無宗教 (Irreligion) とは、特定の宗教を信仰しない立場のことである。
無宗教という語は文脈によって意味合いを異にする。純粋に何らかの宗教組織に属さないことをさす場合もあるが、時に無神論と同じ意味で使われることもある。
日本人は自身を仏教徒であるか無宗教であると認識していることが多い (神道家・神道信者と自認している人は少ない)。
無宗教の立場を大きくわけると次のようになる。
○○教といった特定の宗教の教徒であるというステータスが無い者は、自身を無宗教であると自覚しているかも知れない。教会や寺院といった特定の場所に通うことが無く、何らかの教典 (新約聖書やコーランに類するもの) を読むことも無い。宗教に無関心であるとも言えるが、特定の宗教を信仰する必要の無い環境にあるとも言える。
このタイプの無宗教の者は、普段は宗教に意識・関心が無いが、決して神の存在自体は否定してない。例えば特定の教団に属していない者であっても、窮地に立たされた時に「こんなときに神様が助けてくれれば」と思い浮かべることがある。
逆に、八百万の神の存在を信じる者の中で自ら「私は神道信者です」と名乗り出る者は少ない。また、占いや精霊を信じるということも、超自然的なものに対する信仰と考え得るが、信じている者に宗教の意識は無い。
教団や教会等の制度や、教義・教典といったものに対して疑問を抱く者も、自身を無宗教とする。科学等による理詰めを拠り所とし、神や精霊といった超自然的なものによる効果・関与・介入といったものにも否定的であることが多い。ただし神の存在そのものについては否定しない者もいる。
世俗主義者、自然主義者、共産主義者等は、その主張の内容のため必然的に無宗教となる。2.のように宗教そのものを積極的に否定せずとも、自身の信奉を貫く結果、宗教とは相容れない行動になることが多い。
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最終更新:2025/12/15(月) 18:00
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