釣り野伏せとは、戦国時代に島津家(主に島津義弘・島津家久)が得意とした戦術の一つである。
釣り野伏せとは、簡単に言うと大規模の敵を相手にする場合の戦術の一つで部隊を複数に割き、囮部隊である「釣り」と伏兵である「野伏せ」に分け、敗走を装った「釣り」を追撃してきた敵部隊を「野伏せ」で包囲殲滅する作戦である。
こう説明するとただの伏兵戦法のようであるが、実際に行うには『釣り部隊が敵が本気になるほど奮戦し』更に『完全に負けたと思わせる敗走』をし、更に『追撃させるほど相手の判断力を落とす』という非常に高度な戦術であり、実行するには指揮官の高い統率力・采配と実行部隊の高い錬度が求められる。
なお、上記2名のうち、島津のフィッシャーマンこと島津家久は、この戦法で大名級の首を3つ(龍造寺隆信・長宗我部信親・十河存保の3名)挙げており、起死回生とも言える大勝利をもたらした。
また、島津義弘の場合は更に凄まじく、1572年の伊藤家との合戦では200vs3000の約15倍の戦力差をひっくり返し、朝鮮征伐時の泗川の戦いでは、7000vs200000という史上最大規模の釣り野伏せで勝利をもぎ取った。その時のあまりの強さに、敵(明・朝鮮連合軍)から鬼石曼子(おにしまづ)と呼ばれ恐れられた。
釣り野伏せに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/14(日) 00:00
最終更新:2025/12/14(日) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。