JBC(ウマ娘) 単語

ジェイビーシー

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JBC(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト「ウマ娘 プリティーダービー」に登場するレースシリーズである。
本記事では、その中のG1レース「JBCクラシック」「JBCスプリント」「JBCレディスクラシック」を中心にまとめて解説する。

モチーフは現実における地方競馬の祭典「ジャパンブリーディングファームズカップ」。ウマ娘においてJBCが何の略称かは永遠の謎である。

JBC全体の概要

  • 格付:G1
  • 開催時期:11月前半
  • クラス:クラシック級・シニア級
  • 施行場所:大井船橋川崎盛岡の各レース場からランダム
  • バ場:ダート
  • 方向:左(大井は右)
  • フルゲート
    • 大井・盛岡:16人
    • 船橋・川崎:14人
  • 出走条件:12,000人以上
  • ウイニングライブ:UNLIMITED IMPACT

ダート巧者がそれぞれの距離で激突しカテゴリー別の「ダート界の頂点」を決めるG1レースシリーズである。
「JBCクラシック」「JBCスプリント」「JBCレディスクラシック」が同ターンに大井・船橋・川崎・盛岡の各レース場からランダムで開催される。

現実では地方競馬の各競馬場の持ち回りで開催され、施行距離も会場によって微妙に変わるが、配信開始当初、ゲームでは地方レース場は大井しか実装されていないため、会場は大井レース場、施行距離も大井開催時のもので固定されていた。

しかし、2022年8月19日に船橋レース場、川崎レース場、盛岡レース場が追加されたことによりローカルシリーズ(地方レース場)の4コースからランダムで決定されるようになった事から、史実の地方持ち回り開催が再現出来るようになった。ただし、一部の育成ウマ娘の育成目標では開催地が固定されるようになる。
なお、2020年から使用されているJBCオリジナルファンファーレは実装されていないため、ファンファーレは各レース場のG1ファンファーレを使用する。

共通の攻略として、「地方レース場最長距離」と言われている大井は実は386mと中山の直線より少し長い程度の距離となっており、さらに他の3場は300mと短い。その上ダートという加速が鈍いバ場のため、逃げ・先行策が有利とされている。また、盛岡は高低差があるものの、南関東の3場は上り坂や下り坂も一切ないため坂道系のスキルは発動しないので注意。

JBCクラシック

砂上を極めた者たちが集う

ダートレースの頂上決戦、JBCクラシック!

  • 距離
    • 2000m 中距離(大井、盛岡)
    • 2100m 中距離(川崎)
    • 1800m マイル(船橋)
  • 獲得ファン数:約8,000人

JBCといったらこれと言われるほど代表的なレースであり、帝王賞、東京大賞典、ジャパンダートダービーと同じ2000mや、それに近い距離で行われる。ただし、船橋レース場は1800mでの開催のためマイルのレースであることに注意。
獲得ファン数が約8000人いるほど、東京大賞典と同じく地方レース場で開催されるレースとして最も知名度が高い。ただ中央の方には及ばないが
後述のスマートファルコンが史実で連覇している通り、実は史実で連覇している馬が多い。

目標レースに設定

  • スマートファルコン(ウマ娘)

スマートファルコン

  • 目標
    • 5:3着以内
    • 9:1着
  • 史実(鞍上はすべて武豊)
    • 2010年 1着/13(船橋・1800m)
    • 2011年 1着/12(大井・2000m)

皐月賞で思うような走りが出来ず大敗してしまったファル子。真夏の夜の大井で行われた「ジャパンダートダービー」で好走したことにより注目を集め、当日までに配りきったチラシを手にした大勢のファンに「UNLIMITED IMPACT」を与えることになる。
また、シニア級では全レース1着チャレンジの第3弾として設定されている。バクシン教の教えを守りつつ、中距離に必要なスタミナも鍛えてければ問題ないが、固有スキル発動後に後方の先行・差しウマ娘が豪脚を発動し差されてしまう場合もあるためある程度パワーを鍛えたり「逃げ」スキルも揃えておくと吉。

史実では、2010年に船橋競馬場、2011年に大井競馬場で開催された競走に2年連続で出走し連覇達成。2010年はフリオーソに7馬身差の圧勝、2011年はこの年のドバイワールドカップ2着のトランセンドに勝利した。
シニア級での特殊実況は2011年に大井での最終直線のものが反映されている。なお、クラシック級で勝利しないと実況は発動しないので注意。

JBCスプリント

ここ、大井レース場(開催地によって変わる)に砂の疾風が巻き起こる

ダートレースのスピード決戦、JBCスプリント!

