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これより先は動画の核心に迫る記述が書かれています。 未視聴者はネタバレの可能性がありますので閲覧する場合は注意が必要です。 |
この記事は、ゲーム実況者 軍師ミノル(はぁと)が「ファイアーエムブレム 烈火の剣(ヘクトルハード編)」において軍の指揮を取った際、志半ばに倒れてしまった者を記録するための記事である。
第一の死傷者 バアトル
悪名高きトラキア大陸にて幾多の修羅場をくぐり抜け、見事その手に勝利をもぎ取ったミノル軍師の栄光はまだ記憶に新しい。そしていくつもの季節が巡った今、彼はかつての戦場に再び舞い戻った。
第十二章「比翼の友」で、かの高名なるドルカスさんの親友である熱い男バアトルは、エリウッドの護衛として今回の戦に参加した。開戦と同時に早々と前線が展開され、バアトルはドルカスさんの援護に向かい、その斧を振るった。しかし必中と信じた一撃は虚しく空を切り、逆に窮地へと立たされてしまう。次いで襲い来る攻撃を避けることもできず、彼は一切の見せ場もなくたちまちのうちに退場する運びとなった。ついでに某黒髪美女剣士も未登場が確定した瞬間でもある。
ミノル軍の先行きには早くも暗雲が立ちこめるのであった。
「ぬうっ、
俺の負けか・・・!
だが、待っておれ!
この傷がいえた後、
今一度勝負だ!」
第二の死傷者 オズイン
オスティア侯に使える重騎士オズインは、その鉄壁をもって序盤から終盤にかけて最前線の壁を任されるべき存在であった。だがその頼もしさがミノル軍師に慢心をもたらしてしまったのかもしれない。第十三章「真実を求めて」にて、単独で村の訪問を任されたオズインは見事にそれを達したものの、敵兵に囲まれ身動きが取れなくなってしまう。傷薬もなく文字通りの孤立無援。それでもオズインは持ち前の守備を活かしてしぶとく粘っていたが、最後はミノル軍師が退避命令を忘れるという最悪に近い形で力尽き、戦線を離脱した。
「ぐっ・・・!
ヘクトル様・・・
無念ながら・・・この場は
一度後退いたします」
第三の死傷者 ギィ
まだ幼さの残るサカの剣士ギィは、第十五章「舞い降りる鈎爪」における最初の犠牲者となった。
最初の、という物言いから本章での被害をここで覚悟してもらいたいところである。
防衛が目的の本章だが、人員不足から決して打たれ強いとは言えないギィでさえも壁役として使わざるを得なかった。だからといって敵兵が手心を加えてくれる幸運などあるはずもなく、槍や弓矢に三度貫かれたギィの体からは既に命の音が消えていた。
「サカ一の剣士に・・・
なるんだ・・・」
第四の死傷者 プリシラ
彼女もまた第十五章「舞い降りる鈎爪」にてギィの後を追った。圧倒的物量で容易くミノル軍の戦線を破った敵軍にとって、もはやここは狩場でしかなかったのかもしれない。敵味方が乱れる凄絶な戦場で彼女のような戦術の心得を持たない者が生き残れる道理などなく、敵将シレンの弓はプリシラを容赦なく葬り去った。せめてその最期を生き別れた兄が看取ってやれれば多少なりとも救われただろうが、なんとなくもうすぐ再会できるんじゃないかなとも思う。
「レイモンド兄さま・・・
せめて
もう一度だけ・・・」
第五の死傷者 セーラ
第十五章「舞い降りる鈎爪」は怒涛の悲劇と化していく。
シスターであるセーラは、考えるまでもなく後衛でのサポートに徹するべきポジションだ。そんな彼女でさえも道を塞ぐため敵前に構えなければならないほどミノル軍の戦力は逼迫していた。その命令を、果たして彼女はどんな思いで受け止めたのか。迫り来る戦士の群れに翻弄されながらもセーラは僅かな時間を稼いでみせたが、心冷たき敵将シレンの矢が背後から飛来し、汚れなき聖衣を真っ赤な血に染めた。
彼女の死によって回復ユニットは全滅。ミノル軍師の道のりが過酷を極めることはもはや必然であろう。
「もうっ! 神様の
いじわる・・・!」
第六の死傷者 レベッカ
ミノル軍師がベッキーの愛称で可愛がっていた彼女も第十五章「舞い降りる鈎爪」の餌食となった。セーラが倒れてからほんの数秒後のことであったろう、壁の穴ががら空きとなったことで敵の侵入を許し、弓兵であるレベッカは反撃の間もなく無慈悲なる凶刃に切り捨てられた。あろうことか、一時的とはいえミノル軍からひとり残らず女性が消え去るという前代未聞の事態が起こった瞬間だった。
これまでの戦いで現存戦力の実に四割以上が失われたことになる。いや、セーラやプリシラなど杖要因のロスト、更には特定のユニットの加入不可という未来も確定した以上、四割という数字はあまりに甘い表現であろう。
この惨劇が、単なる幕開けに過ぎなかったという将来が訪れないことを切に祈りたい。
「お兄ちゃん・・・
ごめんね」
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最終更新:2025/12/08(月) 13:00
最終更新:2025/12/08(月) 13:00
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