『風と共に去りぬ』(Gone With the Wind)とは、1939年に公開された洋画である。
原作はマーガレット・ミッチェルの同名小説。約3年もの歳月と約400億ドルもの巨費を投じて作られた約3時間40分もの大作で、アカデミー賞9部門を受賞した。現在ではパブリックドメインとして安価で気軽に楽しむことができる。
主人公のスカーレット・オハラ(ビビアン・リー)を軸に南北戦争前後の時代の人々を描いたドラマ。
めまぐるしく過ぎていく時代と、何があろうと強く生きていく主人公とその親友メアリーが印象的。一方で原作にあった白人肯定主義的な描写はほとんどカットされている。
もっとも有名なセリフはラストのスカーレットの一言「明日は明日の風が吹くわ(After all, tomorrow is another day.)」だが、最近は原文のニュアンスに沿った「明日という日がある」に修正されていたりする(前者は「先の事は成り行きに任せて気にせず行こう」と未来への不安を打ち消そうとする諺なのに対し、原文は「ともかく、心機一転して新たに始められる日がやって来るのだから」と未来に希望を見出だそうとする慣用句であり、後者の訳の方が彼女の信条には忠実ではある。が、タイトルに引っ掛けた前者と比べると少々インパクトに欠けるかもしれない)。
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最終更新:2025/12/06(土) 17:00
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