A級順位戦 単語


ニコニコ動画でA級順位戦の動画を見に行く

エーキュウジュンイセン

1.5千文字の記事
これはリビジョン 1757850 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

A級順位戦とは、名人挑戦をかけたトップ棋士10人によるリーグ戦である。
なお、他にもA級順位戦はあるがここでは将棋について述べる。

概要

名実共に将棋界を代表するトップ10人が9か月かけて名人への挑戦を目指して戦う総当たりのリーグ戦である。

優勝者(同率の場合はプレーオフ勝者)が名人への挑戦権を獲得する。

また、A級順位戦最終日の事を将棋界の一番長い日と呼ぶ。

対局既定(順位戦共通)

持ち時間は双方6時間(タイトル戦を除くと最長)
この為、対局が深夜まで及ぶこともある。
最長は2004年に行われたB級1組行方尚史対中川大輔戦で翌日の9時15分まで対局が行われた。
(持将棋1回,千日手1回,指し直しまでの休憩1時間含む)

年間の対局予定、先手後手は事前に抽選で決められる。
この規定をフルに生かしているのは森内俊之で
順位戦で負け越し0回、通算勝率.775(70期まで)と言う数字を残している。

A級順位戦に参加する為には

順位戦はA級を頂点にB級1組,B級2組,C級1組,C級2組の5クラスが存在し、
それぞれの上位者と下位者が入れ替わるようになっている。
A級優勝者は名人挑戦、C2で下位の成績を取り続けるとフリークラス行き。
フリークラスで一定の成績を残せないと強制引退となる。

新四段は基本的にC級2組からのスタートとなる。
強い棋士でもとんとん拍子でA級に上がる事は珍しく、
羽生善治でも7年,渡辺明も10年擁している。
最速A級昇級は中原誠と加藤一二三の4年(理論上最速)

A級順位戦参加者の特典

A級に上がった時点で八段となる。
名人、竜王を除くタイトル獲得で七段昇段の為、タイトル獲得より上の扱いである。
余談であるが、著者はA級の順位表を始めてみた際に「流石A級みんな八段以上だ。」と大ボケをかましたことがある。

7大タイトル戦の内、竜王戦と王位戦以外ではシード権を持つ。

71期A級順位戦

森内俊之名人(A級以上17年連続,通算17期)への挑戦をかけた71期順位戦の参加者は以下の10名である。

1位:羽生善治三冠(20年連続,通算20期)

2位:渡辺明竜王(3年連続,通算3期)

3位:三浦弘行八段(12年連続,通算12期)

4位:谷川浩司九段(31年連続,通算31期)

5位:屋敷伸之九段(2年連続,通算2期)

6位:郷田真隆棋王(8年連続,通算10期)

7位:佐藤康光王将(2年連続,通算16期)

8位:高橋道雄九段(4年連続,通算13期)

9位:橋本崇載八段(1年目,通算1期)

10位:深浦康市九段(1年目,通算4期)

名人挑戦争い

最終日を残して以下の2名に絞られている。

羽生善治三冠
勝ち:名人挑戦
負け:三浦弘行八段が負ければ名人挑戦、勝てばプレーオフ

三浦弘行八段
勝ち:羽生善治三冠が負ければプレーオフ
負け:羽生善治三冠が名人挑戦

降級争い

最終日を残して以下の4名に降級の可能性が残されている。

深浦康市九段
勝ち:残留
負け:谷川浩司九段、高橋道雄九段、橋本崇載八段の3人の内2人以上が勝つと降級

谷川浩司九段
勝ち:残留
負け:高橋道雄九段、橋本崇載八段の2人の内1人以上が勝つと降級

高橋道雄九段
勝ち:深浦康市九段、谷川浩司九段の2人の内1人以上が負けると残留
負け:降級

橋本崇載八段
勝ち:深浦康市九段、谷川浩司九段、高橋道雄九段の3人の内2人以上が負けると残留
負け:降級

72期A級順位戦

まだ最終日を残した段階ではあるがB級1組から行方尚史八段(9位)と久保利明九段(10位)の昇級が決まっている。

関連動画

将棋界の一番長い日

関連生放送

将棋 第71期名人戦・A級順位戦最終日

関連項目

  • 将棋

関連リンク

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/15(月) 01:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/15(月) 01:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP