続ける類稀な求道者」 と認識され、結果として彼女は「魔性菩薩」という通り名でも呼ばれるようになった。

組織の有力者さえも聖人と認めざるを得ないほどの彼女の存在を危惧した聖堂教会の働きかけにより、西欧財閥は「禁忌とされた万色悠滞の開発」を表向きの理由として彼女を電脳犯罪者として指名手配している。

  

 

 

 

 

 

 

 ネタバレ注意 この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

 

 

 

 

  

 

――では、その女の話をしよう。淫らに現実を侵す、おぞましい愛の末路を

シナリオ上では彼女は第五章にてメルトリリスにより殺害されてしまうが、CCCルートの最終局面にて姿を現す。
CCCの異変を起こした真の黒幕であり、BBのプログラムを改変し彼女の「主人公を消滅の未来から救う」という目的に「人類の欲望の解放による破滅」という破綻した意識を植え付けた張本人である。
桜を万色悠滞により自意識に目覚めさせた上で陥落し、彼女を遠隔操作してムーンセルを掌握するというのが当初の計画だったが、主人公に彼女が助けられたこととその後のループする日常を見たことで(若い二人の秘密の日々を出刃亀したかったので)計画を変更し、BBを利用してのムーンセル掌握を狙っていた。
その目的は「全ての人間を自分の快楽のために使うこと」。
「自分が気持ちよくなる」ためだけにムーンセルを乗っ取り、神になろうとする。自身の欲を追求した結果人類が滅びたとしてもかまわないと考えており、自分の欲のために人を救う、あるいは滅ぼすことにためらいを持たない破綻者。


―――だが、彼女の真に恐ろしい点は、その前提の上で全ての人間を真に愛しているという点である。

「―――いいえ。  まだ理解が及んでいませんのね。

神になるのは結果論です。
 私はただ、自分の欲望に忠実なだけ。
私はすべての人間に愛されたいのです。
地上すべての人間の、快楽の受け皿になりたいのです。
まだ生きているすべての生き物の欲望のはけ口になりたいのです。
そう―――
何万何億という人間を使って、最大の快楽を得たいのです。
―――ほら。  そのためには、神になるしかないでしょう?」

神になるのは愚かだとサーヴァントに言われた際に返す言葉が上記のもの。
自分が快楽を得るため、結果論で神になるというその答えには聞いた者が一様に絶句した。

その破綻した願いを叶えるための最終工程として、彼女は主人公の目の前で桜とBBを吸収。
キャスターの宝具を用いて人工・新造の神として変異し、二人を助けようとする主人公らの前に立ちふさがる。

随喜自在第三外法快楽天

  • 宝具:この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)
  • パラメータ
    筋力:不明 耐久:不明 敏捷:不明 魔力:不明 幸運:不明
    サーヴァントではないため情報マトリクスにも詳細なパラメータやスキルがなく、具体的な数値は不明。
    しかし、パッションリップを撃退するほどの法力や、サーヴァントにすら捉えられない動きを可能とする身体能力等、最高クラスのサーヴァントにさえ匹敵する能力を持つ。
    サーヴァントに例える場合、最も近いクラスはセイヴァーであるとされることからもその力がどれほど逸脱したものであるかが伺える。
    そのあり方は真性悪魔(人間が理解できない、異世界の存在のレベル)の域にまで達しており、20世紀に創作された神話の邪神達(SAN値を直葬させる例のアレ連中)に似るという。
    戦闘では攻撃スキルやカウンタースキル、効果付与スキルをバランスよく使用してくる上、キャスターがコードキャストでサポートを行ってくるので、こちらも臨機応変に対応していく必要がある。
    奇しくもマスターが肉弾戦、サーヴァントがそのサポートを行うというスタイルはその有り方の類似を指摘されたアヴェンジャーと、そのマスターであるバゼットのコンビのそれと同じものである
  • スキル
    大頭七野干法
     頭上にエネルギーを集めてからのビーム乱射。
    ダメージのみのスキルなので、しっかり防御すればそれほど怖くはない。
     「諸法無我など猿の戯言、果徳とは蹂躙するもの。溢れ出る六欲に溺れましょうや」
  • 詠天流・四念回峰行
     習得した詠天流の武術を魔人化した肉体で使用。
     サーヴァントでさえ捉えられないほどの神速の四連撃→渾身の一撃。麻痺効果があるので、回復はしっかりと。
     余談だが、キアラは「SEISYOKUSYA」で「YAMA育ち」、しかも「KENPOU家」という型月のヤバい要素を
     総なめしている。
     「不浄 辛苦 無常 無我 奥義、四天道!」
    金剛界 智拳印
     
