転載厨 単語


ニコニコ動画で転載厨の動画を見に行く

テンサイチュウ

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転載厨とは、動画を無許可で他サイトから転載している人の事。

概要

この場合の転載とは、インターネットにアップロードされている動画を無加工で他のサイトに投稿する事を指す。
偽装などの為に多少の加工をする事もあるが、動画の内容自体には
ほぼ編集を加えずにそのままの形で転載される。

TV番組など電波放送による動画や、映画やメディアなどで販売・レンタル
されている動画の無断投稿は”転載”とは区別され、○(丸あげ)などと呼ばれる。

広義には許可を得て転載している場合も含まれるが、狭義には無断転載による投稿をしている人の事を指す。

当記事内では、 ”転載厨=無断転載をする人” としています。

当記事は『転載を批判する記事』では無く『無断転載を批判する為の記事』 です。
心情的な注意喚起も含まれています。

尚、日本の法において無断転載には違法な無断転載と
引用などの合法な無断転載がありますが当記事では
”法の括りに関わらず”、
主に転載元動画を丸々そのまま転載した無断転載について扱っています。
ニコニコ動画の主体である、楽曲や画像・文章や動画の一部を無断で使用・
編集して作成された動画のアップロードに関しても一部を除き触れていません。

転載厨の特徴

  • 転載にするにあたり、転載元アップロード者及び著作者の許可を取っていない。
  • 悪質な場合、自らが作成したかのように偽装をする。

また、
一部の転載厨のテンプレとして、"転載"、"他サイトから転載"、"某所から転載"
とだけ説明文に記入し、動画の出所や詳細に触れない。又は説明文に何も書かない。 というものがある。

これについて、転載元及び著作者への許可についてではなく
”無断転載動画の説明文に転載元を書かない事” を
『最低限のルールを守っていない』 として批判する観点を持つ人は、
説明文に転載元を書かない事の理由として下記の点を上げている。

  • 許可を得ていない為、元動画の投稿者に転載を察知されることを恐れている
  • 元動画や自分以外が上げた転載動画が知られる事により自らがうpした転載動画に注目が集まらない事を嫌っている
  • 違法行為である可能性が高い(違法行為と見抜かれるのを恐れている?)

更に、その転載厨同士の争いも発生しているらしい。 彼らには
"誰が一番早く見つけて転載したか"
が大きなステータスらしく、無断・許可済みを問わず同一の転載動画に

  • 既出なんだが誘導しろよks
  • 私の方が早いのになぜかこっちが伸びてるwww
  • 既出なんだから削除しろ
  • 出遅れた・・・
  • 俺が上げようと思ってたのに・・・
  • 私の方が早い

と、無断転載した動画を自らの所有物のように扱うコメントを残す。(らしい)
これらのコメントを見た視聴者の中には、他人の物を無遠慮に扱う様子に強い不快を感じる場合がある事は想像に難くない。

また、一部の転載厨の中には転載動画の集客力とジャンプ機能を利用して
特定の動画の再生数を伸ばし、それにより小金を稼ぐということをしている者が
いるらしく、僅かな金額であっても金稼ぎに利用されるのは我慢できない一部の
視聴者は、該当する転載厨に対し嫌がらせをしてしまう。
勢い余って普通の無断転載動画にも同様のレッテルの元に嫌がらせをしてしまう場合も多々ある。
これらの嫌がらせは該当転載厨への憎悪からかなりしつこい場合も多々有り、
一部の視聴者は嫌転載厨として一般の視聴者に荒らし扱いされてしまう事もある。

多くの荒らしや荒らしに反応する荒らし、タグ信者・タグ荒らしなどと同様に、
転載厨・嫌転載厨も一括りの種族ではない。
これについては他の各転載系記事が詳しいので
各記事を参照していただきたい。

説明文に転載元や詳細を記載しない事をルール違反だとし、快く思わないのは
無断転載であっても転載元や詳細を記載してあればなんとなく容認できる、又は
もしかしたら許可があるかも知れないので無断転載扱いはしないという
特殊なローカルルールを適用している視聴者に見られる傾向である。
これはインターネットという、特殊な環境において築きあげられてきた
暗黙のルールの一種で、
日本のインターネット界隈ではわりと広く普及しているローカルルールであり
事実上の”ネットの常識”だと思っている者も多い。
故に、自分の信じているルールを破られる事に不快を示し、
公序良俗的には批判の根拠に多少矛盾があってもそれを棚上げしたうえで
堂々と批判がなされる。

