隼鷹(艦これ) 単語

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カシハラマルモトイジュンヨウデースヒャッハァー

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「商空母隼鷹でーすっ!ひゃっはぁー!」

隼鷹じゅんよう)とは、旧日本海軍空母及び「艦隊これくしょん」に登場する艦娘である。
担当声優大坪由佳。図鑑番号はNo.066。

行くぜ!概要、出撃する!

飛鷹航空母艦2番艦であるが、艦これ内では「飛鷹」とは姉妹である言及はく、あくまでも相方の扱いである。
実は海軍公式資料では隼鷹1番艦で、飛鷹の方が2番艦だったりする。あえて2人を姉妹扱いしていないのは、そのためかも知れない。
同じ軽空母仲間飛鷹龍驤と同じ、陰陽師系のスタイルである。(ちなみにこの3人は、ミッドウェーで蒼龍飛龍が戦後、第二航空戦隊を引き継いだ軽空母トリオだったりする。同じスタイルなのはそのためかもしれない)

黒髪ロングで毅然としたお嬢様った趣の飛鷹とは対照的に、明るいツンツンピンク髪少年漫画ボーイッシュさを感じる。だーからヘビメタじゃないんだって!マジで!一方でスタイルは非常に良く、きっちりと着込んだ装の上からでも分かる豊満なふくらみに、ひきしまったくびれが見てとれる。

明朗快活で常にハイテンションな性格であり、登場時の「ヒャッハー!(正確な表示セリフは「ひゃっはぁー!」)」や「飲んでないよ、シラフだよ!」発言のためかネタキャラ扱いされる傾向が強い。ちょっかいを出してきた提督に対して仕事量の多さ(艦載機の整備など)でぼやく一幕も。
一方、仕事はキッチリ行うタイプであり、秘書艦として各種報告を行うセリフでは押さえるべきポイントを端的に押さえたり、執務室でリラックスつつも警を怠らなかったりと、ノリの良さの中にもプロとしての抜かりなさが見え隠れする。出撃中は「いけるいけるぅ!」「パーッといこうぜ~!」などと艦隊全体の気分を盛り上げるようなセリフが多い。更に、要所要所で同艦である飛鷹を立てることも忘れない。商空母であり、もとはだったことから、実ははっちゃけたキャラ演技で、根はお嬢様なのかもしれない(そうした認識に基づく二次創作も多い)。

レアリティの面から見た場合、較的入手し易い部類に入る。最初から4スロットの装備欄を持ち、千歳改二千代田改二と並び軽空母トップクラス艦載機の搭載・運用がある(ちとちよ姉妹レベル50でやっとこの姿に装できることを考えると、運用のしやすさという面では飛鷹の2人の方が評価が高い)。
航行不能だったとはいえ終戦まで残存していたため幸運値が高めで、改造すると全艦娘の中でも上位に位置する。[1]
として充分なを持ち、かつ(正規空母較した場合)低燃費なので、戦闘だけでなく遠征に回っても優秀である。

欠点として、航空母艦でありながらも低速である点(飛鷹の他に低速なのは鳳翔のみ。ただし、低速のデメリットは回避にするとされているが実際には不明確である。)と、装甲の最大値が低い(あくまで正規空母との較で)という点が挙げられる。

公式コミックでは、飛鷹と共に狂ったような笑いを上げながら怪しげな陰陽術の儀式艦載機を飛ばしているところを新人艦娘と引率の伊勢撃され、参考にしすぎないように注意すべきアブない先輩として初登場。
その後も赤城に脅されたり、漏りに被弾(?)してぶっ倒れてるところを発見される(式神戦闘機や巻物甲がいずれもなのでに弱い?)等、貧乏くじを引かされる傾向がある。
その後は回を重ねるにつれて、千歳ともどもお約束通りの大飲みキャラへ。第六駆逐隊飲み会の準備や片づけを手伝わせたり、鳳翔さんが今晩の夕食は焼き鳥に決めた段階で二人って何を飲むか相談するなど、ア艦これ状態へと陥っている。んでもって空母寮の先輩加賀毎度シメられている模様。

こんなコミカルな印が強い彼女ではあるが、上述のように本編においては「軽空母として最も優秀な空母娘の一人」である。
入手している提督は、手な外見や酔っ払いのような言動に引くことなく、是非活用して頂きたい。やや姉御肌かつ嫌味のない自信で、提督とも対等に接してくれる彼女が、いかに信頼に足る人物(艦?)であるか納得頂けるはずである。

史実の活躍だって。おつかれちゃん♪

橿原丸級貨客船1番艦「橿原丸」

冒頭の自己紹介の通り、元は日本郵船現在もある三菱財閥系の運会社。ちなみに、いわゆる郵便事業とは極初期以外は関係)の大高速貨客橿原丸」であった。 高速といっても、あくまでも「民間としては高速」であり、最高速度は設計上25ノット程度だったようだ。
また、建造にあたっては「が建造費の6割出してやるから、有事は空母装な」という契約が結ばれていた。これにもエピソードがあり、最初は逓信省(ここがこの補助プラン国会に提出した)がした補助8割という話だったのが、大蔵省が横やりを入れ(こちらは5割)、結局海軍が仲裁して補助6割としたのだが、今度は日本郵船が、こんな巨大な客をそれも2隻も作っても採算が取れないとし、仕方なく政府が、「就航時の赤字が被るから」という密約をして、やっと作って貰えることになったという(別の説では、日本郵船がこれを断ると、ライバルである大阪が代わりに作ることになっていたため、営業戦略上仕方なく日本郵船が2隻とも作ることになった、とも)。
こうして三菱長崎所で「橿原丸」が1939年3月に、川崎所で「出雲丸」が同年11月にと、2隻の貨客の建造が始まった。ちなみに2隻の設計は、改造契約のため日本海軍平賀譲達のチームが行っているが、客室は日本郵船が2箇所の造所の技師を取りまとめ「日本文化世界に示す」を合い言葉に設計している。

そのまま完成すれば、2隻は日本最大級の貨客姉妹[2]として、太平洋航路を優することになっていたであろうが、時折しも風雲急を告げる時期であった。日本海軍は、1941年(昭和16年)の軍編成を行うためのギリギリの時期(1940(昭和15年)年10月)になって、ついに2隻の装を決断し、11月5日付けで方針を正式決定。ここに2隻は、貨客として生まれることなしに軍艦となることが決まる。
翌41年1月日本郵船からの買収を決定し、2月に正式買収。以降、三菱長崎所で建造中だった「橿原丸」は、仮称第1002番艦と呼ばれるようになり、1942年(昭和17年)5月工して、艦名「隼鷹」を与えられた。
なお、「出雲丸」こと第1001番艦「飛鷹」が工したのは2ヶ遅れの7月であった。

飛鷹型航空母艦2番艦「隼鷹」

飛鷹」より一足完成した「隼鷹」は々に四航戦に編入され、1942年(昭和17年)6月に同じ四航戦の「龍驤」とともにアリューシャン列島のダッチハバーの攻撃でデビューを飾る。が、この攻撃は陽動作戦の一環であった。
そして本命のミッドウェーで、日本海軍一航戦・二航戦の四空母一気に失う大敗を喫してしまう。

飛鷹航空母艦の常用48機の艦載機は正規空母である「飛龍」「蒼龍」に次ぐ機数であり、客改造した空母の中で最大のサイズ[3]であり、大艦載機も運用出来るから、正規空母4隻を一気に失ったミッドウェー海戦以降は、「飛鷹」「隼鷹」はほぼ正規空母として扱われ、前述の通り二戦の一員として各地を転戦する。

