M@STER×M@STERとは、「HUNTER×HUNTER」等、冨樫義博作品を題材としたアイマス紙芝居シリーズの1つである。製作者はテラフガシP。
代表的な作品に「アイドルたちの念能力バトル」シリーズがある。
本項では、「アイドルたちの念能力バトル」シリーズについて説明する。
概要
- 一般事項
- 765プロ(そして961プロ)のアイドル達が、どういうわけか独自の「念能力」(H×H内の概念で、内在する“オーラ”を操る能力)を駆使して対決するシリーズ。「1対戦(4話前後)+おまけ=1部制」を取っている。
- 1部~3部までは1対1の対戦だったが、第4部から961プロの2人が参戦し、タッグマッチ形式という新境地を描きつつある。
- 第5部では「特別編」として音無小鳥が、第6部では「~DS」として876プロの3人が登場。
- 第7部の「~SP」として961プロ、876プロ、東豪寺プロ(魔王エンジェル)との因縁が描かれ、第8部「大会編」にてとうとう長期トーナメントがスタートした。
- アイドルたちがなぜ、対戦するのかは、「誰にもわからない」(第2部、あずさ談)のだが、音無小鳥曰く「アイドルに最も必要なのはオーラ」であるとし、トップアイドルとして避けられない「ライバルとの戦い」をも内包した、アイドルの資質を高める最も効果的なレッスンこそが念能力バトルであると発言している。
- 発端
「アイドルマスター 冨樫っぽくかいてみた2」のおまけで、一部アイドルの念能力が紹介されたことに端を発する。
続く「アイドルたちの念能力を考えてみた」で明らかになった念能力設定を加え、突如としてバトルが開始された。
- これまでの「バトル」
- 第1部・・・千早 vs. 律子 ギャラリー:真、伊織、美希
- 第2部・・・春香 vs. 雪歩 ギャラリー:あずさ、亜美、真美、やよい
- 第3部・・・伊織 vs. 真 ギャラリー:千早、律子
- 第4部・・・春香&あずさ vs. 響&貴音
- メタ設定
「念能力バトル」は、第1部で音無小鳥制作・総指揮による「劇中劇(動画)」であることが判明している。
いわく、「念能力設定をエサに冨樫ファンに切磋琢磨するアイドルたちの魅力をアピールする作戦」。
しかし、同「劇中劇」が元老院Pにダメだしされたにも関わらず、第2部以降が制作されており、「いつもの小鳥さんの妄想」「小鳥さんの同人活動へ移行」「原作(レベルE)準拠で実は実際に念能力バトルが行われている」「原作者同様に緻密な計算と無計画がカオスに混在してる」等、設定については諸説入り乱れている。
登場人物と念能力
天海春香
- 太陽のジェラシー(ルサンチマン)
負の感情によってクリーチャー(念生物)を生み出す能力。念生物自体は弱いが、倒された相手の念能力を(春香が)コピーすることができる。
コピーした能力の有効期限は春香が気を失うまで。気絶したり睡眠をとるなどで解除される。
- ありすえ装備(仮称)
念で具現化したガスマスクを纏うことで発現する能力。ドリル状のオーラを右手に纏い相手に放つ攻撃技。
- I Want(ダークサイド)
「アイドルたちの念能力を考えてみた」で名称のみ明らかになっている能力。詳細は不明。
菊地真
心身ともに根っからの強化系気質で、本編での戦闘シーンもほぼオーラを纏った肉弾戦に終始している。
戦闘を「ダンス」と位置付けており、真に実力を認めた相手と「本物のダンスを踊る」事を熱望している。
- 迷走Mind(マインドブラスト)
フェロモンをバリバリにして異性を魅了する念能力。だそうだが何故か同性にばかり効果が発揮されている。
本編では対戦相手がうさちゃん(念生物)であったために出番なし。
- 自転車(オーバードライブ)
身体能力を大幅に上げる強化系能力。その度合いにより「2速(セカンド)」「3速(サード)」と段階的な強化も可能だが、反動による効果時間終了後の身体へのダメージも大きい。
- バスト殺し
厳密には念能力というより、オーラで強化されたパンチのラッシュ。真の必殺メニューと言われている。
これで千早はムネがひと回り小さくなった・・・らしい?
