「逃げたら一つ、進めば二つ」とは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する台詞である。
お母さんが言ってました。逃げたら一つ、進めば二つ手に入るって。
スレッタ・マーキュリー
主人公のスレッタ・マーキュリーが、母であるエルノラ・サマヤから教わった言葉。
「祝福」の原作小説によれば、スレッタが5歳の頃、注射を嫌がっている際にエルノラが教えたと語られている。注射をしなければ「痛くない」が手に入るだけだが、注射をすれば「病気にならない」だけでなく、「お母さんが喜ぶ」など様々なものが手に入るとエルノラは説得し、スレッタを勇気づけている。
それ以降、臆病で人見知りなスレッタにとって、この言葉は自分を鼓舞するための呪文となっており、作中で何度も発言している。
スレッタに限らず、『水星の魔女』では「進んだことで手に入れられた物」や、逆に「進めなかったことで手に入れられなかった物」が様々な人物を通して描かれている。
一例として分かりやすいのはシャディク・ゼネリだろう。彼はミオリネに好意を抱いていたものの、孤児から成り上がった立場上、安易にミオリネを守ると約束することができなかった。第9話のサブタイトルが「あと一歩、キミに踏み出せたなら」である通り、シャディクはミオリネが管理する温室に最後まで踏み込むことができず、第1話であっさり踏み入ったスレッタとは対照的な存在として描かれている。
なお、作中では進んだことで手に入れたものが、必ずしもその人や周囲を幸せにするとは限らないことも描かれている。その代表格とも言えるのがグエル・ジェタークで、基本的に逃げずに進んでいるのだが、その結果大切なものを次々に失っていくことになる。
奪えば全部!
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最終更新:2025/12/07(日) 03:00
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