カーインライジング(中:嘉慶高昇、英:Ka Ying Rising)とは、2020年ニュージーランド生まれ香港調教の競走馬である。香港調教だからだいたい分かると思うがセン馬。
国外に打って出た香港史上最強馬精英大師の時代より20年余り、ついに現れた彼に迫り追い越した者。2020年代どころか香港競馬史上、それどころか世界の競馬史上最強スプリンターの可能性がある馬。
父はShamexpress、母はMissy Moo、母父Per Incantoという血統。
……解説しないと何が何やらな血統だが、父系は今オセアニア地域でデインヒル王朝を崩しにかかる勢力の一つである*ラストタイクーンの流れ、その中でもニュージーランドで種牡馬として成功した……が今流行りのWritten Tycoonの系統からは外れたO'Reillyの産駒。オーストラリアのG1ニューマーケットハンデで6番人気ながら快勝したものの、それ以降はG1で2着こそあったものの勝ち星は得られなかった一発屋と言っていい馬。
母父はオセアニアでほぼ唯一と言っていいほどに成功し定着しつつあるミスプロ系・Street Cryの産駒で、現役時代はイタリアを振り出しに欧州やアメリカで走ったものの、イタリアでG3を1勝したのみという結果に終わった。南半球では種牡馬として成功したが、それはひとえに父の功績から血を求められて牝馬が集まった結果であろう。
まあつまり、オセアニアでは去勢を受けず種牡馬になれるかは微妙な血統である。遡ればSir Tristramの代表産駒であるSovereign Red・Gurner’s Lane兄弟の全妹であるHer Dynastyに当たるので、牝系はそんなに悪くはないようには見えるが……。
さて、そんな生まれの彼はニュージーランドのGrandmoral Lodge Racingにより生産され、香港の馬主であるKa Ying Syndicateに買われて香港でのデビューに向かうこととなった。
お察しの通り、彼の名前に付いている「Ka Ying(カーイン/嘉慶)」は冠名である。海外では冠名は珍しい傾向にあるものの、香港では日本と同じく冠名が使われることも多い。ちなみに、日本でも有名なロマンチックウォリアーの「Romantic」も冠名である。他には香港の大競走でよく見かける「Beauty」一門などが居る。
かつてオーストラリアでベタールースンアップを手掛け、今は本国の厩舎を息子に任せて香港で厩舎を開いているデヴィッド・ヘイズ調教師に預託されたが、デビューはそこそこ遅く2023年の12月、3歳にとっくになった頃合いだった。思えばSilent Witnessもそうだった。
そのデビュー戦を主戦騎手となるザカリー・パートン騎手を背にスプリント戦では結構つけたと言われる0.45差をつけて快勝。注目されるかに思われたがクラスが上がるとWunderberに僅差で連敗する。
しかしクラスの水に慣れたか4戦目からは更に上のクラスも含めて破竹の3連勝。
シーズンの締めくくりの試金石としてG3のシャティンヴァーズに挑戦。パートン騎手を欠きカリス・ティータン騎手に乗り替わりとなったが、Flying Aceを打ち破り4連勝で23/24シーズンを飾った。やっぱりSilent Witnessっぽいな。
このシーズンはまず最上位クラスのハンデ戦で61kgを背負いつつ叩きで出走。0.21差で快勝した。もうすでにドン引きレベルに強いんじゃないか?しかし本領はここからであった。
香港スプリントへの道にあたるプレミアボウル、ジョッキークラブスプリント(ともにG2)ではそれぞれ香港のクラシック路線、Romantic WarriorとCalifornia Spangleが若き日に覇を競った路線から転向してきたHelios ExpressとHowdeepisyourloveを2着に下し快勝。ジョッキークラブスプリントではコースレコードとなる1分7秒43を叩き出し、まさに蹂躙するかのような強さを見せた。
こうなるとG1初挑戦となった香港スプリントでも当然圧倒的な1番人気となった。相手は前哨戦で2着に負かした2頭の他にも前シーズンにはドバイでアルクォーツスプリントを勝利した香港最強世代まであるRomantic Warrior世代のマイル担当にしてスプリント路線にも進出しているCalifornia Spangle、日本に春秋来襲したVictor the Winner、日本からはテスコボーイの末裔トウシンマカオ、香港で戴冠式を行った龍王・ロードカナロアの息子サトノレーヴ、破天荒の息子ルガルとメンバーが揃った。
このメンバーでさえ彼にとって大したことのない障害であったか、California Spangleの逃げを2番手から静観しつつ正攻法で仕掛けると追い込む2着Helios Expressとマジックマンがインで脚を溜め弾けた3着サトノレーヴを半馬身抑え込みG1初制覇を決めた。8連勝で一気に国際舞台に最強馬として名乗りを上げたのである。
この勝利で世界屈指のスプリンターとして世界中に名前を大々的に売ったが、次走に選んだ香港短距離三冠第一戦センテナリースプリントカップ(G1)でさらにその名声は高まる。
例年通り香港スプリントに出走した地元勢がほぼスライド出走したが、このレースの走りっぷりがまあ凄まじかった。
好スタートから積極策でハナを切ると誰も追いつけず残り150あたりで流しに入るほどの余裕で圧勝。1分7秒20のコースレコード付きで。
実況も「He is different class...(あいつは格が違う……)」と感嘆するほどであり、日本でもその衝撃的な勝ちっぷりに公開調教かという意見も見られた。それでレコードなんだから困っちゃうナ。
続く三冠第二戦クイーンズシルバージュビリーカップ(G1)では主戦のパートン騎手が負傷離脱で二度目のティータン騎手への乗り替わりに加え、今までの出走は1200mまでだったため初の1400m対応を迫られるということで注目されたが、+200mの距離延長では全くもって鈍ることはなくCalifornia Spangleを行かせて差すいつものパターンで抜け出し、残り100mで迫ってきたHelios Expressの末脚を二の脚で突き放して快勝。Helios Expressはこれでプレミアボウル2着以来5連敗である。こいつさえいなけりゃG1三連勝はこっちのものだったのに…みたいな感じになってきている。
3月は4月の香港短距離三冠最終戦チェアマンズスプリントプライズを目指し前哨戦のスプリントカップ(G2)に出走。鞍上もパートンで1200mに戻ってしまえばなんの不安もなし、最早California Spangleをペースメーカーにしているかのようにいつものパターンで2番手につけ抜け出すと残り150mあたりから流し圧勝。また公開調教を世界に披露してしまった。
これで11連勝となり、無敗でこそないがあと6つでSilent Witnessの記録に並ぶほどの大型連勝に伸ばした。ちなみに2着Helios Expressは対カーインライジングの連敗を6連敗に伸ばしてしまった。
このあとは前述の通りチェアマンズスプリントプライズ(G1)に出走。香港短距離三冠が懸かる舞台で、骨折からの復帰戦を迎えるかつての香港最強・最新の(2022/23シーズン)三冠馬・Lucky Sweynesseが最後の一冠に未対戦勢最後の大物として立ちはだかる。さらには高松宮記念を勝って箔をつけたサトノレーヴも遠征しこの馬に再び挑む。他にもHelios Express他香港のいつメン、日本からやってきたルガル・エイシンフェンサー・ダノンマッキンリーなど、前走限りで引退したCalifornia Spangleを抜いてもメンバーは揃ったものの、今の充実度の彼の前には敵ではなかった。
道中は5番手付近といつもより後ろに構えたものの、ゴーサインが出るとあっという間に抜け出し2着に来たサトノレーヴを最後流しながら2馬身後方に置き去りにし圧勝。香港短距離三冠+香港スプリント勝利で24/25シーズン最強を決定づけ、香港の、いや世界の競馬史に大きく刻まれる存在への道をさらに進んだのであった。なおこのレースにてロンジンワールドベストレースホースランキングではレーティング126を獲得し、フォーエバーヤングの127まで1ポンド差に迫っている。この後のレース次第では更なる数値上昇もあるため、2025年度の世界最強ホースの座も見えてきた。
そしてこのシーズンの圧倒的な成績が認められ、カーインライジングは24/25シーズンの香港馬王(香港の年度代表馬)に選出。次シーズンは秋にオーストラリアへ遠征に向かい、芝スプリントの世界最高賞金競走ジ・エベレスト(豪G1)に出走、戻っての香港スプリント(G1)へ転戦するプランで挑むことが発表された。
ジ・エベレストを制すれば、新時代の短距離魔王として世界にその名が轟く事は間違いないはず。香港と並び世界に名だたる短距離競馬の本場・オーストラリアでも圧倒的な存在となっていくのか、注目が集まるところとなった。
半年の休み明けという事もあり、このシーズンはバリアトライアル(実戦形式の調教)を経て始動戦にシーズン開幕週の香港特区行政長官盃(Class1)を選択。
バリアトライアルでは10馬身以上他馬をちぎり捨て、本番では135ポンド(約61kg)ものぶっちぎりのトップハンデを背負い、スプリンターズS前の叩きで出走してきたLucky Sweynesse(126ポンド・約57kg)、116ポンド(約52.6kg)を背負う1頭、最低斤量115ポンド(約52kg)を背負う9頭を迎え撃つことになった。
斤量差最大20ポンド(約9kg)、実績馬のLucky Sweynesseにすら9ポンド(約4kg)差を与えるという超重ハンデ、かつあまり得意ではない雨が降りしきるなど条件は良くない中、1番枠からスタートを決めると2番手で折り合い、直線では馬なりでスムーズに進出すると2着Lucky Sweynesseを置き去りにし、またも公開調教にも例えられるほどの余裕を持って圧倒。大きな弾みをつけて世界に発進となった。
検疫を経て無事オーストラリアのロイヤルランドウィック競馬場に到着した後は、1000mのバリアトライアルを全く追わずに横並びの3着。香港では圧倒することが大半のバリアトライアルで3着で、発汗が酷かったりと疑義を呈される部分があったりもしたようであった。
そうして迎えた本番、10月18日のジ・エベレスト。迎え撃つ現地勢も前哨戦のザ・ショーツを快勝してきたG1・3勝の5歳牝馬Joliestar、転厩後G1を含む4連勝でやってきた5歳セン馬War Machine、他にも前シーズンにG1を勝った履歴のあるBriasa(5歳セン馬)、Jimmysstar(6歳セン馬)と有力どころが揃い、日本に縁のある馬のMazu(モーリス産駒。7歳セン馬)も出走するなど、カーインライジングを含め計12頭の実力馬が揃った。その中でも彼は現地オッズ単勝2.0倍の圧倒的人気を集める。
開催9回目ながら定番となったスタート直前の”Sweet Caroline”の大斉唱に送られスタート。7番枠から飛び出すと3番手で折り合い、直線では逃げたOverpassとMazuの抵抗を受けるが残り200mあたりでMazuが脱落、そして残り150m付近でOverpassを完全に捉え、グッと抜け出すと差してきた後続も悠々と退けて最後はいつものように流しながら2着Temptedに1馬身1/4差をつける完全勝利となった。
坂のあるハッピーバレーは未出走で平坦なシャティンしか知らなかったため、「ロイヤルランドウィックの坂はどうか?」と思われたがあっさりと克服し、世界最高賞金のスプリント戦をも軽々と登頂してみせたのだった。勿論ジ・エベレストを豪州以外の馬が制覇するのは史上初。表彰式後、祖国で大偉業を成し遂げたヘイズ師は観衆に「See you next year! (また来年来るよ!)
」と宣言。この馬ならばこのレースも連覇できてしまうのではないか……。そう思わせるほどの圧倒的なレースぶりであった。
この後はシドニー側が新たに設立した高額賞金レース「ラッセルボールディングステークス(重賞・格付け無し)」にも出走する可能性も示されていたものの、今回は寄り道せずそのまま帰国。連覇の懸かる香港スプリントへ備えることとなった。
前哨戦のジョッキークラブスプリントは前走プレミアボウルを制した7歳馬Tomodachi Kokoroeとの対決となったが、歯牙にも掛けずいつも通りの公開調教で連覇、連勝を15に伸ばす。
香港スプリント本番は日本からの参戦となるスプリンターズステークス覇者・8歳馬ウインカーネリアンと、故障明けでいきなり水曜日のインターナショナルジョッキーズチャンピオンシオップを制したライアン・ムーアとの新コンビとなるサトノレーヴ、先代の香港最速Lucky Sweynesse、かつて本馬を二度も負かしたWunderbar、いつメンことHelios Expressが16連勝阻止へ挑んだのだが、繰り広げられたのは現地では最低保証の1.05倍、いつもは日本馬がやたら売れるので現地最強馬が美味しいオッズになる日本発売の単勝馬券すら1.1倍[1]の圧倒的人気に応えるワンサイドゲームだった。
最内1番ゲートからロケットスタートで飛び出すとやや立ち遅れながら逃げようと押してくるウインカーネリアンを悠々制し先頭に立ち、そのままいつものように余裕残しでゴール。タイムは1分07秒70でレースレコードとなった。
……え?それだけ?
