黒猫(くろねこ)とは、電撃文庫の原作ライトノベル及び漫画化・アニメ化・ゲーム化作品、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の登場人物の一人である。
(CV:花澤香菜)
本作の中心人物・高坂桐乃のオタク友達であり、主人公・高坂京介とも幾つもの苦難を共にして親交を深め、また自らもその中で成長していく重要なポジションの人物。
中学3年生で、身長160cm、体重43Kg。スリーサイズはB77/W53/H80。
桐乃の様にモデル業はしていないが、長い黒髪の美少女である。しかし街中だろうと関係無くゴスロリ衣装を着こなしている事、普段から言動に邪気眼・厨二病の類が多い事、更に人見知りに加えて口下手である事など、様々な原因により京介達を除く交友関係は壊滅的である。
人付き合いが下手で言動が天邪鬼な所などを桐乃に似ていると京介に思われているが、桐乃や沙織、京介が悩みを抱えていれば助力を惜しまず、時には自分を犠牲にしても友人を助ける心優しい一面もある。
自宅が高坂家に近いらしく、桐乃は勿論京介とも頻繁に接する機会が多い。その為交高坂家で桐乃と憎まれ口を叩き合いつつもよく遊んでいる。また京介とはお互いに助け合う関係であり良き友人であったが、深く接する内にそれ以上の感情を抱いていく事となる。
オフ会で着ていたゴスロリ衣装は作中アニメ『maschera~堕天した獣の慟哭~』に登場するキャラクター、夜魔の女王(クイーン・オブ・ナイトメア)のコスプレ。桐乃とは初対面から『星くず☆うぃっちメルル』とどちらが面白いかで論争になったが、結果的には二人が親友喧嘩友達になる第一歩となった。尚普段着も似た様なゴスロリ衣装である。
趣味は創作活動でありHPやサークルで活動もしているが、作品内容は普段の言動から推して知るべし・・・。
また、京介達に名乗っている又は呼ばれている『黒猫』はハンドルネームであり、当然本名ではない。
本名は『五更 瑠璃(ごこう るり)』(反転ネタバレ注意・原作第5巻~)だが、本人は人間としての名前で真名は別にある、と言い張っている。そのせいか、京介も本名を知った後も以前通り『黒猫』と呼んでいる。
夏コミで育成対人格闘ゲーム『真妹大殲 シスカリプス』のPC版上位ランカーでもあり、アーケード版からボス⇒プレイヤーキャラに追加された未解析キャラを使うというある意味卑怯なスタッフと対戦し、勝利する程の凄腕ゲーマーでもある。(夏コミではスタッフと同じ未解析キャラを使用している。アニメでは分からないが、この際黒猫は未使用のキャラにも関わらず、観戦中及び対戦プレイ中にキャラとスタッフの操作を解析・マスターして勝利した。)
ちなみに、原作での黒猫は京介や桐乃に対しての辛口や暴言などの厨二発言が多く、アニメと比べるとドライだったりツンが目立っている。
アニメでの黒猫は上記の辛口などが大幅に減っており、原作ほど棘のある台詞は言わなくなっている。
描写や思考が一部変更されている京介、それの影響をもっとも受けているあやせ程ではないにしろ、原作と比べるとやや異なっており、京介のアニメでの描写変更での影響を受けているキャラの一人である。
妹の詳細は下記概要にある『ねこシス』との関係上有耶無耶にされていたが、原作の展開上の都合か、アニメ第9話やBD/DVD特典小説、及び今後の原作において登場する運びになった様である。
そして上の妹はラジオ8回目とアニメ9話、下の妹はアニメ9話で登場した、下記のねこシスとはかなり容姿が異なるが口調などはある程度引き継がれた模様である。
ちなみに現段階では妹2人の名称は不明である(キャストも黒猫の妹)
因みに公式Twitterにて桐乃に「あ、そういえばさー。あんたって、どんな家に住んでるの?」との質問に、「えっ? ……ふ、ふっ……もちろん、お城のような豪邸で優雅に暮らしているわ。」と答えている。明らかに動揺しているが、更に桐乃に追求されると「……『黒猫は貧乏』だなんて失礼なイメージを抱いている人がいるようだけど、ぜんぜん違うということを思い知らせてあげましょう。」と答えた。が、その結果は・・・・・・。
アニメ弟9話では原作でも未だ明かされていない設定、黒猫の妹や家、家庭環境などが初めて描かれた。
Twitterでは強気な発言をしていたが、実際アニメ第9話で初登場となった家は小さくはないものの築年数を感じる古い住居であり、家の中の様子からも質素な暮らしで苦労している、と感じさせられる様な物であった。
日常の風景として、割烹着を着て純和風の料理を自炊していたり、下の妹の為にメルルに登場するキャラクターの人形を手縫いで作るなど非常に家庭的な一面が見受けられた。また、下の妹は黒猫を姉さまと呼び、とても懐いている様子で、一緒にいる機会も多いようだ。また、邪気眼は無理に作っているキャラであるのか、京介からの電話では普通の口調から慌てて『黒猫』としての口調に変えて対応していた。
