喰霊-零-単語

• 概要
• 作品内容
• CD・キャラソン・DVD等について
• 主な登場人物
• メインスタッフ
• サブタイトル
• CD
• 特戦四課
• 関連動画
• 関連コミュニティ・チャンネル
• 関連項目
• 外部リンク
• 掲示板

喰霊-零-とは、瀬川はじめ原作で少年エースにおいて連載していた漫画作品『喰霊』のアニメ化作品である。

概要

　2008年10月から12月まで、『喰霊-零-』のタイトルでチバテレビほか、AT-X、UHF系でTVアニメーションが放映された。全12話。BD-BOXの発売にあわせて、2010年5月14日より7月30日まで、BS11毎週金曜深夜0時から『喰霊-零-ディレクターズカット版』（DVD版と同等の映像音声仕様で地上波、無修正版から音声や、映像の追加修正カット反映済み）が放送していた。

　ラジオについては『「喰霊-零-」超自然災害ラジオ対策室』として、２話放送後（2008年10月）に開始され、2009年の6月まで続いた。全37回。 本編とは違いまったりした雰囲気やアニメ業界なんでも質問コーナーが好評でDJCD（全3巻）が発売されるほどであった。

　2012年6月26日に元AICの親会社である、オーイズミによってパチスロ化が発表された。同年9月発売された。ニコニコ動画にてティザー版プロモーションビデオが配信されている。またプレミア演出により最終回以後1-2分ほど追加してアニメ化されていたり、ふたりしかいなかった等パチスロオリジナルアニメ映像が制作されてたりする。（声はほかも完全新録）

　なお、2010年にBlu-rayBOXとなったが、2013年に12月に作者の喰霊の次作『東京ESP』がアニメ化されるに伴い、以前のBOXから5年に渡って延期されていた長編の高山カツヒコ描きおろしドラマCD『追憶日々-ついおくのひび』、第1話絵コンテ集、ブックレットを付加した『喰霊-零- Blu-ray Special BOX』が発売された。

　ちなみに2014年7月放送のアニメ版東京ESPでは特戦四課と諫山黄泉と土宮神楽の面々が再び登場している。（あと青い蝶も）

　2017年10月7日土曜27時よりBS11にて再放送が開始した（ディレクターズ・カット版）、それに伴い10周年記念Twitterアカウントも開設された。これは、藤商事によるパチンコ遊技機『CR喰霊-零-』のプロモーションを兼ねてのもので提供にKADOKAWAと藤商事がクレジットされている。またCR喰霊-零-のために新たに描きおこされたキャラクターの原画やキービジュアル（水着、超自然災害対策室メンバーの特戦四課コスなど）アニメ版権も公式Twitterなどで公開されている。

　2019年2月24日に10周年記念イベントが新宿BLAZEで開かれ、ライブ、ラジオ、生コメンタリーなどが行われた他、最新技術の高画質化・高音質化等の映像処理を施した10周年記念BD-BOXの発売（同年6月発売）が発表された。

 2019年6月9日に10周年記念Blu-ray BOX発売に先駆けて『「喰霊-零-」10周年記念Blu-rayBOX発売直前トークイベント』がロフトプラスワンが開催された。

　2019年には藤商事版のパチスロ遊技機が発売され供給された。

　2019年6月24日に高画質化・高音質化が施されたBlu-ray BOX「 「喰霊-零- 」 10th Anniversary Blu-ray BOX」が発売された。水原薫・茅原実里のコメンタリーが3話と12話に限って新録された他、遊技機の映像（藤商事のぱちんこ分）が再演出されて新録された。

　2020年2月1日にはOVAとして制作され諸事情で中止になった脚本を再構成して小説化した「喰霊-萌-（きざし）」が角川スニーカー文庫よりBookwalker他各社電子書籍販売サイトで発売された。（物理書籍の販売はなし）。内容は喰霊-零-より6年前の1999年より物語が開始している（原作「喰霊」より9年前）。著者はアニメのシリーズ構成・脚本を務めた高山カツヒコ、イラストは原作の瀬川はじめ、企画・原案は[喰霊-零-]製作委員会がクレジットされており、解説に監督のあおきえいとプロデューサーの伊藤敦が参加している。