そう、それだけであった。それを世界屈指のハイレベルレースである香港スプリントでやったんだから周囲はたまったものではないだろう……。とにかく、一回映像を見て欲しい。恐怖の世界が広がっている。
こうして2025年を終えたわけだが、ロンジンワールドベストレースホースランキングでの評価は最終的に128となった。これは2位タイ(1位はCalandagan(芝・L区分))であり、同じレーティングを持つ馬としては、フォーエバーヤング(ダート・M/I区分)、マスカレードボール(芝・L区分)、Ombudsman(芝・I区分)、Sovereignty(ダート・I区分)がいるが、芝短距離であればこの馬が2025年最強ということになった。なお、128がついたレースの1つには香港特区行政長官盃があるが、国内のハンデ戦であっても一流馬に斤量9ポンド差で圧勝したらそらそうなるわという話である。
もはや無敵とも言える強さを誇るカーインライジング。無事年を越しバリアトライアルを挟み、三冠連覇に向けて出走したセンテナリースプリントカップではLucky Sweynesseが距離延長してマイルのスチュワーズカップで香港の中距離における皇帝・Romantic Warrior挑戦を選び(※2着に入りました)戦線離脱するなどして、ついに7頭立てと6年前のBeat the Clockが連覇を決めた1戦以来の少頭数となった。レースはスタートは五分も爆発的加速で楽に先行、直線でポーンと抜け出して逃げ馬を突き放し、セーフティを作ったら流して終了。去年散々見たやつ。
前年のコースレコードからは0.4秒落ち、着差も結構迫られたように見えるが流しっぷりが半端ではなく、何回目だ2着Helios Expressの脚は測っていたとは思うが下手すると怠慢騎乗になりかねないくらいアクセルを緩めていたのでもう文句無しの圧倒である。これで出来落ちと言うなどヘイズ師がちょっと弱気だったのだから他陣営はたまったものではない。最後流したのでレートは付かなかったが、最早こいつはそれで測れるようなもんじゃない。
この勝利で、カーインライジングはついに筆者がさんざっぱら比べてきたSilent Witnessの持つ香港の連勝記録である17に並んだ。まあ向こうはデビューから負けなしであったが、どちらにせよ異常な記録である。
オールウェザー馬場でおっそろしい時計を刻んだりして順調な調整を経て臨んだクイーンズシルバージュビリーカップ。距離が1400mということや、勝てばSilent Witnessの持つ香港の連勝記録17を越えるということもあってのことか出走馬は10頭に増えたが、オッズはやっぱり最低保証の1.05倍。しょっちゅう当たっているHelios Expressが2番人気で単勝44倍、前走の頑張りからか3番人気になったLucky Sweynesseが46倍という圧倒的一本被り。
そしてその期待に応え、繰り広げられたのは今シーズンベストパフォーマンスと言っていい蹂躙圧勝劇だった。並のスタートから楽々加速してこの日は2番手に付け、直線入って仕掛けるとあっという間に抜け出し残り50m付近から流すいつものパターンでの勝利であったが、流したのについた着差は3馬身半(!?)、かつタイムはシャティン1400mのトラックレコードを更新する1分19秒36。なんならいつも2着にいるしこの日も2着だったHelios Expressも破られる前のトラックレコードから0.01秒落ちの1分19秒93で走破していた。当たり前のように勝ってとうとうサイレントウィットネスの連勝記録も更新。ここからは世界の記録への挑戦が始まることになった。
なおこのレースで出したロンジンワールドベストレースホースランキングのレーティングは128で2026年度暫定1位。まだ上半期、更にスプリントにカテゴライズされる1400mでもカーインライジング以外でこんな数値は中々お目にかかれないし、今後の結果次第で更なるレーティング上昇も見込まれる。
生き物である以上今の調子がいつまでも続くわけはないが、続く限りはおそらくホームであるシャティンでは負けることはない……そう思ってしまうくらいの強さであった。ピークの短いスプリンターでここまでの絶対性を保持出来るのは尋常なことではない。25/26シーズンの香港はカーインライジングとロマンチックウォリアー、2頭の皇帝がいる凄まじい時代となった。
4月に入ってからは香港短距離三冠連覇へ向けてのラスト1冠、チェアマンズスプリントプライズを目指してスプリントカップより始動。この2レースを制すれば、いよいよ20連勝という世界の平地競馬界では前人未到の大台に乗る。
その始動戦であるスプリントカップではもう香港勢とは勝負付けは終わったという評価であり、単勝オッズは1.05倍といつもの最低保証。2番人気は一応Helios Expressであったが、もはや遥か後方の単勝70倍であった。もうじき2着馬の単勝が万馬券になる日も近そう……というのが冗談で済まなそうな圧倒的パフォーマンスを彼は見せたのであった。
逃げを打った馬を行かせて2番手を追走。直線もほぼ持ったまま並びかけ、残り300mあたりから少し追ったくらいで抜き去り、すぐに巡航モードに切り替えると後方に影を踏ませず圧勝。いつもの。分かる人には恐怖でしかない走りっぷりであった。なんかトラックレコードもさらに0.08詰めて1分7秒12としたが、あまりの衝撃的な勝ちっぷりでこれすらおまけみたいなものだった。
なおカーインライジングへあまりに馬券人気が集中しすぎた(単勝支持率に至っては96.51%)ため、胴元の香港ジョッキークラブはレースをやったのに利益が出るどころか、単勝1.05倍・複勝1.01倍の払戻最低保証確保のために単複合わせて約1658万香港ドル(≒3億円)の赤字を抱える羽目になった。レースそのものが赤字になるなんてことあるのか……。
戦前にはヘルシーに走れていれば、という但書きはつくもののついに2027年以降にマイルへの距離延長を検討をしていることが報じられた中迎えたチェアマンズスプリントプライズ。現地ではRomantic Warriorと合わせて"Two Titans"と呼ばれるなどHKJCによる大々的なプロモーションがなされ、#KYR20のハッシュタグがSNS上に飛び交うなど、20連勝に向けて世界中で注目を集める。
海外からも高松宮記念を連覇し、今度こそと陣営が執念を燃やすサトノレーヴ、世界の名伯楽エイダン・オブライエンの管理馬であるComanche Braveがやってきたもののいつものように1.05倍、最低保証となった当地はもちろん、JRA発売の馬券すら的中してもJRAプラス10適用がなければ元返しとなる1.0倍という、最早賭けが成り立たない日すら危惧されるほどの人気を集めた。
スタートからポンと飛び出したTomodachi Kokoroeらを見ながら三番手で進めるが、今回はマジックマン・モレイラとサトノレーヴがマンマークからコーナーで被せて内に押し込みに来たがこれを巧みなコーナリングでいなすと直線ではいつもよりは心持ち力を入れて追い、一瞬で抜け出すと残り150で流し始めてゴール。
後続とついた差はスプリントG1においては絶望的大差、4馬身1/4。前が遠いっ!ついでになんかまたトラックレコードを1分7秒10に縮めた。
しかし日本の王・香港でも王たりえた世界があったかもしれないサトノレーヴが策も携えて全身全霊で挑んでも軽くいなされ、当地のライバル格であったHelios Expressは心が砕けたかのように伸び脚がなく惨敗する有様。棲む次元が違うとはこのことだろうか……。
ちなみに香港では最低保証額を払わないといけないのでまた赤字だろうが、JRA発売分はJRAプラス10適用対象外となり2007年3月18日阪神2R以来の単勝元返しとなった[2]。110円払い戻せー!という声が聞こえてきそうである。
前年と変わらずの連勝劇で、2年連続の香港年度代表馬最有力候補に位置付けたカーインライジング。ヘイズ調教師によれば、26/27シーズンの上半期は前年同様にそれぞれ一叩きしてジ・エベレストと香港スプリントに向かう模様。下半期はクイーンエリザベス2世ジュビリーステークスには向かわない事を明言している。
レーティングは大台の131(6月終了時に130から上方修正、S区分最高値で全体ではOmbudsmanと並んで暫定1位タイ)に到達。連勝記録も20、大台に乗せ勢いを鈍らせずずんずん加速しながら進んでいくカーインライジング。無敵の快進撃はいつまで続くのであろうか……。
)。その当時は「ミスターエクスプレス」と呼ばれていた。
」と返していた。| Shamexpress 2009 鹿毛 |
O'Reilly 1993 鹿毛 |
*ラストタイクーン | *トライマイベスト |
| Mill Princess | |||
| Courtza | Pompeii Court | ||
| Hunza | |||
| Volkrose 2002 黒鹿毛 |
Volksraad | Green Desert | |
| Celtic Assembly | |||
| Rose World | Grosvenor | ||
| Geraniums Red | |||
| Missy Moo 2012 鹿毛 FNo.7-d |
Per Incanto 2004 黒鹿毛 |
Street Cry | Machiavellian |
| Helen Street | |||
| Pappa Reale | Indian Ridge | ||
| Daffodil Fields | |||
| Royal Rhythm 1998 鹿毛 |
*リズム | Mr. Prospector | |
| Dance Number | |||
| Her Dynasty | Sir Tristram | ||
| Taiona |
クロス:Mr. Prospector 5×4(9.38%)、*トライマイベスト 4×5(9.38%)、Sir Tristram 5×4(9.38%)、Northern Dancer 5×5(6.25%)
YouTubeにはもっと凄まじいレースが上がっているので見てみるといいぞ…
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最終更新:2026/07/16(木) 01:00
最終更新:2026/07/16(木) 01:00
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