紅魔の小悪魔さんとは、投稿者K.氏により製作された東方GTA動画の1シリーズである。
2009年10月31日にep.1が投稿され、2010年02月04日投稿のep.16にて前期終了という形になった。
しかし、さしたる休みも挟まず、現在は後期ストーリーが継続中である。
ある日、紅魔館の門番である紅美鈴が姿を消した。
その日の夜、何者かの電話により彼女が誘拐されたことを知ったレミリア・スカーレットは、自ら捜索に赴く。
一方で、パチュリー・ノーレッジの命により小悪魔も情報収集に出かけることになる。
これが後の激しい戦いの幕開けになるとは、このとき誰も予想だにしていなかった。
はたして、小悪魔を待ち受けているのはどんな「運命」なのであろうか・・・。
本作品の最大の魅力は、原作であるところのGTASAの本編の流れに沿わない、オリジナル展開のストーリーである。
本筋となる話は、「幻想郷に異変を起こした者とそれを解決する者たちとの争い」という東方の王道とも言える展開をとっているが、シリアス一本調子に進んでいくわけではない。
このような多くの要素が絡み合う、エンターテインメント性の高い構成になっている。
作者は、視聴者をストーリーに引き込むと同時に、飽きさせない工夫も取り入れている。たとえば、
等々。最近では独自IFPによる動きを活かした演出も見られ、貪欲に作品の質を高めていこうとする意志を感じさせる。
作者がこのシリーズを投稿し始めた当初、まだ色々と不慣れだった為、序盤のエピソードは展開がスムーズではなく、
視聴者に、とっつき難い印象を与えてしまった(と一部から評された)ものがあった。
作者自身これを消化不良と感じたらしく、現在の錬磨された編集技術を用いて、わかりやすく再構成されたリメイク版が
いくつか再うpされている。
本シリーズを未見の方にお奨めするのはもちろん、一度視聴を済ませた人でも新しい気持ちで楽しめるだろう。
※注意!!※
この先では、ネタバレと思われる箇所を反転して表記しています。それを踏まえ、該当部分をドラッグしてご覧ください。
それ以外の部分についても、同じくらい重要だと感じる内容になっているかもしれません。
動画をまだご覧になっていない方は、先にご視聴されることを強くお薦めします。
小悪魔
本作の主人公。とはいえ発言を横取りされたり、周りからの扱いも酷いことが多く、その活躍度はFF12の主人公並である(ep.5における作者説明文による)。
パチュリーの下で働いており、紅魔館の一員としてけなげに任務をこなす。
紅魔館襲撃時には、多数のドーピング妖精を相手に単独でなかなかの健闘ぶりを見せるなど、その身体能力はかなり高いようである。(紅魔館陥落後は魅魔に師事し、さらなるパワーアップを果たした)。
パチュリー・ノーレッジ
魔法使い。「動かない大図書館」の異名に恥じず小悪魔をパシらせたり、レミリアがいなくなった時のボスの構成を想定するなどちゃっかりしているが、今回の事件に際し臨時警備員を雇っていたりなど、裏ではきちんと仕事をこなしていたようだ。
身の回りの世話は咲夜に任せっきりだったが、とある事情で咲夜が使えない現在は紫ジャージもやしとして積極的に戦いの場に身を投じるようになった。
レミリア・スカーレット
紅魔館の主である吸血鬼。冒頭から咲夜に泣きついたり、思い込みから幽香を犯人と決め付けて言い寄ったり、美鈴探索に出かけた自らが迷子になったりと見事なカリスマブレイクっぷりを見せる。
持ち前の運命を操る程度の能力の影響か、咲夜を行かせることに言い知れぬ不安を覚えたり、不吉な夢を見たりしている。(実際のところ犯人は幽香で、改めてレミリアは戦いを挑むが、その圧倒的な力の差を前に敗北、行方知れずに。幽香の言によれば死亡したということだが・・・)。
フランドール・スカーレット
吸血鬼でありレミリアの妹。今回の事件に対して危機感を全く持っていないというより完全に無関心(自らの強大な能力から来る余裕?)のようだ。
マインドブレイク中の咲夜を元気づけるという名目の下、さらなる追い打ちをかけたりと、むしろこの状況を楽しんでいると言った方がよいのかもしれない。
十六夜咲夜
紅魔館のメイド長。どういうわけかレミリアをつけ狙う警察に対し、某吸血鬼ばりの能力を見せ付け恐怖のどん底に陥れるなどまさに「完全で瀟洒な従者」であるのだが、悩みを自分で抱え込んでしまう性質であり、今回の事件に対してもかなりの責任を感じているようだ。
さらに、レミリアを長時間引き離すと禁断症状によりマインドブレイクするという精神的な脆さを抱えている。
紅美鈴
紅魔館の門番。冒頭でいきなり誘拐されたりと、相変わらず不遇な扱いを受けることに定評のある彼女だが、
咲夜を元気づける際に大役を任されるなど、周りから寄せられる信頼はかなり厚いものと思われる。
博麗霊夢
博麗神社の巫女。幽香の依頼した怪しげなバイトに、その目的も聞かず飛びついたり、結界張りの宣伝をデカデカと掲げていたりと、お賽銭にご執心な貧乏巫女設定はここでも生きているようだ。
チルノと大妖精を相手に惨敗した悔しさから味方に加わるが、異変解決という自身の使命を忘れてはおらず、責任感も強い。
霧雨魔理沙
普通の魔法使い。霊夢と同じ理由で戦いに参加する。やたらとふざけているような振る舞いを見せているが、実際のところは真剣に事態に取り組んでいる。
持ち前の天然ジゴロっぷりを発揮し、レミリアの生存に絶望していたパチュリーを立ち直らせるなど、重要な役割を果たしている。
アリス・マーガトロイド
魔法使い。魔理沙に対する想いが高じて、ストーカーまがいの行為をしてしまい、魔理沙からも「瀬戸内海級の心の広さ」と皮肉られる。その行為はエスカレートし、最終的には逮捕されてしまうが、その後神綺の説教を受け、心を入れ替えて(?)共に戦うことになる。
古明地さとり
地霊殿の主。空(うつほ)の誘拐事件に関する報道の内容に疑問を持ち、その解明のため妖怪の山へ出向く。
その際、自身の心を読む程度の能力により何かを知り、事件に深く関わることとなる。
古明地こいし
さとりの妹。無意識のなせる技か、そのフリーダムっぷりはどこぞの妹様を彷彿させる。最初は単なるお荷物のようにも見えたが、意外なところで手助けしてくれている。
星熊勇儀
山の四天王である鬼。萃香の経営する「飲み処すいか」で働いている。
主に対する小悪魔の意思に感銘を受け、先に身辺のゴタゴタの解決を手伝ってもらうことを条件に、協力を約束する。
伊吹萃香
山の四天王である鬼。幼女の経営するえっちぃお店「飲み処すいか」を経営している。
最初は異変よりも店の方を大事にしていたが、その店は勇儀が放った瞬獄殺(×6)の余波で粉砕。結果として協力する意を固めた。
鈴仙・優曇華院・イナバ
永遠亭の月兎。霊夢からの要請で派遣された。元軍人という肩書は伊達ではなく、その腕前は確かなものである。
お腹を下しやすいのがタマにキズ。
因幡てゐ
永遠亭の兎。鈴仙と共に応援に駆けつけ、戦いに加わる。
蓬莱山輝夜
月出身のお姫様であり蓬莱人。紅魔館の臨時警備員として雇われ、ピンチの際に駆けつけた。
パチュリーとはネトゲ仲間で、互いに「パチェ」「ぐーや」とHNで呼び合っている。
藤原妹紅
蓬莱人。狼煙屋や焼き鳥屋、服屋などのバイトを掛け持ちして生活費を稼いでいるようだ。
迷子になったレミリアを見つけ出したのも彼女と思われる。その後、椛の要請に応じ、小悪魔の元まで連れて行った。
上白沢慧音
寺子屋の教師と歴史の編纂業を務める半獣。輝夜との戦いで頭部を失ったまま帰ってきた妹紅を見ても全く動じず対処する様子から、二人の信頼関係が並大抵ではないことが伺える。
魅魔
悪霊。紅魔館陥落の際、空から落ちてきた小悪魔を助けてやった。
かつては人類に復讐するという野望を抱いていたが、現在は戦いから身を引いて山中の一軒家でひっそりと暮らしている。そのため、弟子にしてほしいという小悪魔の願い出を最初は拒否する。(しかし、ひたむきな小悪魔の姿を見て弟子の魔梨沙のことを思い出し、彼女を鍛えてやる)。
八雲紫
スキマを操る妖怪。西行寺幽々子と共に守矢主催の「バスと船で行く信仰ツアー」に出かけている。
手紙で霊夢にエールを送る。
永江衣玖
リュウグウノツカイの妖怪。誘拐された天子の生存が絶望的だと思い酔い潰れている。
しかし小悪魔の説得とその強い意思により、いくらか持ち直した。
風見幽香
四季のフラワーマスターと呼ばれる妖怪。そのドSっぷりにはかなりの定評があり、レミリアから美鈴誘拐の容疑者として真っ先に挙げられ、言いがかりをつけられる。
身体の80%はお花のような優しさでできているらしい。
(結局のところ彼女が犯人だった。その目的は単なるストレス解消だと言っているが、その後の経緯から紅魔館を陥落させ夢幻館を復興し、強化させた妖精たちを放ち幻想郷を混乱に陥れるという異変を起こすことにより強者と戦うことが本来の目的だったようだ)。