座布団が4枚しか無い事、黒猫、妹二人、母親の存在は確定している為母子家庭の可能性もあるが、定かではない。
とても良い姉ではあるのだが……自宅でもゴスロリ衣装を身に纏い邪気眼全開のキャラ作りをしているようで、態々電話音をマネた後携帯に出て『何者かと会話』していた。更に会話内容が完全に電波な上、『我は千葉の堕天聖黒猫』と言いつつ決めポーズをとっていた。しかもこの場面を妹二人に目撃され、上の妹は完全にドン引きする有様であった。
アニメではネタが古い為かカットされてしまったが、実は以前にもニコニコ動画に投稿する為、ネコ耳としっぽを付けて
補足だが、上記の電波会話の内容はある意味重要な意味を持つ言葉が含まれている事を覚えておいてほしい。
(以下反転ネタバレ注意・原作第3・4巻~)
実はシスカリでは世界大会上位に入る腕前であり、更に弱キャラのアリシア・ブラックキャットが持ちキャラである事から『松戸ブラックキャット』と呼ばれ畏怖されている。当然上記スタッフが敵う相手ではなかった。シスカリは特にやり込んではいるが、機械的に精確な操作と動作パターンの把握能力の持ち主な為、他のゲームであっても殆ど問題なく上級プレイヤー並のプレイが可能である。
(以下反転ネタバレ注意・原作第5巻~)
5巻から作品内で1年が経過し、黒猫は体面上は近いからという理由で高坂京介と同じ高校へ進学している。この際京介の部屋で二人で遊ぶ等仲も進展し彼のことを『先輩』ないし『兄さん』と呼びつつ慕っている。同時期に京介の協力もあり、ゲーム研究会に所属し『赤城瀬菜』をはじめ新しい友人も得る事となる。
趣味の創作活動が転じてか、『テキストデータで凡そ毎時6KB執筆』出来るという超人的な才能があり、部活動にも貢献している。作品内容は独特であり第三者から受け入れられる事は少ないものの、それ自体は自覚している。
また桐乃から何か聞かされていたのか、田村麻奈実を初対面から嫌っていた。(と京介は思っている。)麻奈実のことは自身が創作した物語に登場する、彼女をモデルにした悪魔『ベルフェゴール』と呼ぶ。実際の理由は推して知るべし。
黒猫は京介の家で彼のベッドの上に寝転がりながら部活動の作業をするのが癖となっていた。ある日、同じベッドの上で一緒に作業をしていた時、京介が冗談で聞いた「おまえ、俺のこと好きなの?」という問いに対して「好きよ……あなたの妹が、あなたのことを好きなくらいには」と返答するが、この時の京介はその答えを正しく解釈出来なかった。
5巻終盤にて京介に告白をしようとしたが、桐乃の一大事である事と京介の心境を悟り諦めた。代わりに彼の背中を後押しする言葉と共に『呪い』と言う名の頬へのキスをし、妹の元へ行く姿を見送った。
(以下反転ネタバレ注意・原作第7巻~)
様々な経過を経て、京介は再び黒猫に「おまえ、俺のこと、好きなの?」という問いを投げかける。それに対し「好きよ……あなたの妹が、あなたのことを好きな気持ちに、負けないくらい」と少しだけ違う返答をし、今度は京介もその言葉の真意を汲み取る事が出来た。
そして黒猫は決意する。『あの女』を見習って大切な二人と彼らへの想いを、決してどちらも諦めたりしない、と。
7巻終盤、黒猫は京介を『約束の地』つまり以前『呪い』をかけた場所へと呼び出す。彼女は以前の『呪い』を更に強力な『呪い』で上書きすると言う。そうして彼女は口にした、世界でもっとも強く、古く、恐ろしい『呪い』を。
「私と付き合ってください」
この告白から数日後――京介と黒猫は恋人になった。
※恋人となるまでの数日間の話や、本当に恋人としての未来があるのかは次巻以降でのお話となります。
黒猫は原作、又はアニメにて偶に『呪い』という言葉を使う。
普段は単なる邪気眼的冗談なのだろうが、重要な場面でも使う場合がある。(以下反転・原作7巻までのネタバレ)
京介への二度に渡る『呪い』は彼女にとって特別な物であった。
一度目は告白を諦め、複雑な心境での『頬へのキス』。二度目は決意を新たにした『愛の告白』としての言葉。以下は黒猫、つまり五更瑠璃の中学からの境遇と、京介へ愛の告白をするまでの軌跡の『一部』である。
1.重度の邪気眼中二病に加えて人見知りだから、中学では友達がいなくて一人ぼっちだった。
2.勇気を振り絞ってオフ会に行ったら、気の良い眼鏡(沙織)が話しかけてくれた。
3.オフ会では本気で喧嘩できる綺麗な女の子(桐乃)と、その子の優しいお兄ちゃん(京介)とも友達になれた。
4.その後、高坂家に一人で遊びに行った時、上手く桐乃とコミュニケーションがとれず途方に暮れていたら、京介が仲を取り持ってくれて楽しく過ごせた。
5.コミケで桐乃に友達がいないことをからかわれていたら、京介が助けてくれた。
6.京介に同人誌作成に対する自分の想いを述べたら「たいしたもんだ」と褒めてくれた。
7.編集部に小説を持ち込みした時、担当の人に酷評されて思わず泣いてしまったら、一緒に行った京介が本気で怒ってくれた。しかも、帰りの電車内で一杯優しく慰めてくれた。
8.同じ高校に入学したら京介が喜んでくれた。制服姿も褒めてくれた。
9.高校でも最初は友達が出来なかった。お昼ご飯は中庭で一人ぽつんと食べ、体育の二人一組は先生と。掃除当番を押しつけられたりもした。でも、一人で掃除してたら、京介が手伝ってくれた。
10.京介が(三年生なのに)不安だろうからと一緒に部活に入ってくれた。
11.妹の代わりにしないでと怒ったら、京介はそのことを謝ったうえで、「お前のことが」心配だと言ってくれた。
12.入った部活がゲーム研究会だったので、ゲームの作成という名目で京介の部屋に入り浸れた。京介も快く許可してくれて、仲良く過ごせる時間が増えた。 時には一緒のベッドで並んで作業したりも出来た。
13.ゲームの知識が殆ど無いのに、京介は一緒にゲームを作ってくれて、真剣にデバッグしたり、シナリオを読んだりと、一生懸命になってくれた。
14.大好きなアニメの主人公に京介が激似であることが判明した。
15.京介に私服を見てみたいなといわれたので、おしゃれして見せたら純粋に褒めてくれた。
16.冬コミに参加した時には、一人ぼっちで同人誌も殆ど売れなかった。一人寂しく同人誌を回収して帰った。でも夏コミは京介の提案で皆で一緒に協力して参加できた。
17.京介と一緒のコスプレ写真を同人誌に入れてみたけど完売した。同人誌の入ったカートもさり気無く運んでくれた。
18.アクセサリのロザリオを気になって見ていたら、京介が気付いてプレゼントしてくれた。
本作の中心人物である黒猫だが、同作者伏見つかさ氏による作品『ねこシス』では黒猫とうり二つとも言えるキャラクターである東雲 千夜子(しののめ ちやこ)というキャラクターが登場する。
年齢15歳、身長160cm、体重43kg、スリーサイズB77/W53/H80とプロフィールもまったく同じで性格や口調、邪鬼眼電波女な面も黒猫そのままである。
但し黒猫と千夜子は両者ともにオタクであり、コスプレイヤーかつ同人誌の制作もしているが、その濃さや深さは全く別である。黒猫は(資金的な理由や描写されていないだけとも考えられるが)自室にオタクグッズは殆どなく、猫の置物が多い程度である。対して千夜子はフィギュアやプラモをコレクションしているだけでなく、BL物、しかも年齢制限付の類のゲームや同人誌も多く所持しており重度の「駄目オタク」扱いをされている程である。
両者について作者である伏見つかさ氏は、こうした共通点はあくまで『ねこシス』の企画が一時没になった際に、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に設定が流用された結果であるとしているが、一方の作品しか読んでいない人も、両方の作品を読んで繋がりを想像している人も公平に楽しめるよう配慮しつつ、両者が同一人物とも別人であるとも解釈できるように描写しているとも説明しており、ねこシスの単行本あとがきでは読者に対し、スター・システム的な面白さを感じて貰えたのであれば幸いである、という趣旨のコメントを発している。(http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50964732.html
原作及びアニメにおいて同一人物ともとれる様な描写も多く見られていたものの、結果的には
アニメ第9話にて、家庭環境上同一人物ではない事がほぼ確定事項となった。
ねこシスと比べて家も生活もかなり違っているので、ねこシスとは完全に差別化されたと言える。
俺妹での黒猫妹はねこシスでの美緒と鈴をさらに幼児化させたような姿になっており、下の妹に関しては黒髪おかっぱの幼女である、恐らく小学校低学年、もしくは幼稚園児かもしれない。
ただし、口調などは美緒と鈴を引き継いでおり、下の妹はですます調、上の妹は活発としている。
また千夜子のオタク設定に関しても、黒猫だけでなく桐乃や沙織、瀬菜に分散されて引き継がれたものとも考えられる。
下の妹はメルルをかなり気に入っておりクレヨンで絵も描いていた。
上の妹に関しては9話、12話ED(TV版)で少し映っていただけで、今のところラジオ8回目のアバンでしかまともに登場していない。
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最終更新:2025/12/07(日) 05:00
最終更新:2025/12/07(日) 05:00
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