    カウンタースキル。こちらの行動を阻害しながらMPダメージ。
     補助スキルとガード以外は問答無用で妨害されるので厄介。
     スキルが判明しているターンにはこちらのスキル・宝具の使用は控えたほうがよい。
     「うふふ、捕えましたわ」
    胎蔵界 理拳印
     
    アタックにスキル封印付与、ガードにHPドレイン付与、ブレイクにスタン付与のいずれかが発動。
     
    スタンとスキル封印は場面によっては致命的になり得るので注意。
     「苦も楽も同じこと、命の色でございます」
  • コードキャスト
    アンデルセンが差し込んでくるコードキャスト。コードキャストなので当然そのターンにキアラも動く点に注意。
    なお、コードキャストの元ネタは「雪の女王」。
     カイの欠片

      1ターンの間、筋力上昇。必ず1手目に差し込んでくる。
      そのターンの攻撃や「四念回峰行」の直撃をもらわないように注意。
      「さあ、殴り合え馬鹿共!」
     ゲルダの涙

      1ターンの間、魔力上昇。
      同じく1手目に差し込んでくるが、「大頭七野干法」にしか適用されないので「カイの欠片」より対処は楽。
      こちらの詠唱はFate/GrandOrderのスキル使用時の台詞に引用されている。
      「ゲルダの涙よ、心を融かせ!」

「気をつけろ、最低最悪の宝具がくるぞ!」

この世、全ての欲(アンリマユ/CCC)

「済度の時です、生きとし生ける者全ての苦痛を招きましょう。
__あぁ・・・ああぁあーーあぁーーー!!!
衆生無辺誓願度__歓喜、離苦、明地、焔、難勝、現前、遠行、不動、善想、法雲。
十万億土の彼方を焦がし、ともに浄土に参りましょうや!」

魔人化したキアラの宝具であり、その区別はまさかの「対宝具」。人類すべての欲望を受け止める大地母神に変生した彼女がコードキャスト・万色悠滞により人々の魂を自身の身体に招き入れ、何十億という快楽の渦を生成。
この快楽の渦によりあらゆる知性あるものを融かし、その『人生』を一瞬で昇華させる。わずか一瞬の、しかし永遠の極楽浄土の誕生である。 この快楽の渦はどれほど知性構造が異なっていようと、知性あるものには例外なく作用する。

途中のやたら小難しい詠唱は四弘誓願の1つと、菩薩の十地。
ただし十地の方は、法雲→(中略)→歓喜のところを歓喜→(中略)→法雲と逆順で唱えている。

ゲーム的には現在のこちらのHP、MPに対し99%のガード不可の割合ダメージを与える。
1、3、6手目のいずれかに発動するので、発動された直後にエリクサーを使用すれば安全に受け切れる。
王律権キシャルや黒天洞も有効だが、基礎のダメージが大きすぎるので素直に回復したほうが無難。
ちなみにアーチャーのロー・アイアスなら完全に防ぎきれるやっぱりお前本当はアヴァロン投影してるだろ

要は地球丸ごとテクノブレイクというアレ過ぎる宝具。
しかもこの効果は地球の人間に限らず、知性と呼べる者を持つ生命体であれば有効だというので、
下手をすればサーヴァントどころか四次キャスターの海魔や死徒27祖、
最悪ORTを始めとしたアリストテレス連中にまで有効の可能性がある。

ここまでの説明だけでも酷い宝具だが、この宝具の真に最低最悪なところはビジュアルである。
どんな見た目かというと

宇宙空間に浮かぶ地球と、その前でM字開脚しているキアラ

地球を股間に押し付け、エクスタシーするキアラ

場面が変わり、天空で印を結んだキアラから幾筋もの黒いビームのようなものが発射

宇宙空間で大爆発

項目トップのセリフは発動ターンにキャスターが教えてくれる警告の言葉だが、その想像を絶する最低最悪さに数多くのプレイヤーが絶句し、このゲームのCERO基準を疑うことになった。
この宝具の原案を出した菌糸類でさえ、「これとAUOのキャストオフがなんで通ったか分からない」とのことで、アヴァロンより厚いとされるCEROの壁をこの宝具が通過した理由は永遠の謎になりそうである。

本来なら受けた瞬間に即死する宝具であり、1%のHPが残るような余地は存在しない。
しかし、「相手が岸波白野であったこと」がキアラにとって唯一の、しかし最大の誤算であった。
宝具が発動する瞬間、彼女が取り込んだ桜とBBが慕う白野を守るため全力で抵抗するため、どうあっても彼女は
主人公に対してこの宝具を全力で発動することが出来ないのである。

