片眼鏡とは、眼鏡の一種である。
片目にのみ装着する眼鏡。単眼鏡、或いはモノクルとも言う。
両目に装着する通常の眼鏡と違い、片目にのみ装着するものなので様々な形のものがある。
具体的には「眼窩にはめ込んで装着する」「ブリッジを使って鼻に掛ける」「鎖や紐でレンズを吊るす」といったもの。
19世紀頃ヨーロッパにおいて上流階級(貴族)のたしなみの一つとして流行したのがルーツとされ、その家が大きな財産を持っている事を示すステータスとして主人のみならず執事にも片眼鏡をかけさせる事もあったという。
これが元になっているのか、フィクション作品でも高貴な身分の男性や執事が片眼鏡をかけている傾向にある。シルクハットやコートと合わせて身に付けるのが定番か。
ちなみに怪盗が登場する作品では怪盗が(片眼鏡を始めとする)これらを装いを身に付けている事もあるが、こちらについては20世紀初頭の小説「怪盗紳士アルセーヌ・ルパン」シリーズに登場する同名の怪盗がモチーフであると思われる。
現実とフィクションの双方に言える事だが、基本的に男性が付けている事が多く、女性が付けている事はめったに無いようである。全く無いわけではないが・・・
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最終更新:2025/12/12(金) 10:00
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