あとは上記の一部の憎まれている転載厨もこの形式を取っている為、
その他の転載厨もひっくるめて嫌われてしまっている部分もある。 

インターネットという特殊な環境

インターネットでは投稿した瞬間から投稿者がその権利を以って管理することが
 極めて困難になり、インターネットへ投稿した瞬間からそれは投稿者から
 離れ、”誰の” ではなく、”インターネットの” 資産情報となる。
 商業情報や機密個人情報などはその特性の為にネットの利用を回避していたが
 その利便性と一般に広く普及した事で、情報資産の安全性を守るために
 あらゆる手段が取られた上でインターネット上での利用が行われるようになった。
 が、 動画投稿という分野においては殆どの場合情報の公開性をメインに
 置いている為、権利を守る機能は殆どの場合働きにくい。
 動画にロゴを入れたり、絵柄や効果、内容に強い個性を持たせて
 作者が誰なのかを明らかにしたりする試みは一部で行われている。

 日本のインターネットの二次界隈における、商業一次ソースの二次使用は基本黙認されるが
 二次創作の画像イラストやSSなどの文章の無断転載は絶対ダメ。 という
 ファンサイト界隈の暗黙のルールと同じようなもの。
  ※ニコニコ動画ではそのルールも堂々と破られており、その観点からもニコニコは嫌われている。
  序盤のニコニコにグレードの高い絵師や同人屋がなかなか流れて来なかった理由の一つ。
 ルールの根拠は、なんか見てて不快
転載行為はしない。させない。というもの

 一次の商業ソースの無断使用についてはとりあえず棚に上げておくのが習慣なので
 感情的になるあまり法的な事を持ち出すのはあまりよろしくないとされる。


転載・無断転載による利点

  • 隠れた動画が世間の明るみに出て、元動画を知らなかった人も動画を発見出来る
  • ニコニコ動画は他のサイトと違い、"コメントが流れる"形で動画を視聴出来る為、元動画よりもエンターテイメント性が増すという可能性がある
  • 情報に冗長性が増す。(重複により障害時や削除時の保守性が増す)
    ※但し、無断転載の場合、転載元のアップロード者がネットに上げた動画を
    自分個人の所有物だと思っている場合はこの冗長性がアップロード者にとって
    不都合となる場合がある。 例:
    1. 動画の公開をやめたくなり、手元の動画を消したが無断転載された動画は消せずに残ってしまう。
    2. 動画を商品としてアップロードしていた場合、無断転載によって商品が無償で公開されてしまう。

単に自らがUPした動画の再生数やコメント数を増やしたいだけでは無く、転載による利点から「この素晴らしい動画を皆に知って欲しい」「周知したい」という考えによる無断転載の場合であっても、その自分勝手な理屈で無許可のまま転載してしまうという行為において上記の『悪質な無断転載』とは違った意味での悪質な無断転載となります。

但し、嫌転載厨である当記事の記者や当記事スレ住人の一部にとっては
上記の自己顕示欲の薄い、転載元を周知したい場合の無断転載については
感情的な部分でスルーされる事があります。
これについては嫌転載厨の間でも意見が別れており、

  • 無断転載は全て無断転載で同罪であり、嫌いだという考え
  • 転載元を尊重し、転載元URLを明記していれば無断転載であっても最低限のルールは守っているという俺ルールを適用して容認する考え
  • 動画自体の転載だけでなく、動画に含まれる文章・楽曲・画像・一部の動画などの
    無断使用についても全て同罪とする考え
    (主にメドレー動画などの楽曲・画像を無断で使用して並べた動画などについて言及される事が多い)

などの考え方がある。
理屈で言えばニコニコ動画を利用している時点でほぼアウトですが、
そーゆー極論はタブー。 ”それをいっちゃおしまいだよ” です。
でも各種スレ熱い議論の最中に、空気をぶち壊す上から目線の極論として
わりとよく見る意見だったりもします。 そして大概スルーされます。

無断転載による ”再うp”

ニコニコ動画内の権利者削除や運営削除などによる本人削除以外での
削除動画について
”再うp” と称して無断転載される事もあるが、これらに関しては他の無断転載に
比べると批判される度合いが低い傾向がある。
無断転載ではあるが、削除されてしまった動画が見られるのは嬉しいという気持ちが大きかったり、企業や政党などに不都合な情報を含む動画が権利者削除された場合の”拡散” 系のお祭り的な雰囲気を楽しむ気持ちがあったりするなど、無断転載であるかどうかは二の次とされてしまうケースについては批判が少なくなり、代わりに
『消されるぞwww』 『拡散希望』 などのコメントが書き込まれる場合が多い。

