『この共闘は馴れ合いではない…私の我儘だ!』
『…我儘だったら仕方ありませんね!
誰かの為にサンジェルマンさんの力を貸してくださいッ!』
花咲く勇気とは、TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」の劇中歌である。Shakin' hands!!
「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」の11話で使用された響の2曲目の戦闘曲。
互いに異なる正義を掲げる響とサンジェルマンが、共通の敵となったアダムと対峙するために共闘したときに響が唄った曲。
響役の悠木碧曰く、「響がこんなに特定の誰かのために唄った曲は他にない」。
シンフォギアの曲は歌詞ができてからタイトルがつくことが多いが、この曲だけは原作・脚本の金子彰史から曲ができる前から「このタイトルでお願いします」とオーダーがあったのだとか。
シンフォギアライブ2018の1日目、響パートで勿論この曲は唄われた。悠木碧の魂を揺さぶる全力全開の歌唱に、武蔵野の森に集った適合者達は酔いしれ、全力のコールで応えた。
だが、今回はこれだけでは終わらなかった。
続く2日目、直前の「負けない愛が拳にある」を唄い終わり、「花咲く勇気」のイントロが流れ始めたとき、突如としてステージの階段上にポップアップする人影。
「いくぞ、立花響ッ!!」
「待ってましたよ、サンジェルマンさんッ!!!」
現れた人影は、サンジェルマン役の寿美菜子。どよめく観客席。
そして、なんとこの曲を2人がデュエットで唄い上げたのだ。
それまでのシンフォギアライブでは、曲を音源化されたボーカル以外が唄うことは一度も無かった。
「この2人で唄ってくれればいいのに」と思いながら諦めかけていた1万人の適合者達は、このサプライズに大歓声を上げ、1日目を遙かに超えるコールが武蔵野の夜に響き渡った。
当日のMCによれば、このサプライズは悠木碧が「シンフォギアで自分は響にたくさんのものをもらった。だから作中で叶わなかった響の願いを叶えることで、響に恩返しをしたい」とのたっての希望で、このデュエットを実現させたとのこと。
適合者達は感謝と感動に涙しながら、壇上の2人に絶唱級の歓声と拍手を送ったのだった。
時を経てアニメ第5期「戦姫絶唱シンフォギアXV」第4話、新たなる敵・ノーブルレッドの3人が放つ渾身の一撃"ダイダロス・エンド"を受けて倒れ伏す装者たち。とどめの二撃目"フルスロットル"が放たれる。絶体絶命の中、勝てないと絶望する響の脳裏にあの声がささやく。
「勝てない? ならば問おう。お前は誰に負けたのだ?」
声の主は響のギアに宿ったサンジェルマンの意思だった。そして彼女は、生前最期まで手を取り合わなかった響に、ついにその手をさしのべる。
『私が手を貸す。だから忘れるな、立花響。
思いを通すために握る拳を。』『忘れない。すれ違った思いを繋ぐために拳を開くことを。
そして、信じた正義を握りしめることをッ!』
手を取る響。炸裂する“フルスロットル”。そして、あのイントロが鳴り響く。
響の背後に現れるサンジェルマンの幻。戦場に響き渡るデュエット。シンフォギアとファウストローブの融合症例"アマルガム"が起動し、響はノーブルレッドの思惑を粉砕するのだった。
この回は直前までも激アツ展開の連続だったが、シンフォギアライブからのまさかの「逆輸入」に適合者達はある者は大いに高まり、またある者は涙し、ツイッターに「サンジェルマン」と「花咲く勇気」が狂い咲くことになった。
このVer. AmalgamはBD/DVD第3巻の特典CDに収録される。第4話が収録されるBD/DVD第2巻ではないので注意。
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最終更新:2025/12/14(日) 00:00
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