作品内容

アニメ『喰霊-零-』原作より前の世界（原作の5年前頃～2年前頃）が舞台となっている。

　第1話放送時まで、アニメ雑誌、公式WEBサイト上では、
『防衛省超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課（通称：特戦四課）』に身を置く観世トオルを中心としたストーリー展開』と報じられ、それに関してのキャラクター紹介、スタッフの座談会等が公開されていたのだが、実際は第2話以降の諫山黄泉や土宮神楽についての物語がメインで、1話は全体的に言えば番外編・側道である。当初の構想では2話が1話となる予定だったという。こうした構成になった理由や伏線はDVDの音声特典コメンタリーやラジオで監督のあおきえいやシリーズ構成/脚本の高山カツヒコ、プロデューサーの伊藤敦が明かしているので気になるならそちらをチェック。

　サブタイトルやあらすじはアニメ誌に事前に公開されず、オープニングテーマやエンディングテーマは放送前完全シークレット。あらすじはエンディング後に次回分だけ公開されたが、ブラックバックでタイトルとタイトル・サブタイトルコールが発せられるのみで映像はなし。エンディングテーマは2話のエンディングで公開（映像は4話のEDから）、オープニングテーマは、3話のエンディングで公開（映像は4話のOPから）されている。公式WEBサイトは、第3話放送後、黄泉と神楽を中心としたデザインに変更された。

　原作にもアニメの設定をアニメ放映中色濃く取り入れており、またアニメは原作につなげる終わり方をしたため、アニメ放送終了後or放映中に単行本の売上がかなり伸びたそうである。（2010年7月現在全巻14巻で累計200万部突破）
　なお、原作の主人公はアニメにおいては最終話のエピローグのみ登場。

CD・キャラソン・DVD等について

　妖精帝国や飛蘭、yozuca*、美郷あき、サリヤ人、Ryaka、瀬名などが挿入歌に参加しており、2008年12月に喰霊-零-イメージソング『百合ームコロッケ』というタイトルで発売されることになった。

　特に人気が高い曲は、『Dark Side of tha Light』『Reincarnation』。2009年5月3日にイメージソングを歌ったアーティストやOPEDを歌った歌手・声優が参加した『喰霊-零-』のライブイベントが開かれ、ライブDVDとして発売されている。（ラジオの公開録音もあり）

またキャラクターソングも2009年2月から5月にかけてリリースされVol.1～Vol.4まで全4巻が発売されている。

DVD

　DVDは2008年12月から2009年5月まで全6巻発売、ジャケットはキャラクターデザインの堀内修描きおろし仕様で限定版と通常版ではジャケットが違う。
　共通特典として、8ページブックレットのほか、音声特典として毎巻伊藤敦、あおきえい、高山カツヒコによるオーディオコメンタリーが収録し、映像特典として、CMスポットのほかノンクレジットOPEDが各巻に分散して収録されているが、ロケハン映像が毎巻収録されコメンタリーもこちらにも付いている。
　ロケハン映像ではたまに桜庭一樹役の白石稔が付いていっており、撮影時期は2008年1月から2008年夏までに撮影した模様（1巻：首都圏外郭放水路、2巻：川崎市コンビナート群、3巻：殺生石史跡、4巻：大谷石採石場、5巻：日比谷共同溝、6巻：青木ヶ原樹海）

　DVD限定版だけに付属する特典としてサントラ&未配信の番外編ラジオトラックが収録されているCDや、音楽担当の上松氏によるサントラの解説シート、60Pブックレット（ロケハンスチール写真、設定画、瀬川はじめによるマンガ、対談集の再録）、ポストカードが毎巻付属しているほか3巻には全巻収納BOX、6巻にはスチールブックレットBOXが付属した。

　メイキング映像のほか縮刷版ライブパンフレットや初回限定版として、ライブで発表された神楽、黄泉のテーマを歌った優しい言霊のCDが付属するライブDVDが2010年7月23日に発売された。

Blu-ray Box

　ディレクターズカットされた本編全12話とDVDの音声（コメンタリー）・映像特典（ロケハン、CMスポット、ノンクレOPED）が収録される他、新規映像特典としてライブの本編映像、『諫山黄泉と桜庭一樹が行く聖地巡礼の旅』が収録されたBlu-rayBOXが2010年7月23日に発売された。

　2013年に12月に作者の喰霊の次作品である『東京ESP』がアニメ化されるに伴い、上記の内容（ディレクターズカット版全12話、ロケハン、CMスポット、ノンクレジットOPED、聖地巡礼の旅、ライブ本編映像）に加え、以前から5年に渡って延期されていた長編の高山カツヒコ描きおろしの脚本による録りおろしドラマCD、第1話絵コンテ集、新規ブックレットを付加した『喰霊-零- Blu-ray Special BOX』が発売された。
　ドラマCDはTVアニメより5年ぶりの新作エピソードになる。ドラマCDの内容はタイトルの『追憶日々-ついおくのひび-』の通り、本編で描かれなかった三途河が堕ちるまで過去の話と作中での第4-5話までの間のエピソードとなっている。OPEDも流れるがそれぞれParadaise Lost、夢の足音が聞こえるの2番が流れる。

　2019年6月に10周年記念として「喰霊-零-」 10th Anniversary Blu-ray BOXとして発売された。キューテックの最新アップコンバート技術を使い高画質化し、再オーサリングするとのこと。特典として、3・12話に茅原実里・水原薫によるキャストコメンタリーを新録する他、遊技機に収録した新規映像を再演出して収録、また喰霊-零- THE LIVEを収録されると発表された。流通限定版であり、Amazon、キャラアニ、トロイカ通販サイト限定販売となっている。

主な登場人物

環境省 自然環境局 超自然災害対策室

• 諫山黄泉(CV：水原薫)
  アニメでは主人公。高校２年生。幼少の頃に肉親を悪霊により殺されている。武器は、霊獣『乱紅蓮（ラングレン）』が宿っている日本刀『獅子王』。
• 土宮神楽(CV：茅原実里)
  アニメでは主人公。中学2年生。父親がお勤めに専念するために、諫山家に預かられており、黄泉とは実の姉妹のような関係。武器は原作では主人公の弐村剣輔が使っていた、空圧式居合刀『舞蹴拾弐號（マイケル十二号）』。
• 飯綱紀之(CV：高橋伸也)
  １９歳。アニメでは超自然災害対策室に所属している。桜庭とはマブダチ。飯綱使い（管狐：くだぎつね使い）。黄泉とは許婚関係。戦闘においても管狐を使役している。
• 桜庭一騎(CV：白石稔)
  １９歳。原作の主人公剣輔と似たような雰囲気を持っている。飯綱とはマブダチ。武器はスーツケース型の斗魅悪狩弐拾参號（トミオカにじゅうさんごう）。アニメオリジナルキャラクター。
• 岩端晃司(CV：稲田徹)
  アニメでも登場。アニメではホモ設定が強調されている。神楽を見守る父親的役割も。武器はアタッチメントドリル。原作では顔に傷があるが、アニメではない。
• ナブー兄弟(CV：若本規夫)
  アニメでは、兄弟設定。どちらが兄か弟かは室長にしかわからないらしい。アフリカ出身で元シャーマン。武器はリボルバー式独鈷所。
• 神宮寺菖蒲(CV：相沢舞)
  超自然災害対策室室長。原作で室長に就いていた帝富士子から室長職を譲り受けて就任。帝富士子は大叔母。過去に受けたお勤めによる怪我のためか車椅子姿であり左足はない。アニメオリジナルキャラクター。
• 二階堂桐(CV：土谷麻貴)
  室長の秘書。冷たい言い方をするが優しい。アニメオリジナルキャラクター。

退魔師

• 土宮雅楽(CV：小村哲生)
  土宮神楽の父親。娘の神楽に少しでも長く生きて欲しいと思うにあたり、神楽に親子というよりも師匠弟子の関係のように厳しく育てる。妻である舞から白叡を受け継いでからは、お勤めのために家を長く空けている。名前はアニメで初登場。
• 土宮舞
  土宮神楽の母親。神楽が小学5年生のときにお勤めの最中に亡くなる。名前・キャラデザインはアニメで初登場。
• 諌山奈落(CV：麦人)
  諫山黄泉の養父であり諫山家当主。雅楽とは旧知の仲であり、雅楽が白叡を継いだ為、分家の取りまとめ役に就任する。養子の黄泉に家督を継がせようと考えている。現在は現役を退いている。『お勤め』の結果、左腕がなく、顔にも傷があり杖を使っているが、力は衰えていない。アニメオリジナルキャラクター。
• 諫山幽(CV：石森達幸)
  奈落の実弟。小物であり、お勤めから逃げ出し、一族の恥さらしとされている。娘の冥に家督を継がせようと考えている。アニメオリジナルキャラクター。
• 諫山冥(CV：田中涼子)
  18歳。黄泉とは従姉妹にあたり、家督については父ほどは欲しくはないとは思っていなかった模様。フリーの立場で退魔師として活動している。武器は傘が内蔵されている薙刀。アニメオリジナルキャラクター。

防衛省超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課

• 観世トオル(CV：前野智昭)
  1話の主人公。諫山黄泉と面識がある。武器は、拳銃、ライフル。アニメオリジナルキャラクター。
• 春日ナツキ(CV：喜多村英梨)
  1話のヒロイン。バイクを使い戦闘も行う。アニメオリジナルキャラクター。
• 進藤マサキ(CV：柿原徹也)
  トオルとは悪友。口が悪い。情報戦に通じている。アニメオリジナルキャラクター。
• 葛野クドウ(CV：小山力也)
  特戦4課の爆発物担当。アニメオリジナルキャラクター。
• 和泉マミ(CV：矢作紗友里)
  特戦4課のオペレーター。4課のマスコット的存在。アニメオリジナルキャラクター。
• 金春キリヤ(CV：宮本充)
  特戦4課の司令官。上層部には苦々しく思われている。アニメオリジナルキャラクター。

その他

• マイケル小原(CV：平松広和)
  原作キャラ。11話のラストではある意味で衝撃を与えた。ふんとし以外何も身につけていない半裸姿。名のある刀匠であるがオーストラリア人。
• 柳瀬千鶴(CV：堀川千華)
  神楽の中学の同級生。あだ名はヤッチン。性格は快活。アニメオリジナルキャラクター。
• 真鍋美紅(CV：升望)
  同じく神楽の同級生。あだ名はミク。性格はおっとりしているがいざというときには引っ張る力も。アニメオリジナルキャラクター。
• 三途河カズヒロ(CV：松元恵)
  原作キャラ。アニメにおいても黒幕。土宮舞が亡くなり、神楽が諫山家に来た原因が作っており、諫山冥や諫山黄泉に殺生石を施す。登場するときには、必ず青い蝶が舞っている。
• 弐村剣輔（CV：白石稔）
  原作においての主人公。登場は12話のエピローグのみ。
• 宝生アオイ
  観世トオルの恋人。三途河によって殺生石を施されたが、トオルによって倒され、亡くなっている。脚本段階では声優がキャスティングされていたそうだが、コンテ段階でセリフを切ってしまったためキャストがなくなってしまったそうな。不遇。

メインスタッフ

• 原作：瀬川はじめ
• 監督：あおきえい
• プロデューサー：伊藤敦
• シリーズ構成・脚本：高山カツヒコ
• キャラクターデザイン・総作画監督：堀内修（総作監は1-4・12話のみ、7-11話はキャラクター監修とクレジット）
• モンスターデザイン・モンスター総作画監督：栗田新一（モンスター作監として1-4・10話にクレジット）
• 音楽：上松範康
• 音楽プロデューサー：斎藤滋
• 音楽制作：ランティス
• アニメーション制作：アスリード＆AICスピリッツ
• 製作：［喰霊-零-］製作委員会

サブタイトル

CD

キャラクターソング

• TVアニメ『喰霊-零-』キャラクターソングVol.1　諫山黄泉&土宮神楽（２００９年２月４日発売）
• TVアニメ『喰霊-零-』キャラクターソングVol.2　神宮寺菖蒲&二階堂桐（２００９年２月２５日発売）
• TVアニメ『喰霊-零-』キャラクターソングVol.3　桜庭一騎&飯綱紀之（２００９年３月２５日発売）
• TVアニメ『喰霊-零-』キャラクターソングVol.4　岩端晃司&ナブー兄弟（２００９年５月２７日発売）

イメージソング・DJCD

• TVアニメ『喰霊-零-』イメージソング集 「百合ームコロッケ」（2008年12月25日発売）
• TVアニメ『喰霊-零-』超自然災害ラジオ対策室 DJCD　Vol.1(2009年8月5日発売)
• TVアニメ『喰霊-零-』超自然災害ラジオ対策室 DJCD　Vol.２(2009年９月９日発売)
• TVアニメ『喰霊-零-』超自然災害ラジオ対策室 DJCD　Vol.３(2009年１０月７日発売)

特戦四課

特戦四課はアニメのみの登場であり，第1話、第2話冒頭、第7話(観世トオル、春日ナツキ)だけである。
しかし、スタッフの予想に反して人気が有り、この事はラジオで伊藤敦プロデューサーが語っている。
ニコニコ動画でも特戦四課のMADに「特戦四課応援MAD」タグが付いている。 

設立経緯に関しては『防衛省超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課』も参照。

関連動画

関連コミュニティ・チャンネル

関連項目

• 「喰霊-零-」超自然災害ラジオ対策室
• 2008年秋アニメ
• アニメ作品一覧
• ニコニコ動画公式配信アニメ作品一覧
• 喰霊
• 東京ESP
• 防衛省超自然災害対策本部特殊戦術隊第四課
• Paradise Lost
• 夢の足音が聞こえる
• 百合ームコロッケ
• アスリード
• 空を見上げる少女の瞳に映る世界

外部リンク

• 喰霊-零-TVアニメ公式サイト
• 喰霊-零-10周年記念公式ツイッター

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