画像・楽曲・一部動画の無断使用についても、ニコニコ動画内での流用である場合は批判が少ない傾向がある。
これはニコニコ動画内では動画を素材として扱う事で進化させていくという文化が関係していると思われる。

いずれにしろ善悪については心情的な部分で判断される為、個々の価値観に
よって異なる為、善い・悪いについてもあまり言及されず、各個人が何を嫌だと
思うか、どこまでなら許せるかで判断・コメント・議論がなされる

著作者名詐称罪

著作権法第121条
著作者でない者の実名又は周知の変名を著作者名として表示した著作物の複製物(原著作物の著作者でない者の実名又は周知の変名を原著作物の著作者名として表示した二次的著作物の複製物を含む。)を頒布した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

これは親告罪ではありません。
著作者以外による通報によっても捕まります。

転載元及び著作者への確認の上で成りすまし動画と判明する物を見つけた場合は、誰でも通報する事が出来ます。

通報する際は、通報先の確認作業能力と、法的執行機関との連携能力を考慮した
上で各機関へと正確且つ詳細に通報する必要があります。


無断転載者で作者詐称をしようとする者は、違法であると知りつつ行為に及んでいるか
又は法的には何も知らない・知ろうとも思わずに行為に及んでいるかのどちらかです。
悪い事である事自体は承知の上で作者詐称を行なっている筈である為、法の遵守を
啓蒙する事にあまり意味はありません。
仮に、悪い事であると全く思わずに作者詐称を行えるのであれば、知的障害を負っている
可能性が高く、当人の免責は低いかも知れません。

ここで例外的に法律の条項の引用を前記事内容から消さずに残しているのは
視聴者の友人が作者詐称の無断転載をしていて、その友人が法に疎く、
『べつにこのくらいじゃ捕まったりしないぜ~☆』
と、うそぶいているのを目撃した時その友人を見捨てる事が出来ない程度には
仲が良かった場合に注意してあげる事が出来る事と
『捕まるのは嫌だけど、コレで捕まったりする事はねーべwww』
と、なんとなく思っている作者詐称の無断転載をした本人が何らかの理由でこの
記事を見た時、というケースも決してゼロではないだろうと想定しての事です。
この項は威力的な注意喚起が目的である為、条項の背景や実効性についての
ツッコミは控えめにお願いします。

これから動画を転載する人へ

  1. 元動画の投稿者と著作者が同一であるかの確認をしましょう。
  2. 元動画の投稿者及び著作者から動画転載の許可を貰いましょう。
  3. 元動画が明らかに著作権に抵触している場合は転載を我慢しましょう。
  4. 3.でもどうしても転載したい場合は著作者に迷惑を承知の上で許可を申請してみましょう!
  5. 大抵の場合上記3.~4.の許可承認は通りませんが、
    (2.も商業動画関連などの場合は難しい)
    それでもうpしたくてしょうがない場合は不特定の他人へ迷惑がかかる事や
    自分に犯歴が付いたりする可能性を覚悟すること。

総括

よりよりニコニコライフを楽しむ為に、
”転載元や著作者の許可を取る” という最低限のマナーは守りましょう。
※転載元の投稿者が動画内容についての著作者ではない可能性があります。

また、転載元を明かしていない転載動画が全て無断転載であるとは言えないので、このタグをやたらと乱用するのは止めること。
   (転載動画に転載元を明記するというルールは
    あくまでローカルルールです。 場合によっては転載元の作者が
    元動画や自分のサイトへ不特定多数の来客を望んでいない場合や
    ニコ厨にはあまり来て欲しくない場合など、転載元を明記されると
    困ると思っている場合もあります。
    許可を貰ったから当然転載元も晒していいという訳ではない為、
    転載元を明記しても良いかも転載元に確認する必要があります。)

これら最低限のルールすら守らない悪質な転載厨には、転載元に確認の上
無許可である事が判明した場合、通報するのがめんどくさければこのタグを
付けてみるのもいいでしょう。
但し、稀に転載元の人が許可をしたこと自体を忘れていたり、引用として合法な
転載の場合もある為、未確認のまま批判する事によって自分が被害を被る
可能性には気をつけること。

※嫌転載厨は転載元に未確認のまま、経験や雰囲気によって無断転載を
勝手に認定し批判していますが、彼らは特殊な訓練を受けています。
一般の方がコレの真似をされる場合はくれぐれもお気をつけください。


動画が勝手に転載されることによって、憤りや悲しみを感じる人も少なからず居ることを忘れずに。

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最終更新:2025/12/14(日) 20:00

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最終更新:2025/12/14(日) 19:00

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