藤田宗一とは (フジタソウイチとは) [単語記事]

藤田宗一とは

群馬ダイヤモンドペガサスに所属しているプロ野球選手。 ←本稿で解説
かつて国鉄スワローズに所属していたプロ野球選手、監督。（1914年～1980年）

概要

群馬ダイヤモンドペガサス #??
藤田宗一
基本情報
出身地	京都府
生年月日	1972年10月17日
身長体重	175 cm 80 kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	1997年ドラフト3位
タイトル・表彰
タイトル	・最多ホールド王
表彰	・千葉市市民栄養賞
経歴
選手暦・島原中央高等学校・西濃運輸・千葉ロッテマリーンズ（1998年-2007年）・読売ジャイアンツ（2008年-2010年）・福岡ソフトバンクホークス（2011年）・群馬ダイヤモンドペガサス（2012年-）コーチ暦・群馬ダイヤモンドペガサス（2012年-）
プロ野球選手テンプレート

プロ入り以来一貫して中継ぎ投手として活躍している。2009年シーズン終了時点で581試合に登板して先発機会は0、投球回数444.2回という数字が物語るように、左打者に対するワンポイント・リリーフとしての起用がメインとなっている。ちなみに連続救援登板のプロ野球記録保持者でもある。

圧倒的に抑えるタイプではないが、故障が少なく常時起用できるのが強み。左打者の外に逃げるスライダーを武器に、1998年から2006年まで10年近く千葉ロッテマリーンズの必勝リレーの一角を占めていた。2007年は故障もあって不調に終わり、ロッテから戦力外通告を受け巨人に移籍。巨人でも中継ぎとしてそこそこ投げていたが、2010年は一軍登板無しに終わり、2011年はソフトバンクに移籍。ソフトバンクも1年で戦力外となり、2012年からは独立リーグ・BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに選手兼任コーチとして所属している。

経歴

島原中央高校から西濃運輸を経て1997年ドラフト3位でロッテに入団。1年目から56試合に登板し6勝7セーブ、防御率2.17と申し分ない成績を残す…が新人王は西武の小関竜也に攫われてしまった。翌年以降もロッテ中継ぎ陣の一翼を担い続け、2000年には70試合の登板で19ホールドを挙げて最多ホールド（現在の最優秀中継ぎ投手）に輝いた。

00年代前半は安定して防御率4点前後と少し物足りない成績が続いていたが、2005年・2006年シーズンは好調を維持。同じく中継ぎの薮田安彦・抑えの小林雅英と"JFK"ならぬ"YFK"を結成、2005年のリーグ優勝・日本一に大きく貢献した。2006年には第1回WBCの代表メンバーに選出されている。

ところが翌2007年は一転して不振に陥り、肩の故障もあって防御率12.64という壊滅的な数字に終わる。オフに戦力外通告を受け、コーチ就任を打診されるがこれを固辞、現役続行を目指し巨人に入団することになった。長い間チームに貢献してきた功労者であり、当時まだ35歳と十分復帰の可能な年齢ではあったが、高年俸（推定1億3000万円）に加え、毎年契約更改で揉めていたことも戦力外の原因になったと思われる。

巨人入団後は故障こそ癒えたものの、越智大祐・山口鉄也ら若手リリーフ陣に押されて登板機会は減少しつつある。2009年はプロ入り以来最低となる19試合の登板に留まり、さらに2010年はプロ入り初の一軍登板なしに終わり、2度目の戦力外通告を受けた。シーズンオフにロッテの入団テストを受けたが不合格。所属球団が決まらないまま年が明けたが、1月24日に福岡ソフトバンクホークスと育成選手として契約した。その後3月7日に支配下登録された。

ソフトバンクでは主に左のワンポイントとして起用され、シーズン最終戦で通算600試合登板を達成したが、オフに戦力外通告。その後、群馬ダイヤモンドペガサスに選手兼任コーチとして入団した。

エピソード

1998年パ・リーグ新人王候補の一人だったが、記者投票の結果は西武の小関竜也（63票）、近鉄の真木将樹（32票）を下回る21票に留まった。小関は入団4年目で規定打席不足、真木は先発で6勝も規定投球回数不足で防御率4点弱といずれも突出した成績ではなく、藤田も両者と比べて遜色のない成績を残していたが、中継ぎという地味なポジションだったことが評価に響いた形となった。
経歴の項で触れたように毎年オフに「銭闘」を繰り広げることで有名だったが、これも中継ぎ投手の過小評価に対する不満が根底にあるとのこと。
ロッテ時代はヒゲをトレードマークにしており、彼のAA（・┏┓・）もこのヒゲを現したものになっているが、巨人移籍時に綺麗に剃り落されてしまった。でもAAはそのままだったりする。巨人を退団しソフトバンクに移籍した現在はヒゲが復活している様子。