高槻やよい
春香の能力に憧れて、右手のドリルをイメージしたらタニシが具現化されたという一幕も。
- キラメキラリ(ヤヨイゾーン)
「アイドルたちの念能力を考えてみた」で名称のみ明らかになっている能力。詳細は不明。
- もやし祭り
- 高槻家の元気なもやしによる攻撃。詳しい能力や能力名の読み等についてはまだ不明。
水瀬伊織
- フタリの記憶(バーニィミーツガール)
常に持っているウサギのぬいぐるみを変化させて戦わせる能力。
変化させた念生物(?)の戦闘能力は高く、強化系能力者にも匹敵する強さを誇るが、オーラの消耗も激しく、能力発現の間、伊織本人はほぼ無防備に近い。
萩原雪歩
- Kosmos, Cosmos(ワームホール)
空間を転移する能力。自身が移動する他、相手を落とし穴のように落とすことも可能らしい。
- First Stage(ライブハウス)
Kosmos, Cosmos(ワームホール)でのみ入ることのできる念空間。空間内の能力者は強制的に「絶」状態(オーラを放出・使用できない状態)となり、一切の暴力行為が禁止される。
2名以上が同時に空間内に存在した場合、出口のドアにロックがかかり、歌姫楽園(オーディション)が終了するまで開かない。
双海亜美・真美
今のところ、本編中での念能力を用いた戦闘シーンはなし。
亜美は相手のオーラを読み取る技量、真美は自身のオーラを発生を抑えて気配を隠す「絶」の技量について触れている描写があるが、全体的にはまだまだ未熟の様子。
- スタ→トスタ→(スーパージャンケン)
「アイドルたちの念能力を考えてみた」で名称のみ明らかになっている能力。
2人で行う複合技のようだが詳細は不明。
如月千早
相手の攻撃を見切る目の良さをはじめとして、誰にも負けないという自負を持つ腹筋など、身体能力は非常に高いが、
全身のオーラを広く維持する「円」を苦手とし、最も得意なオーラの展開幅はわずか72cm。
- 蒼い鳥(エア・ディー)
念鳥(念でできた鳥型のオーラ波)を相手に放って攻撃する放出系能力。一撃必殺の威力を誇る千早最大の攻撃である。
- 目が逢う瞬間(イビルアイ)
念能力により、嘘や擬態化されたものを見破る能力。
物理的スキャンの「タイプメカ」、他の生物と視覚を共有する「タイプハック」など、バリエーションは多い。
- arcadia(ゲーメスト)
具現化された本を用い、2つ1組のスライム(ぷよぷよ)を操る能力。
ぷよぷよは自律型で、対象に4つ取り付くことで異次元に飛ばされるらしいが、実態は不明。
実は、千早本来の能力ではないという説もある。
秋月律子
能力発現の際、それぞれ異なるメガネを掛け替えていることから、メガネの種類によって能力を依存していると思われる。
(能力の併用も可能ではあるようだが、オーラの消耗が激しいとされている)
- いっぱいいっぱい(メニーメニー)
多数の分身を作り出す能力。メガネにオーラの核が存在するらしく「凝」を用いると眼鏡だけが判別できる。
- 魔法をかけて(ドリームタイム)
フローレンシアの猟犬(ロベルタ)を投影させ、爆発的な戦闘能力を得る能力。
三浦あずさ
今のところ、765プロの中では最も実力の底が知れないと目されている有力者。
- 隣に・・・(フォーミュラナインティワン)
身体の表面を薄くオーラで纏い、具現化することで質量を持った残像を作り出す能力。
- 9:02pm(クラブアズサ)
発動中、20歳未満の人間に存在を認識されない能力。
ただし、発動時にランダムに見知らぬ土地に飛ばされてしまうリスクを伴う。
星井美希
ハニー(プロデューサー)への愛情を糧にオーラの資質を秘めるが、黒井社長に引きぬかれて961プロへ。
- relations(テレフォンショッキング)
念波を相手の脳波と同調させることにより通信を可能にするテレパシー能力。
応用で相手の思考を読み取ることも可能だが、常人離れした多数の思考を一度に読み取ることは不可能。
- ショッキングな彼(ハニーフラッシュ)
いろいろな意味で電撃的になる能力。その威力は恋する想いの強さに比例する。
ただし、電池が切れると「すいみん不足」状態となり、「ふるふるフューチャー☆(スリーピングビューティー)」による充電、もしくは意中の人、またはおにぎりによる口づけが必要となる。
我那覇響
961プロからの刺客その1。非常に高い身体能力を持ち、特に動体視力はラリー中のピンポン玉に書いてある文字を認識出来る(ただし平仮名に限る)ほど。
- Next Life(リンカーネーション)
身体の一部を動物に擬態化させ、その特性を得る能力。
瞬発力に長けた腕の動きを可能とする「ヘビ香スタイル」、全身の戦闘等力を上げる「ねこ吉スタイル」などがある。