その足を戻すなら

最終的に主人公に倒された彼女はムーンセル中枢で消滅することになる。
自身の快楽のためにあらゆる人間を食い潰し、神の座までも欲した彼女の根底に何があったのか。
主人公らに助言を与えながらも、決して立場は揺らぐことなく彼女に与していたキャスターは、何を思っていたのか。
もし全ての原因が取り除かれた時、そして足を急がなければいけない状況になった時、 その足を元いた場所へ向けるならば、終わりの二人が描く物語を識ることができるかもしれない。

余談・裏設定(反転)

サーヴァントが何故「彼」であるかの理由については、本人達の相性も勿論だが実は彼女の好きなものの一つである「童話」が関係している。14歳頃まで病弱で臥せっていた彼女の数少ない楽しみの一つは信者が差し入れてくれる絵本であり、「異世界ほどの隔たりがある陸に住む王子に恋をした人魚の姫の悲恋」や「雪の降る町で一人マッチの火を頼りに幸せを夢見た少女」などの話に感銘を受けていたのだという。
その記憶そのものは、彼女の有り方が変容していく中で記憶の片隅に追いやられてしまい、もう彼女が思い返すこともないのだが。

前作での臥藤門司の発言から分かるように、彼とはムーンセルに来る以前に面識がある。その際彼と禅問答を行ったのだが、既に魔性菩薩呼ばわりされていた彼女でさえガトーには「この人ヤバい。マジ話通じない」とドン引きしたのだという。
作中ではガトーが彼女を苦手にしているように見えていたが、実際にはこのように立場は反対であり、自身の情報が彼から漏れることを警戒した彼女はその時の記憶を奪ったのだという(尚且つ、自身と顔を合わせる機会を少しでも減らすため、ガトーが彼女との同席に拒否反応を起こすように仕向けていたとも考えられる)。

彼女の宗派である真言立川流は「ダキニ天」を崇拝しており、つまりキャス狐が御本尊である。
ただし、当のキャス狐は魂の有り方が分かるためか彼女の本性を最も早く見抜いており、彼女のことを「理解する価値のない相手」と主人公に進言。彼女が真の黒幕であることも薄々感づいていたようで、CCCルートで彼女が現れた際には「やはり現れましたね」と発言している。
キアラもキアラで戦闘時に彼女を「負け犬」と呼び、御本尊の彼女からアバズレ呼ばわりされるほど激昂させた。

キアラという名前の由来は何と型月の2大宗教系ボス「言峰綺礼」と「荒耶宗蓮」。「”キ”レイ」と「”アラ”ヤ」でキアラである。制作時、Fateなので思想的なボスにしたいという打診を受けた奈須氏が「では思想的なボス達から取りましょう」として、結果宗教家であった二人の名前を組み合わせた名前となった。
なお、名前の元ネタだけ見ると凄まじいまでのCV:ジョージ臭が漂うが、幸いキアラは妙齢の美女であり、また言峰綺礼(を再現したAI)が「聖杯戦争監督役」兼「温泉の番台」兼「購買部店員」としてムーンセルにいたため、CV:ジョージの妙齢美女という悪夢は実現しなかった。ネコはいた?(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい

外部出演

現在のところCCC関連の外部出演は出来ていないが、型月オールスターギャグ漫画「ちびちゅき」には相方のアンデルセンと共に登場。
学校が舞台の漫画でよりによって小等部の教師になり、国語の教師なのに子供達相手に実技ありの保健体育を行おうとしたり、相方の書いたお話を性的な意味に曲解して読み聞かせようとしたりするため、小等部に配置されたアンデルセンが必死で暴走を止めている状態である(他の小等部生徒はロリ凛、ロリ桜、レン&白レン、ルゥ=ベオウルフ、ありす&アリス、CCCシンジであり、精神的に大人なアンデルセンが頑張るしかない)。
なお、小等部の他の教師は「興奮すると蟲が湧いてくる雁屋先生」や「娘ばかり贔屓する上、授業参観と言い張って他の授業にまで出張ってくる時臣先生」であり、彼女だけがろくでもないのではなく教師が全体的にロクでもない。

関連動画

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。 ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連コミュニティ

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • Fate/EXTRA CCC
  • キャスター(Fate/EXTRA CCC)
  • キャスター(Fate/EXTRA)
  • 岸波白野
  • 間桐桜
  • BB(Fate/EXTRA CCC)
  • 臥藤門司
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
きゆみやま[生放送]

提供: カミカゼ

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/13(土) 11:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/13(土) 11:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP