聖闘士星矢セインティア翔とは (セイントセイヤセインティアショウとは) [単語記事]

聖闘士星矢セインティア翔とは、原作：車田正美、漫画：久織ちまきによる漫画作品である。秋田書店『チャンピオンRED』にて2013年9月号にプロローグが載った後、10月号より連載中。コミックスは既刊6巻。

概要

「聖闘士星矢」のスピンオフ作品。

女神アテナ直属の親衛隊的な存在として、身辺の世話や警護などを行う特別な女性聖闘士「聖闘少女（セインティア）」たちの活躍を描く。

原作でいう銀河戦争（ギャラクシアンウォーズ）編の時期に邪悪な女神エリスとの戦いが描かれるなど、原作「聖闘士星矢」で描かれなかった部分を補完する形でストーリーが進行している。

登場人物

翔子（ショウコ）: 星座：子馬座（エクレウス） / 聖衣：青銅聖衣
本作の主人公。
幼い頃に留学したきり音信不通の姉・響子の無事を想いつつ、中学生としての日常を送っていた。
しかしある日の襲撃を境に、邪神エリスの依り代としてその身を狙われる羽目になってしまう。
そんな状況の中で数年ぶりに響子と再会。姉が聖闘少女になったこと、城戸沙織が実はアテナであること、などを知らされる。二度目の襲撃では響子たちの助けで難を逃れたものの、翔子に代わる依り代として響子が連れ去られてしまう。
エリスに囚われた響子を救い出すべく、響子が残していった聖衣をその身に纏い、聖闘少女として戦うことを決意する。
普段はポニーテールにしているが、聖衣を纏うときは髪を下ろしている。
響子（キョウコ）: 星座：子馬座（エクレウス） / 聖衣：青銅聖衣
翔子の姉。幼い頃に翔子が狙われたところを蠍座のミロによって助けられており、翔子を守りたいとの想いからグラード財団と契約を結び、特待生として留学。聖闘少女となるべく修行を積んでいた。
修行を終え、数年ぶりに翔子と再会するが、程無くして翔子の身代わりとなって連れ去られてしまう。
必殺技は無数のパンチを繰り出す「エクレウス流星拳」。
アリシア・美衣（ミイ）・ベネトール: 星座：いるか座（ドルフィン） / 聖衣：青銅聖衣
幼少の頃より城戸沙織の世話役として仕えてきた少女。沙織のプライベートな秘書も務めている。
優雅な物腰で素養も高く、料理の腕も高い。響子とは親友の間柄。
必殺技は「エンジェルスプラッシュ」「ヘブンズメイルストローム」。
星暁鈴（シン・シャオリン）: 星座：小熊座（ウルサミノル） / 聖衣：青銅聖衣
中国人の少女。作中で聖闘少女の資格を得、沙織の下へ推参する。
カティアや美衣の後輩にあたり、「シャオ」と呼ばれている。気さくで人懐っこい性格。
必殺技は「極天七星拳」。
カティア: 星座：冠座（ノーザンクラウン） / 聖衣：青銅聖衣
ロングヘアーのクールな雰囲気の少女。凍気を操る。
彼女もまたアテナに忠誠を誓う聖闘少女である。
…はずだったが、戦いで危機に陥った彼女を救ってくれた教皇に心酔し、以降は彼に忠誠を誓う。
必殺技は天から降り注ぐ氷の雫で攻撃する「ジュエリックティアーズ」。

用語

聖闘少女（セインティア）: アテナの侍女として身の回りの世話や護衛を行う任務を持った女性聖闘士。通常、女性が聖闘士となるには女性であることを捨てるために仮面を被らなければならないが、「処女神アテナのごく近くで身の回りを世話するのは女子のみ」という事情から、特権として「女性のまま」聖闘士として生きることを許された者が聖闘少女である。
その存在は聖域内でもあまり知られていないらしく、黄金聖闘士であるミロも彼女達が実在していたことに驚いていた。独自のネットワークを持っているらしい。