主に「複数の作品を元ネタとして」「3DCG映像制作ソフト「MikuMikuDance」(略称「MMD」)を用いて制作された」動画に付けられている。
概要
この場合の「ジャンル」とは、原義である「種類」「領域」「分類」という意味合いというよりむしろ、「二次創作を行う際の原作となる作品」のことを言う。日本の二次創作界隈では、慣例的に「ジャンル」という言葉にそういった意味合いを持たせているため。
いわゆる二次創作用語としての「クロスオーバー」を行っているMMD動画に付けられるもの、と考えれば概ね合っていると思われる。
「ある作品の二次創作作品に、他の作品のキャラがチラッとだけ登場する」ような動画作品にはあまり用いられることは少なめで、どちらかというと「どの作品の要素もかなり目立つ形で登場している」作品に付けられていることが多い。とは言え、ニコニコ動画では投稿者が行える「タグロック」を除けば視聴者らが自由にタグを付けたり外したりできるので例外は多く、「そういった傾向がある」程度だが。
好みが分かれるものなのか、「いろんなジャンルの作品のキャラクターが出てきますのでご了承ください」「ジャンル混合ですので構わない方だけ視聴してください」という注意書きを動画説明文や動画の最初に盛り込んでいる動画投稿者も居る。
同様に複数のジャンルのMMDモデルを用いた動画に付けられる類似タグに「MMDオールスター」というタグもある。だが、そちらは「オールスター」という言葉の持つニュアンスからも想像が付くようにかなり多数の元ネタ作品を扱っている動画に限定して使用されることが多い。一方、「ジャンル混合MMD」の場合は元ネタ作品の数は問わず、2作品のみが元ネタであっても使用されている(というか大半は2作品のクロスオーバーであるようだ)。
関連動画
「ジャンル混合MMD」の動画では、明らかに特定の作品の二次創作の投稿作品が多い。具体的には『艦隊これくしょん -艦これ-』、『Axis Powers ヘタリア』、『刀剣乱舞』、『Fate』の4作品で突出して多い(2022年1月現在)。また視聴数やマイリスト数から見てもこれらの動画は視聴者側からの人気も高いようだ。
これらの作品が人気作品である事や、作品のキャラクターのMMDモデルが充実している(「MMD艦これ」「APヘタリアMMD」「MMD刀剣乱舞」「fate/MMD」の記事を参照)ことなどが要因か。また、これら4作品は全て「歴史」を扱っているため、その他の作品と歴史上の共通要素でクロスさせやすいのかもしれない。
関連静画
関連項目
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