  • 距離
    • 1200m 短距離(大井、盛岡)
    • 1000m 短距離(船橋)
    • 1400m 短距離(川崎)
  • 獲得ファン数:約6,000人

現在アプリゲームに収録されている唯一の「ダート・短距離」のG1レース。その他に開催されている「ダート・短距離」の重賞は配信当初は「プロキオンS」「カペラS」「根岸S」(いずれもG3)の3レースと少ないが、前述の3場追加により増えたもののまだ中央のほうには及ばない。

目標レースに設定

  • ハルウララ(ウマ娘)

ハルウララ

  • 目標8:1着
  • 史実:なし

記念出走を決意し、トレーナーとあれやこれやを模索しつつも重賞レースを走り続けた最後の目標がこの「砂上最速ウマ娘決定戦」である。もちろん1着に指定されている。
ダートのバ場且つスプリント戦なので、後方からの豪脚を活かすにはスピードだけではなくかなりのパワーが必要になってくる。また、先行ウマ娘の壁に阻まれないよう、位置取りなどのスキルを揃えてから挑もう。
見事勝利し目標を突破すれば、ついに大勢のファンに認められ、念願の夢の舞台に立つことができるのだ。

史実では高知競馬所属の地方馬だが負け続けたことで有名だったため、引退前の2004年当時は競走自体実在したが出走はしていない。

出走不可能(レディスクラシックと共通)

JBCクラシックと重複

  • スマートファルコン(ウマ娘)
    • 史実で出走あり:2009年 2着/12(スプリント、園田・1400m、鞍上・岩田康誠)
      • 実は、史実ではJBCスプリントに出走した経験がある。当時ダートでの初の連対を外していないことから初のJpnⅠ制覇がかかっていたが逃げるバンブーエールを最後まで捉えきれず2着に敗れた。当時はまだ逃げ馬として覚醒する前で、「相手次第で逃げることもある先行馬」だったのである。
        なお、前述のストーリー上、「クラシック」連覇をかけたストーリーになっているためそれ以外のJBCレースには出走することは出来ない。

JBCレディスクラシック

新たなヒロインは大井(開催地によって変わる)で誕生する

砂の女王の決定戦、JBCレディスクラシック!

  • 距離
    • 1800m マイル(大井、盛岡)
    • 1600m マイル(船橋、川崎)
  • 獲得ファン数:約4,100人

ダート界のティアラ路線を進み続けるウマ娘たちによる「砂の女王決定戦」。距離は大井・盛岡は1800m、船橋・川崎は1600mと、クラシックより少し短くしたマイルでの争いとなっている。

目標レースに設定

目標レースに設定されているウマ娘はいない。ダート適性のある牝馬モチーフのウマ娘がハルウララしか存在せず、出走経験のあるウマ娘が未実装を含めて一人もいないためである。

一方、ハルウララの覚醒には本競走の優勝レイが必要である。素のマイル適性がBあり、他のダートG1やチーム競技場攻略のために適性をAに上げているユーザーは多いだろうから、クラシック級で積極的に取っていきたい。

それ以外のウマ娘では、マイルA以上・ダートB以上のウマ娘が適する。
スマートファルコンは上述の通り出走できないが、アグネスデジタルがいるなら彼女が最も楽。
いない場合、他のダートトロフィーと同様、オグリキャップ・タイキシャトル・エルコンドルパサーらダート適性のあるマイラーで挑むことになる。

チャンピオンズミーティング

未開催。

レジェンドレース

未開催。

ルームマッチ

大井で開催されるモデルレースとして様々な距離が用意されているので、ダートレースの中で好きな距離で開催したい方におすすめ。
ただ、大井コースは坂が無いため、出走するウマ娘に対して「坂スキル」が無いかを考慮する必要がある。

