遊戯王OCG(海外)とは遊戯王カードの海外版のことである。
遊戯王カードの人気は国内に留まらず、海外でも発売され、大会も開かれている。
様々な言語版が存在するが、ここでは特にプレイヤー間で話題になることが多い。
主なカードの話は英語版と韓国版について触れる。また国ごと、OCG・TCGと分類されていることについても触れる。
韓国・台湾・中国・その他アジア諸国は日本と同じ「遊戯王OCG」である。いわばアジア圏の遊戯王と言えば「遊戯王OCG」となる。
韓国版は日本と同じ遊戯王OCGである。パックの発売順が一部日本と異なり、パックの内容が英語版である遊戯王TCGを準拠としていたが、「STRIKE OF NEOS」からパックの内容が統一されている。
韓国版遊戯王はカードの特徴はとにかく安いことである。通称、韓版。
一般パックの値段は日本の半分~3分の2くらいであり、大量購入に向くが、
日本語版では箱で重複しない高レアリティのカードが、重複していたりと内容が安定しないないものも多い。
また日本語版ではレア以上は必ず封入されているのに対して、ノーマルカードのみで構成されたパックもある。
ノーマルレアは存在しないため、英語版よりさらにノーマルレアが集めやすい(ゴールドシリーズには存在する)
限定物を纏めたプレミアムパックや豪華な特典カード付きのスペシャルエディション版などの存在など、
日本語版で集めるのは困難な高価な限定カードを安く入手でき、財布に優しい。
韓国版ヒドゥンアーセナルも存在し、デュエルターミナル産のカードも集めやすい。
韓国版をキムチ版と蔑むデュエリストもいるが、入手困難なカードを安価に供給してくれる大切な存在である。
また、 「LEGACY OF THE VALIANT」以降、韓国先行発売カード「ワールドプレミア韓国版」が追加されたことにより、さらに海外新規カードが増えたが、第9期の「DIMENSION OF CHAOS」以降ではワールドプレミアが廃止されている。
対応言語は「英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/スペイン語/ポルトガル語」。
これらはOCGではなく、「Yugioh! Trading Card Game」で販売されているため、TCGと言われる。主にラテン語ベースの言語を使う国が対象だろう。
英語版カードと言えば海外新規収録カードとレアリティの吊り上げが有名。
海外新規収録カードとはその名のとおり、日本語版の存在しない海外パックに収録されているカードの事。
内容はそのパックに収録されているカテゴリーの強化・サポートが主であり、性能はピンキリで
どうしようもないようなカードから、あまりに強すぎて、環境が激変してしまうような物も存在する。
例としては、闇の誘惑、光の援軍、六武の門、XX-セイバーダークソウル。
最近では魔界発現世行きデスガイド、輪廻天狗、発条機雷ゼンマイン辺り。
また豪華な特典付きのTin缶と呼ばれるものや、日本とは内容の全く異なるゴールドシリーズ、
デュエルターミナルのパックであるヒドゥンアーセナルなどの独自のパックやセットが発売されている。
このため、一部カードは日本語版より安く手に入るものも存在し、カードをそろえるのに役立つことも多い。
だが、その反面、一般パックの有用カードのレアリティ操作が酷く、海外のプレイヤーはデッキ製作に悩まされている。
例としては、強欲で謙虚な壺、レスキューラビット、ダーク・アームド・ドラゴンなどシークレット化。
ちなみにシークレットは1箱(しかも日本語版より高い)に1枚以下しか入っていない上に10種類も存在する。
そこまでではないものの、有用なカードの大半はレアリティが上がっており、特にドローソースに厳しい傾向が見られる。
とはいっても、全て上がるわけではなく、潜航母艦エアロ・シャークのように逆にレアリティが降下している例もある。
フォーミュラ・シンクロン、BF-暁のシロッコなど強力でありながら、低レアリティのカードもまれに存在する。
日本国内でも一部店舗では英語版取り扱っている所もあり、英語版をこよなく愛するデュエリストも多い。
最近の英語版パックにノーマルレアは存在しないため、ノーマルレアを狙って買ってみるのも良いだろう。
ちなみにエクシーズ素材が「カードとして」フィールドに存在する扱いという日本語版と異なるルールが存在していた事もあった。
日本は比較的、創作物の規制が薄いため、比較的自由な表現が多いが、
海外では宗教の都合などから、イラストや名称の規制が行われているものも多い。
特に多いのは性描写の規制によるもので、肌の露出の規制や貧乳化などが見られる。
悪魔・天使なども角や翼、天使の輪などが消されており、
銃器なども玩具のような外見や色にされたり、レーザー銃など現実離れした武器に変更されている。
神、悪魔、天使、血、銃器名など名前も軒並み別のものに差し替えられており、
悪魔は共有ワードのない別の名前に変更されていたので、デーモンのカテゴリー化の際に大混乱が起きた。
名称関連の混乱にはHEROやガーディアンなどでも似たような混乱が海外で起きた。
それとは別にクリッターのSANGAN、人造人間-サイコ・ショッカーのJinzo、リチュアのGishki、
ファイヤー・ボールのHinotama、宝玉の祈りのCrystal Raigekiなど
日本化されたり、日本語が混じったり、関係ないものが混じったりなどのカオスな名前も存在する。
逆に海外新規の日本語版が出た際に規制が緩くなったり、名称がおかしくなる例も存在する。
RAI-MEIの胸が巨乳化したり、Totem Dragonがミンゲイドラゴンになったり、
本来はスクラップ・デーモンという名前が妥当なのに、スクラップ・デスデーモンと何故かデスが追加されたりした。
特に追加されたデスのインパクトは強く、海外新規の日本語名を考える際、デスを付けるネタが見られるようになった。
そして、ツアーガイドはそのデスの犠牲となったのだ…
2013年年9月21日から、新ルール「ノーリミットデュエル」以外での公認大会で、他言語版のカードが使用禁止になった。
具体的には「公認大会」「選考会予選」「選考会」「世界大会予選」で使うことが出来なくなる。
そもそも日本以外の国ではその国の言語版のカードしか使用できず、日本だけが例外的であった。とはいえ、これで海外版でカードを揃えていた人や高価な日本語版の代用として使っていた人、海外版を扱うカードショップは大打撃を受けることになるだろう。
なお、店側で使用の可否を決定出来るノーリミットデュエルの大会や非公認大会では使用できる。 また、世界大会本選では現在協議中とのこと。なので大会に参加する際はお店に確認することを忘れないようにしよう!
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最終更新:2025/12/06(土) 23:00
最終更新:2025/12/06(土) 23:00
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