リグル・ナイトバグ・東郷
蛍の妖怪。幽香の忠実なる奴隷片腕として動いている。
とある有名な殺し屋の魂をその身に宿している。
メディスン・メランコリー
人形が変異した妖怪。幽香の下で、新夢幻館の門番として働いている。
ルーミア
闇を操る妖怪。幽香の下で動いている。
リリーホワイト/リリーブラック
春告精。スティンガーミサイルなどの現実的な弾幕と共に春を告げる。
春DEATHよ~☆
チルノ
氷精。「あたいったら最強ね!」がまさに真実となったわけだが、頭の方までは強化されなかったようだ。
ミスティアの鰻屋で配達のバイトをしている。
大妖精
得られたチート性能によるキックは見物である。チルノと同じバイトをしている。
射命丸文
文々。新聞の記者である鴉天狗。誕生日に椛からもらったバイクに乗って下界に繰り出し、ネタを集める。
大金に目が眩んであっさりと雛を売り渡したりと、「清く正しい」の自称にはかなりの疑問が感じられる。(結局敵側に回ったが、そもそもの発端は幽香に天子死亡の嘘情報を流すことを強要されたことで、その後は地位と名声への欲を捨てられないが故の行動であった。良心は残っていたようで、小悪魔との一騎打ちに敗れることで目を覚ました)。
犬走椛
射命丸の部下である白狼天狗。美鈴誘拐の目撃者であったことから今回の事件に関わる。
上司に対する忠誠心が全く感じられないような心情を度々吐露する。(しかし文の葛藤を理解しており、見守っていたようだ。彼女が改心したのを見届け、その元を去った)。
東風谷早苗
幻想郷の外から来た守矢神社の風祝であり現人神。フルーツ(笑)であることへのプライドはかなり高いようで、神奈子から「ミラクルスイーツ」と間違えて呼ばれただけでブチギレるほど。
今後については今のところ不明。
八坂神奈子
守矢神社にて奉られている神。何故か路上で諏訪子と殴り合いの喧嘩をしていた。
神符「神が歩かれた御神渡り」という名の無銭乗車を駆使する。その姿はまさに神そのものである。
洩矢諏訪子
同じく守矢神社の神。何故か路上で神奈子と(ry
比那名居天子
天人。そのドM気質のためか今回の事件の第1被害者となる。(幽香に殺害されたということだが、その情報は嘘であったことが後に判明する)。
鍵山雛
本動画では主に、軍用ヘリHINA-891 YAKUGAMIとして登場する。射命丸の手引きにより、あっさりと敵側に売られてしまった。リグルやリリーによって使用される。(撃墜された後は人型となり、永遠亭で療養している)。
霊烏路空
地獄鴉。持ち前の核融合の力を生かした掃除機としてCMを撮影してもらう。
消息不明となっていたが・・・。(天子と同じく、誘拐殺人の被害者となったと報じられたが、実際は彼女の能力に目をつけられ、新夢幻館が新たに創設した核施設で無理やり使役させられていた)。
火焔猫燐
灼熱地獄跡で怨霊の管理をする猫の妖怪。空のCM撮影に付き添う。
現在は「飲み処すいか」で働いている。
黒谷ヤマメ
土蜘蛛の妖怪。「飲み処すいか」で働いている。
神綺
魔界神。アリスの母親(のようなもの)で、服役中のアリスにかなりの説教を施したらしい。
今後については今のところ不明。
魔梨沙
魅魔の弟子であった頃の魔理沙。決して誤字ではない。
魅魔の起こした異変の際、靈夢と対決するが、異変解決モードの鬼巫女の前になすすべもなく敗退、どころかオーバーキルされる。
現在の彼女の言動にはその後遺症が見られるような気がしないでもない。
ロリス
幼少(?)の頃のアリス。いきなり霊夢たちに轢き逃げされるわ、その直後に母親がフルボッコされるわ、魅魔にお持ち帰りされてメイドとしてこき使われるわと散々な目に遭う。
Ryder?
「飲み処すいか」で酔い潰れていたところを、通路の邪魔ということで勇儀に踏み潰された。
大事なことなので二回踏み(ry
ト〇ン〇ス
某戦闘民族と人間のハーフ。父のことをかなり疎ましく思っているらしい。
ep.1 本編マイリスト
リメイク版
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/13(土) 12:00
最終更新:2025/12/13(土) 12:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。