猿渡一海とは、特撮ドラマ『仮面ライダービルド』の登場人物。
仮面ライダーグリスに変身する北都の戦士である。
演じるのはかつて『仮面ライダーキバ』にて過去編の主人公、紅音也を演じた武田航平氏。
三都間の戦争・ライダーウォーズが開始した際に北都より東都に送り込まれた戦士。
サバサバした口調だが、仮面ライダーグリスへ変身した際にはネビュラガスの作用と同質であるスクラッシュドライバーの影響で好戦的な性格になる。
戦兎の正義に対しても「俺達がやっているのは殺し合いだ」と豪語する等非常に現実的。
その一方で戦争の影響で疎開している民間人を見て不快感を示したり、東都のテレビ局をジャックした際に「民間人には手を出さない」と宣言する等ある程度の良識は持ち合わせている。
宣戦布告してからは、東都の20本のフルボトルを回収するという任務を果たす為に、戦兎や万丈と戦っている。
部下である北都三羽ガラスとは過去に何らかの面識があるらしい。
後に判明した情報では、元々は北都の農地を持っていた大地主だった。
しかしスカイウォールの惨劇の影響が農地に直撃。農地が死に、作物が育たなくなり、一海は私財をなげうってまで、北都三羽ガラスを含めた身内を守ってきた。しかしそれにも限界があり、猿渡は自ら人体実験に志願し、今の環境になった、と言われている。
過去を失ったというが、彼の場合は人体実験の副作用で失ったわけではなく、大事なものを守るために覚悟を決め、自分への戒めとして過去を捨てた……というのが正しいだろう。
しかし、石動惣一によってもたらされた事故とはいえ、戦兎が自我を失い暴走、青羽をその手にかけてしまう。
仲間を失う悲しみを、覚悟によって押し殺し、万丈にも戦兎にも戦士として振る舞いながら、運命の「代表戦」の舞台に立つ。
スクラッシュドライバーはライダーウォーズ開始前に石動惣一に貰ったらしく、戦兎達にはそう答えている。
人体改造によりスクラッシュを使用することができるようになっているが、ライダーウォーズ中に石動に測定された際のハザードレベルは4.2と、どのライダーよりも高かった。
ちなみにみーたんこと石動美空の大ファン。彼女に対してはデレデレした表情になり、同じ演者である音也を彷彿とさせる。
彼の部下である3人組。頭脳に関しては3人そろって馬鹿であり、よりにもよってこの作品における馬鹿代表の万丈に馬鹿呼ばわりされるほどの馬鹿。
一海の所持している農地で働いていたため、一海を「頭(カシラ)」と呼び慕っている。
戦兎達から見たら敵だが、彼等には彼等の正義を持って戦っているようだ。
全員がフルボトルを所持しており、腕にセットすることで意志を持ったスマッシュ「ハードスマッシュ」へ変身する。
しかしハザードレベルは仮面ライダーより低く、このままでは任務を達成できないことを危惧した三羽ガラスは、頭の力になりたいがため、「敗れたら肉体も残らず死ぬ」という非常にハイリスクな再改造の話を受け、三人全員が黒い「ハザードスマッシュ」に変貌する。
それでも任意変身解除で、ある程度は死の危機を回避できるようだが、「ハザードトリガー」によって暴走状態になってしまったとはいえ、桐生戦兎によって青羽が殺害されてしまうことになった。彼の死は、敵味方関係なく、その場にいた全員に事実として重くのしかかってしまう……。
《ろぼっとぜりぃ…》
変身。
《潰れる!流れる!溢れ出るぅう!!!》
《ロボットイングリィイイス!!!!!》
《ぶるぁあああああああああああああああああああああ!!!!》
彼が劇中で変身する仮面ライダー。
その姿はどこか仮面ライダーゴースト・ムゲン魂に似ている。
クローズチャージと同じくスラッシュドライバーを使用し、ロボットスクラッシュゼリーを使用し変身する。
変身ポーズは片腕で銃を作って撃つ仕草をするなどどこかキザ。
名前の由来は重機などの間接に刺す油・グリスから。
必殺技は肩や背中からゼリーを纏い、噴射して放つライダーキック「スクラップフィニッシュ」。
また、ヘリコプターなどのフルボトルを装填し、「ディスチャージクラッシュ」で戦術を広げることが可能。ツブレナァイ!
現在彼は無機物系フルボトルを主に使用するが、設定上有機物系フルボトルを使用して「チャージクラッシュ」を使用することも可能。
ひらかたパークの仮面ライダービルドショーにて偶然にも、演者が同じ音也を登場させたコラボショーが情報公開前に公演されている。
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最終更新:2025/12/07(日) 05:00
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