100日後に死ぬワニとは、きくちゆうきによる漫画作品である。
フリー漫画家のきくちゆうきのツイッターアカウントにて2019年12月12日より日刊で投稿が始まった4コマ漫画。
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https://twitter.com/yuukikikuchi/status/1205120078322159617
擬人化されたワニのキャラクターが主人公で、不穏なタイトルと裏腹に何も知らずにのほほんと日常を過ごしているように見受けられる。
先の出来事を知らされている事で読み手側としては何気ない出来事や会話にまで感情を刺激される一方、カウントダウン的な期待感さえ抱いてしまう何とも言えない読了感が話題を集めた。
日刊での投稿と言う形態で連載が行われ、読者には2020年3月20日に最期を迎える事が推測出来る状態での連載だった。無関係ながら同日がゲーム「あつまれ どうぶつの森」の発売日である事からカウントダウン代わりにするなど関連付けたネタも多く見られた。
1年後に届く商品を注文したり長期連載作の最後を気にするワニを見ている読者自身、実の所はワニの最期を見届けられるかは分からないと言う考えさせられる作品、なのかもしれない。
作者のプロフィールページには友人を事故で失ったエピソードが記載されており、人が突然亡くなると言う経験が作品にも反映されていると思われる。
だらだらしたりバイトをしたり遊んだりと毎日を過ごすワニ。優しい性格をしているがやや弱さも持つ。センパイに好意を寄せている。カフェやリサイクルショップでバイトをしていたがプロゲーマーを目指し始める。![]() |
ここから先の項目は、100日後の成分を多く含んでいます。 今更ネタバレもへったくれも無いと思うけどここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
最初の投稿から毎日投稿が続き、2020年3月20日に無事に最終回を迎える。タイトルと寸分違わぬ最後を飾り、同日のtwitterのトレンドは全てワニ関連で一色となった。また、ニコニコ生放送では100日目の投稿をみんなで見届ける公式生放送が放送された。
最終回の投稿後にはタイアップ音楽、映画化、グッズ販売、コラボカフェなど各社による商業展開が同時多発的に開始された。ちなみに完結以前にもLINEスタンプの発売は行われていた。
なお、最終回の前日に書籍化が判明していたが、こちらの公式発表も最終回投稿後。
これは小学館のサイトに本書のページが先行して作成されていたのを誰かが発見し、それが拡散されたことによって広まったことで、意図したタイミングでの判明ではないと思われる。
最終話の投稿から間を置かない当日中の発表とその内容に対し喜ぶ人がいる一方で戸惑いの声も上がり、以下のような多様な理由で炎上してしまった。以下に(無根拠なものも含めて)理由を列挙する。なお、100日後に死ぬワニの作品としての内容自体は、炎上した理由として挙げられることは少ない。
なお、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅも、本作の読者であった事を明かしているが、Twitter時代は楽しみで読めていたとしつつも、本作のメディアミックス展開については、「書籍化も決定だし、グッズもすごくて」と苦言を呈しており「なんかちょっと萎えましたね。結構萎えたなぁ。(前々から)決まってたね、これ。やりすぎだね。」とラジオ番組で指摘し、グッズ類については「買わないです」と断言して切り捨てている。
Twitterのフォロワー数も、一時は200万オーバーとなり、それまでの長期間にわたって1位を保持していた真島ヒロを抜き世界一フォロワー数の多い漫画家だったが、この騒動後急速に数を減らし、単行本の帯コピーも減少に合わせていいね数などに書き換えられるなどの対応が取られている。2021年2月現在は120万人ほどで再び真島に1位を明け渡している。
ネットの炎上も暫く続くかに思われたが、完結後の約1週間後に志村けんの死去やさらに緊急事態宣言の発令などの重要な事件が起こり、話題はそちらに移った形となり、意図せず炎上は一旦収束期を迎えていると共に、単行本の発売すら話題に上らなくなり、後述のカフェの記録的不入もあり、本作のメディアミックスは事実上失敗した形となっている。
しかし、頓挫したと思われていたアニメ映画については、2021年2月17日に『100日間生きたワニ』のタイトルに改題された上で2021年5月28日公開予定と告知された。主演は神木隆之介で、監督は『カメラを止めるな!』の上田慎一郎。主題歌は漫画版完結時にテーマソングを提供したいきものがかりが新たに書き下ろす事になっている。
「商業化への批判」という理由だけではなく、上記のように様々な理由で千差万別な理由で炎上してしまった。なお、「電通案件」についてはデマ情報が飛び交っており、以下のように否定されているものも多い。
堰を切ったようなマーチャンダイジングに対し「連載開始時よりもさらに前から準備していなければ間に合わないでは」「このブームは広告代理店等によって作られたものだった」との疑惑が浮上した。
なお、音楽PVに電通が携わっている事(こちらは事実)、作者が2019年12月4日に打ち合わせに訪れたとのツイートをした箱根ヶ崎駅の近隣に電通研究所がある事が根拠として「電通案件」と騒がれたが、広告代理店の電通と電子部品製造にかかわる電通研究所は無関係の企業である。
作者と水野良樹の行ったライブ配信や作者ツイートでは所謂「電通案件」の件について明確に否定されており、元は一人で描き始めた作品である事、企業が参加したのは途中からである事、歌や販売は作品への熱量で間に合わせた事等が語られている。しかし、この放送で作者のきくちは大泣きしながら前述のような無実を訴えたが、それが文字通り「ワニの涙」を意味しているのでは無いか?という厳しい指摘も存在している(ヨーロッパの言い回しで、ワニは獲物を食いながら涙を流すという逸話から「偽善者の嘘泣き」のことをワニの涙と呼ぶことがある)。
また、複数アカウントのワニ関連ツイートの同時投稿から、「ブルーベリーフラペチーノ案件」としてステマを主張する者もいた。しかし、ワニとは別のLINEアカウントへの誘導目的のスパムアカウントであると否定されている。詳しくは「ブルーベリーフラペチーノ」の記事へ。
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最終更新:2025/12/09(火) 06:00
最終更新:2025/12/09(火) 05:00
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