春香が能力をコピーしたときの挙動から、どうやら飼っている動物の種類に限定される模様。
四条貴音
961プロからの刺客その2。オーラを花びら状に展開し、相手に放つ攻撃技を持つ。
相手の周囲からオーラによる攻撃を行う「鳴門の舞」や、オーラを煙幕として使うなど、バリエーションも多数。
音無小鳥
ある意味、この念能力バトルの元凶とも言える存在。
常人離れした妄想力を源とする、多数同時思考を可能とし、その数は実に801通りに及ぶ。
- 空(チュンチュンワールド)
長年に渡る妄想の末にたどり着いた境地によって開眼した能力。
相手の精神さえも妄想の世界に巻き込み、精神ダメージを与える、いわゆる鳳凰幻魔拳。
- ID:[OL](イミテーションリング)
左手薬指にはめている指輪を、はめた相手に掟(ルール)を遵守させる能力。
日高愛
戦闘シーンどころか、DS本編中でまともな出番さえなかった主人公。愛ちゃんは不憫。
……だったが、「大会編」第2回戦においてついにその戦闘能力を披露。ポテンシャルの高さを存分に見せ付けた。
- 日高ミサイル
大量のオーラを身にまとっての体当たり。
非常に高速ではあるが直線的過ぎる為、ある程度以上の実力者であれば回避は容易。
回避されると壁に激突して破壊するまで止まれない。その際に頭の打ち所が悪くても悪くなくても連発は可能。
後述の『日高ダイナマイト』『日高チョップ』との併用によるフェイントが非常に有効。
- 日高ダイナマイト
自身を中心に大量のオーラを放出する。その威力はまさにダイナマイッ。
『ミサイル』での接近からの使用も可能。
- 日高チョップ
刃状のオーラをまとった手刀で敵を切り裂く。
射程は短いが、タメの大きい『ミサイル』を警戒して接近した相手に有効。
※『ダイナマイト』及び『チョップ』は「大会編」第2回戦における対春香戦の最中に思いついたと言われるが、真相は多分合ってる。
本人曰く「どこからでも家に帰れる能力」を持つらしいが、念能力なのかただのカンなのか帰巣本能なのかは不明。
念能力はマネージャーであるまなみさんに師事している様子。
水谷絵理
どうやら、念能力は尾崎玲子の師事らしいが、尾崎さんの念能力に関しては不明。
- プリコグ(パーフェクトインサイダ)
周囲の環境データを、念ピュータ(念で具現化したコンピューターと思われる)に入力し、限定範囲内の現象を掌握できる能力。
自身の周辺、それほど広くない範囲ではあるものの、数秒先の未来予知さえ可能とされる。
秋月涼
- Dazzling World(セブンスウェル)
オーラを解放することにより、アイドルの究極とも言える「性別や年齢などの概念を超越した存在」へと変貌する。
その風貌は、いわば全身がオーラのエネルギー生命体とも言え、もとの秋月涼の面影すら失われつつあるほど。
あまりにも強大なオーラを持つが、それゆえに消耗も激しく、まともに実践で扱えるほどの行動時間を持たない上、使用後一時的に精神錯乱(オトメモード)状態となる。
東豪寺麗華
「大会編」1回戦、魔王エンジェルチームの大将として如月千早と対戦。
「アイドルの夢や幻想」「アイドルの無価値を証明」など、基本的な理念などはアイドルマスターRelations原作に準拠している。
- P・A・D(パワーオブエンジェリックデビル)
長い年月をかけて自らのオーラをPADに溜め込み、一気に解放させることで爆発的にオーラと自尊心を高める能力。
性質上多用はできないと思われるが、その戦闘能力はまさに圧倒的。
三条ともみ
「大会編」1回戦、魔王エンジェルチームの先鋒として如月千早と対戦。
遠隔系の念能力を持つが、本来はタフネスに優れたインファイターである。
しかし、近接戦闘においてはひとつ、致命的な死角を持つという話も。
- 反撃確定の宇宙(スペースカウンター)
相手の攻撃を受けたのみ発動できる、次元を超えた拳の瞬間移動によるカウンターパンチ。
生来のタフネスと極度のM気質がなせる技である。
朝比奈りん
「大会編」1回戦、魔王エンジェルチームの中堅として如月千早と対戦。
ともみほど攻撃の重さはないものの、身のこなしのスピードは非常に早い。
相手を騙し、欺く日常に身を置き、相手の感情を逆撫でし、動揺させるツボを見抜く天才である。
- 松風(仮称)
相手の傍にまとわりつき、相手の感情をかき乱す言葉をさえずる「言葉の暴力」を駆使する念生物。
松風自体には攻撃が通用しないらしい。
- 夜の恐怖(ナイトファイト)
念鳥「松風」の第2の能力。松風の「口撃」が聞こえない相手の死角を奪う能力。
能力には時間制限がある模様。
プロデューサー
- ぶぶ漬けのすすめ(ジェノサイド)
能力の詳細は明らかになっていないが、一節には「事象を巻き戻す能力」と言われている。
関連項目