ゲームその他

メインストーリーには未登場。

アニメ

1期・2期と共にアニメ未登場。

公式G1イラスト

現在のところ無い。公式Twitterの投稿に乞うご期待。

現実

アメリカのブリーダーズカップを参考にして企画され、2001年の創設以降、毎年11月上旬に地方競馬の各競馬場で持ち回りで開催されている統一グレード競走デー、「ジャパンブリーディングファームズカップ」。ただし実行委員会は、宣伝や告知では一貫として「JBC」という略称を用いている。
創設時より「JBCクラシック」「JBCスプリント」JpnⅠ競走として施行されていたが、2011年より3歳以上牝馬限定のJpnⅠ「JBCレディスクラシック」が新設。(ただし創設当初の2年間はいずれも格付はされなかった)
さらに2020年には北海道2歳優駿を発展させた2歳馬による1800m戦「JBC2歳優駿」(JpnⅢ)が新設された。なお、この競走はJpnⅠの3競走とは別に門別競馬場で開催されており、同日2場開催となっている。
いずれの競走も農林水産大臣が賞を出す「農林水産大臣賞典」として開催されている。

地方競馬の各競馬場で持ち回りで開催されているJBCだが、実は2018年にJRAの京都競馬場で開催された経緯がある。開催に伴い、各競走の1着賞金を例年より1000万円引き上げたほか、「農林水産省賞典」として開催された。

JBCクラシック

格付はJpnⅠ。基本施行距離は2000m。ただ、後述のスプリント・レディスクラシックと同じように開催場所の距離設定の都合により前後する場合がある。1着賞金は8000万円と、東京大賞典と同じく地方競馬の競走の中で最も高い。
アドマイヤドン(三連覇)、タイムパラドックス、ヴァーミリアン(三連覇)、スマートファルコン、コパノリッキーが連覇を達成しているなど、このレースの優勝馬の中で連覇している馬が非常に多い。

JBCスプリント

格付はJpnⅠ。基本施行距離は1200m。ダートのGⅠ・JpnⅠ競走の中で唯一の短距離戦がこのJBCスプリントである。1着賞金は6000万円。
なお、2006年に川崎競馬場で行われた第6回開催では、当時、コース形態の問題で1200m戦の距離設定が無いことから、1600mの「JBCマイル」として開催された。
また、名古屋競馬場、園田競馬場、金沢競馬場、浦和競馬場の開催時は1400mとなる。川崎競馬場も第12回を開催したときは1400m。また船橋競馬場開催時は1000mで、実際のところ1200mで開催されるのは大井競馬場と盛岡競馬場だけ(あと2018年の京都競馬場)であり、実は1200m以外の距離で開催された回数の方が多い。

JBCレディスクラシック

格付はJpnⅠ。基本施行距離は1800m。3歳以上の牝馬限定戦として2011年に創設された。ただ格付管理委員会の規定により2011年と2012年はJpnの格付はされない重賞として施行され、2013年に晴れてJpnⅠと格付けられている。1着賞金は4100万円。
施行距離は基本的に1800mだが、川崎競馬場では1600m、浦和競馬場では1400m、金沢競馬場では1500mで施行される。
ウマ娘と繋がりのあるところではでは、フジキセキ産駒のミラクルレジェンド(連覇)と母父フジキセキのホワイトフーガ(連覇)、キングヘイロー産駒のメーデイアが勝利している。

JBC2歳優駿

格付はJpnⅢ。基本施行距離は1800m。2020年にJBC創設20周年を記念し、創設以来の宿願であった2歳馬による競走を新設することになり、2019年まで開催された門別競馬のJpnⅢ「北海道2歳優駿」を発展させる形として創設された。
なお、「生産と密接な関連」というJBCの趣旨から馬産地として有名な北海道の門別競馬場で当面の間施行されている。この事により、2020年からJBC4競走は2場開催となっている。なお、1着賞金は3000万円。

関連動画

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関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
    • ウマ娘のレース

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