社会民主党とは (シャカイミンシュトウとは) [単語記事]

社民党、正式名称社会民主党とは日本の政党である。
55年体制時に「万年最大野党」であった日本社会党の流れをくむ勢力の一つ。

ネット上の評価は非常に低い。公明党などと並んで、ネット上において非常に評判の悪い政党の一つである。

概要

1945年に共産党系を除いた社会主義勢力が統合して結成された「日本社会党」は55年体制下において最大野党の地位を維持したが、55年体制崩壊に伴って求心力は大きく低下。94年の村山政権下における強引な方針転換が引き金となって瓦解した。

約半数の議員が民主党結成に参加するなど勢力の大半を失う中、残留組を再編成する目的で改称して誕生したのが社民党である。

形式的には日本社会党(社会党)の直接の後継勢力であるが、労働組合など社会党時代の支持基盤の大半を失っており、勢力も激減(社会党最後の選挙での衆参議席数70/37→社民党初の選挙での衆参議席数15/13→現在7/5)していることから、「社会党の残党にすぎない」とする意見もある。

政治的思想・立場は左派・社会民主主義。非武装中立、福祉重視、環境保護、脱原子力、女性の権利向上を党是とする。

イデオロギーや歴史的背景から反米かつ親中国の面が強く、朝鮮労働党にも比較的好意的な立場を取る(拉致問題の存在に02年頃まで否定的であった。現在も交流の「一時」中断)などの理由でネット上で特に嫌われている。

2009年の衆議院総選挙では議席は７で公示前と変わらず。ただし、現職で保坂展人が落ちている。

党員のうち、国会に議席を持つ者は次のとおりである(50音順)。

かつての党首、土井たか子は選挙で落選し議席を失った。その責任を取り党首を辞任したため、現在は「名誉党首」職となっている。

百聞は一見にしかず。