超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 単語

チョウマドウリュウキシドラグーンオブレッドアイズ

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以下のカード効果記述は遊戯王カードwikiより引用。

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ/Red-Eyes Dark Dragoon
融合・効果モンスター(2024年10月1日から制限カード)
星8/闇属性/魔法使い族/攻3000/守2500
「ブラック・マジシャン」+「真紅眼の黒竜」またはドラゴン族の効果モンスター
(1):このカードは効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、
その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
この効果は1ターン中に、このカードの融合素材とした通常モンスターの数まで使用できる。
(3):1ターンに1度、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にして破壊し、このカードの攻撃力を1000アップする。

超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズとは、遊戯王OCGに登場するカードある。

概要

2019年12月21日発売の「LEGENDARY GOLD BOX」にて登場。

融合素材自体は「ブラック・マジシャン」と「真紅眼の黒竜」が融合した夢のモンスター。また、「真紅眼の黒竜」はドラゴン族の効果モンスターで代用できる。

その内容は対象に取られず、効果破壊されないという強固な耐性を持ちながら、相手のモンスターを対象取らずに最大2回の破壊を行え、バーンダメージを与えることが出来、手札1枚をコストに相手のカード効果を無効にして更に攻撃力をアップ出来るという、強力な効果が詰め合わされた融合モンスターである。

一度融合召喚を許した場合、壊獣等によるリリースを活用するか、1回無効を掻い潜ってカード効果を使って対象を取らない破壊以外の除去を行うか、上がっているドラグーンの攻撃力である4000よりも高いモンスターで戦闘破壊を行うか、カードの効果をチェーン不可の「冥王結界波」で無効にしてから処理をする等の決して低くない要求をするモンスターである。

これだけ強力でありながら、名称ターン1も蘇生の制限もついておらず、自分のカード効果も無効にすることが出来る。

1体目は比較的処理が行えるものの、2体目の存在がゲームエンド級に近いためか、2020年4月改訂により制限カード化。その後、このカード自体の勢いは小さくなっていったものの、10月改訂により禁止カードとなった。
2024年10月改訂、OCGで制限カードに緩和された。アナコンダが禁止カードのままであること(後述)、
「真紅眼融合」の制約が重いこと、「烙印融合」を用いたデッキでも展開性に乏しいこと、何より環境のインフレによるところが大きい。
ちなみに海外では無制限(後述)

また、登場後、「禁じられた一滴」等の後手捲り要因カードも増加し、ホープゼアルを想定している今使うことが多くなっている状態では、制限となったこのカードはある意味基準値のような存在となっている。

説明のために以降は「ドラグーン」と省略する。

真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)

基本的にはこのカードでデッキから「真紅眼の黒竜」と「ブラック・マジシャン」で融合召喚出来る。

先攻初手で発動した場合、「エフェクト・ヴェーラー」や「無限泡影」はこのカードが魔法カードなために効果がなく、「浮幽さくら」でEXデッキから追い出す前に融合召喚が出来てしまうため、「灰流うらら」でしか止めることができない。

召喚・特殊召喚に対する制限は(ドラグーンが出る前は「流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン」を融合召喚して「黒炎弾」の効果を2回発動する、先攻1ターン目でも成立しうる1ショットキルコンボを成立させることくらいでしか「灰流うらら」1枚で止められるリスクに釣り合わなかったレベルで)非常に厳しいが、このカード1枚で生み出されるボードアドバンテージは破格で、バックに妨害を伏せることで強固な盤面が成立する。
なおこの方法の場合ドラグーンは「真紅眼の黒竜」扱いとなるが、自分の効果でも対象にとれないため「黒炎弾」は発動できない。むしろ「超融合」で相手のドラグーンの融合素材になる原因となる。

2020年4月改訂により、このカードは制限カードとなり、上記の影響か「灰流うらら」が無制限カードとなったが、2020年10月改訂でドラグーン自体が禁止カードになったことにより、このカードは無制限カードに戻った。「灰流うらら」は無制限カードのままである。先攻1キルコンボを崩壊させるために構成カードを何かしら禁止にしたがるKONAMIにしては一発で禁止カードにしなかったのが不思議でならない

円融魔術(マジカライズ・フュージョン)

このカードはどちらかと言うとドラグーンに特化しやすいデッキで、2枚目以降のドラグーンを降臨させるカード。ドラグーン自体が魔法使い族なので利用できる。

フィールド・墓地の「真紅眼の黒竜」と「ブラック・マジシャン」を除外することで融合召喚を行う。

また、「ブラック・マジシャン」を素材に「星杯竜イムドゥーク」をリンク召喚してからこのカードを使ったり、「融合」をサーチするために墓地に送った「沼地の魔神王」と融合素材にした「真紅眼の黒竜」を素材にこのカードを使うことでもドラグーンの融合召喚を行える。この場合、選んで破壊してバーンダメージを与える効果の使用回数は1回となる。

捕食植物 ヴェルテ・アナコンダ

効果モンスター2体という緩い素材指定でリンク召喚されるモンスターで、デッキの「融合」カード、「フュージョン」カードの効果をコピーするというもので、このカードに対しては逆に「灰流うらら」が効かず、その他の誘発カードが有効。

このカードの場合、「真紅眼融合」をデッキから引いていなくても融合召喚を行えるため、保険に使うことが出来るという強みと、融合召喚を行うまで召喚・特殊召喚に制限がつかないこともあり、他の強力なモンスターと共に並べたいという用途でも活用された。

欠点としては、「真紅眼融合」よりも誘発で止まりやすいことと、このカード自身の攻撃力が500と低いことである。

2020年4月より制限カード、ドラグーン禁止後も「D-HERO デストロイフェニックスガイ」などで用いられてたため、2022年4月(海外では5月)に禁止カードとなった。

ドロドロゴン

汎用的な素材でシンクロ召喚出来るレベル6のシンクロモンスター。

フィールドに素材は限定されているものの、「真紅眼融合」関係なしに融合召喚が行え、このカード自身にも融合素材1体の代わりに出来る効果を持っている。

この場合、ドラゴン族の効果モンスターと「ブラック・マジシャン」として扱うこのカードで融合召喚することになるため、選んで破壊してバーンダメージを与える効果は利用できない。

2020年1月環境で作られた主な使用デッキ(遊戯王OCG)

ドラグーンビート

「真紅眼融合」、「レッドアイズ・インサイト」と妨害罠が多く積まれている、ドラグーン特化のデッキ。

いち早くドラグーンを降臨させ、バックを多く敷くことで強固な盤面を作るというのが主のデッキ。また、処理を行われても、もう1度発動させたり、「円融魔術」によるリベンジが可能であった。

この場合、「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」はどちらかと言うと保険的な意味合いのが強くなる。

ドラグーン出張1

「捕食植物 ヴェルテ・アナコンダ」と「真紅眼融合」と「真紅眼の黒竜」と「ブラック・マジシャン」を最低限の1枚ずつ採用する型。

基本的に「真紅眼融合」を引かないで戦いたいというデッキに持ち込みやすく、登場初期は後述のものよりこちらのが話題になっていた。

ドラグーン出張2

前述のものに加えて、「真紅眼融合」を2~3枚採用する型。環境が進むたび出張に関してはこちらのが主流になっていた。

「真紅眼融合」1枚から作られるボードアドバンテージが前述のものより重視されており、【ドラグーンビート】に寄せた形となる。特にこの形となると、ドラグーン採用していないデッキとドラグーン採用を行うデッキの2つに分かれ、どちらかの対策を強くするともう片方の対策が疎かになる可能性がある。

こちらの場合でも「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」は保険的な意味合いのが強くなってくるデッキタイプも存在している。

リリーサードラグーン

「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」や「ドロドロゴン」が融合召喚に至るまでの特殊召喚・召喚の制限がついていないことを利用して、その横に「儀式魔人リリーサー」を素材とした「クラウソラスの影霊衣」の儀式召喚を行い、ドラグーンと共に並べるデッキ。

これにより効果1回無効の実質4000打点のモンスターと共に相手の特殊召喚を封じる守備力2300のモンスターという強固な盤面を築くことが出来る。この場合、手始めに特殊召喚を行わず、ドラグーンの無効効果を掻い潜りながら「クラウソラスの影霊衣」を処理をしなければならない。

また、ヴェルテ・アナコンダを利用した場合、闇属性にする効果を使ってクラウソラスを闇属性にしようとしたところを効果を無効にすることで攻撃力500のヴェルテ・アナコンダをフィールドから追い出してモンスター3体を耐性を無視してリリースする「ラーの翼神竜-球体形」による除去を防ぎ、さらにドラグーンを実質5000打点のモンスターにすることが出来る。

ちなみに似たような盤面はドラグーンでなくても成立するケースもあるためか、このデッキタイプの台頭により、「儀式魔人リリーサー」が2020年4月改訂により禁止カード入りを果たした。

2020年4月環境で作られた主なデッキ

新型コロナの影響で多くの大会には恵まれてはいなかったものの、一部行われていた大会や非公式ツールで行われていた大会に基づき記述する。

ドラグーン出張1

1月環境の「ドラグーン出張1」と同じもの。「真紅眼融合」の制限により、前環境と比べてこのタイプの出張も増加した。

また展開しきれなかった場合にヴェルテ・アナコンダからのドラグーンに派生することで保険をかけているような構築も増加。

ドラグーン出張2

「レッドアイズ・インサイト」をフル投入し、「真紅眼の黒竜」を2枚積んでいる。「真紅眼融合」1枚のアドバンテージを重視したタイプで、1月環境の「ドラグーン出張2」を改訂に合わせて更新されたもの。

前環境にも存在していた、【閃刀姫ドラグーン】がこのタイプに更新され、この環境でも引き続き続投している。このデッキタイプはドラグーンビートのメタ部分に「閃刀姫」を採用しているような感覚にほぼ近い構築となり、「レッドアイズ・インサイト」、「真紅眼融合」で墓地に魔法カードを溜めることが出来る。

遊戯王TCG

そんなこのカード。

2020年8月27日発売のTin缶により、《Red-Eyes Dragoon》として登場することになっていたが、《Red-Eyes Dark Dragoon》に名称が変更されることになった。おそらく名称の見た目に「ブラック・マジシャン」の要素を追加したかったためと思われる。

そして登場した結果、OCGと同じく多くのデッキに出張された。また、TCGでは既にヌメロンの方が登場し、アダマシア・ドラゴンリンク・恐竜・エルドリッチを中心とした環境になっており、そこに出張性能の高いドラグーンが入る形となった。

その性能を発揮しつつもドラグーン自体は禁止にはならないまま、通称「デスフェニ」とされる《D-HERO デストロイフェニックスガイ》が襲来することになり、その結果ドラグーンが存在しているのにも関わらず多くのデッキがドラグーンよりもデスフェニを優先的に採用する状況になっている。

関連動画

関連項目

  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王OCGカードリスト
  • 真紅眼の黒竜
  • ブラック・マジシャン

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