日本空母として初めて電探(レーダー)の本格運用を行ったり、外側へ29度に傾斜させた煙突と一体化した近代的な大の艦(後年空母大鳳信濃や各で建造された空母にも採用されている)を備えたりするなど、意欲的な設計・修が行われている。

そして最大速度こそ控えめだが、戦争がなければとして工する予定だっただけに、姉妹ともども式は違えども、後述の通り駆逐艦島風」と同等の高圧高効率機関を搭載。18ノットで12000里以上と非常に長い航続距離も誇る日本海軍最優秀空母翔鶴空母が同じ速度で9700里、戦時量産空母の決定版である雲龍8000里であることを思うと、居住性の良さも含めて彼女らが本当は客となるはずだったことも伺える。
まさかキャラ設定なのは、このあたりの燃費の良さ(肝臓の強さ)が反映されたんじゃ…

1944年(昭和19年)6月マリアナ沖海戦では、相棒の「飛鷹」をはじめ、「翔鶴」「大鳳」が戦し、日本海軍航空事実上壊滅する。「隼鷹」自身も2発の直撃弾と6発の至近弾を受け発着艦不能となってしまい、なんとか生き延びたものの、この損傷のために小沢艦隊の「瑞鶴」「瑞鳳」「千歳」「千代田」が囮となって散していった10月レイテ沖海戦には参加出来ず、辛くも生き延びることとなった。

1944年(昭和19年)12月。既に搭載する航空機くなってしまった「隼鷹」は、輸送代わりに使われていた。艦これ山とか流星とか欲しいよね」と言うのは上記の通り運用する機会がほぼかったため(流星に至っては艦載機としての運用すらされていない)

その輸送任務でマニラに行き、佐世保への帰投途中の12月9日、「隼鷹」は潜水艦シーデビル」と「レッドフィッシュ」からの撃を受ける。魚雷2発が命中し、艦首が10m吹っ飛ぶ程の損傷を受け、5000トンもの浸が発生するが、「あぁ~ん!こんな格好いやだ~!」と悲鳴を上げつつ何とか佐世保に帰投することが出来た。その後体は修復されてドックからは出られたが、損傷した機関部の修理がままならず[4]、佐世保に係留されたまま終戦を迎える。
戦後になっても機関修理されず、従って「鳳翔」のように引き揚げとして働くことも出来ず、1947年昭和22年8月1日解体了。波乱万丈の一生を終える。

本来の役だった橿原丸として復旧し、戦後に励む人々を乗せて平和大海原を駆けるという願いはついにうことはなかった。

いいねえ、意外と関連静画、やるからねえ

 

 ↑二航戦

関連動画、パーっと行こうぜ!パーとな!

 

よーし、MMD艦これ、発艦しちゃってー!

2013年7月にはくもMMDモデル完成している。
おそらく軽空母艦娘では初のMMDモデル化だと思われる(というか、全体を通しても島風に続く2番手と思われる)。

なお、このMMDモデル残念ながら諸事情により8月21日で配布終了し、現在入手は出来ない。

くー、かっこいいなあ、関連商品に惚れそうだよお

ふふん、ここで関連コミュニティなのさ、いっけー!

関連項目だって、何だって?

脚注

  1. *彼女より運が上の艦娘といえば雪風瑞鶴瑞鳳レアクラスばかりである。但し、レアリティでは下となる鳳翔と運は同数値であり、時雨改二も50である。
  2. *2014年現在に至っても、この2隻(の完成予定図)を上回る大きさの日本の客1990年工の「飛鳥Ⅱ」くらいである。なお、「飛鳥Ⅱ」は奇しくも「橿原丸」と同じ三菱長崎所で、「橿原丸」以来50年ぶりに作られる大として建造された。
  3. *基準排水量は約24,000トンもあり、翔鶴空母より僅かに少ない程度であった。
  4. *隼鷹」の機関は「島風」と同様の高温高圧タービンだったので、修理する技術も物資もなかったとも。

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